【つれづれ日記 其の壱】愛情という贈り物

こんにちは、小名由美子です。

小学校の頃読んだお話で大好きだったものの1つに、
オー・ヘンリーという人の書いた

「賢者の贈り物」というお話があります。
このお話は、新約聖書のエピソードを下敷きに書いたと言われているのですが、

あらすじは、、

貧しいけれど愛し合っている夫婦が、
お互いにクリスマスプレゼントを贈るために、お金を工面しようとします。

夫は「大切な祖父の形見の金の懐中時計」
妻は「自分の栗色の美しい髪の毛」
を売って、お金を作り、お互いにプレゼントを贈り合うのです。

贈り物は、、、

夫からは、妻が憧れていた彼女の栗色の髪に似合う鼈甲(べっこう)の櫛(くし)。
妻からは、夫の金の懐中時計に似合う上品なプラチナのチェーン。

結果的にお互いのプレゼントは無駄になってしまうのですが、
小学生だった私は、夫婦のお互いを想う気持ちに感動しました。

なぜ、この物語を思い出したかと言うと、昨日こんなことがあったからです。

仕事が早く切り上げられることになり、予定より早く帰ってきた夫。

ちょうどギャン泣きだった下の息子を抱きながら、
晩ごはんの仕上げをしていた私に向かって、

「オレ、家に早く帰りたいんだ~」
と言ったのです。

私は思わず「えっ?」と聞き返しました。

なぜなら夫はめちゃめちゃ仕事大好き人間で、
家族はもちろん大事だけど、とにかく仕事をしたい!!という人。

これまでも、仕事をしたい気持ちを抑えながら、
コミットして家族の時間を優先順位の1位に上げようと努力してきてくれたのを知っているだけに、

最近は、本当に家のこと、子どものことと、
家にいても忙しくて休まらないんじゃないか?
ストレスが溜まっているんじゃないか?と心配していたので、
(もちろん、大丈夫?ストレスたまってない?と主人に確かめてはいましたが、
主人に大丈夫と言われても私自身が少し心配してたので)

しみじみと発せられた「オレ、家に早く帰りたいんだ~」という
この言葉に私は驚いたのです。

なので、もう少し詳しく聞いてみると、
「正直、前は、早く帰らないと、私が二人の子どものお世話をするのが大変だから、
早く帰ってあげなければというのがあったけど、今は、早く帰りたいと思う。」

と言うのです。

私は、それを聞いて涙が出ました。
主人の私や家庭に対する自然な愛情を感じたからです。

晩御飯の時には、メニューを見て、

「オレ、鶏肉のこのおかず、大好きなんだあ」と言っていました。

実は、ちょうど前日まで高熱が出て体調を崩していた私に、
その日の朝、主人は仕事に出掛ける前に、

「晩ごはん、無理して作らなくていいよ。
もし作るの大変だったら、帰りに食べて来るから。
そしたら、おまえも子どもたちと一緒に寝られるし。」

と言ってくれていたのです。

ですが、熱も下がりかなり体調が回復していた私は、
ちょっとだけ手の込んだ、主人の大好きな鶏肉のおかずを作ったのでした。

そして、更に主人は、
「本当は帰りに一つ用事をしてこようと思ったんだけど、その10分がおまえにとっては大きいと思って。」と、

効率的なことが好きな主人が、それよりも私の気持ちを感じてくれて、行動してくれたのです。

その言葉を聞いて、
最近2人目の子どもが生まれて以前より大変さを感じてはいるけれど、
毎日の生活の中で、以前よりストレスを感じることが少ないのがなぜか、
主人と更に穏やかに楽しく子育てできているのがなぜかがわかったのです!!

以前、主人に、「前以上に手伝ってくれるよね。」と言ったことがあります。
すると、主人は、「全然今までと変わらないよ。」と言うのです。

確かにやってくれていることはそんなに変わっていないのかもしれません。
じゃあ、何が違うのか。

それは、私の、

「大変さをわかってほしい。」
「今、ここでこれを手伝ってほしい。」

という気持ちを、今まで以上に理解してくれているのを感じるからだと思うのです。

実際、生活の中で、子どもが二人になると、益々手伝ってもらえたら助かることは事実ですが、

それ以上に、気持ちを理解してもらえる、わかってもらえることで、
心が満たされて、私のストレスはずいぶんと減って、幸せを感じられているのだと思います。

「賢者の贈り物」のお話に戻りますと、

作者のオー・ヘンリーは、
「なべて贈答のやりとりをする人々のうち彼らみたいな人々こそが最高です。」
と言っているのですが、彼らってどんな人なんでしょう?
(※一般的に贈り物のやりとりをする人の中でも、彼らのようなやりとりをする人たちが最高です。
という意味です。)

小学生の私は、夫婦のお互いを想う気持ちに感動したのですが、
それから数十年、多少いろいろ酸いも甘いも経験しましたので(笑)、
もう少し、掘り下げて考えてみました。

「賢者の贈り物」というタイトルなのですが、
賢者とされた彼らが贈り合ったものは何だったのでしょう?

彼らが贈り合った「鼈甲の櫛」と「プラチナのチェーン」は無駄になってしまっているので、
「物」ではなかったことは間違いありません。

彼らが贈り合ったのは、、、
愛(愛情)だったのです!!

ここで描かれている、愛(愛情)のポイントは2つだと思います。

・彼らは、与える人であること。(見返りを求めない。欲しがらない。)
・彼らは、お互いが何を欲しがっているかを理解し合っていること。(相手の本当の気持ちがわかっていること。)

そして、この2つって、夫婦関係で、とても大切なポイントだと思うのです。

例えば、お料理、掃除、洗濯、、、

そういったことが趣味で、そもそも大好きという方は話は別ですが、
日々の主婦業は本当に大変なことが多くあります。
(あっ、私は割と好きな方ですが、それでも、子どもが生まれて、
気持ちや時間に余裕がなくなってくるとちょっと変化がありました。)

「私が、旦那さんに美味しいお料理を作ってあげたい。」
「私が、旦那さんを綺麗なお部屋で迎えてあげたい。」
という気持ちでやっているときは、

お料理も、掃除も洗濯も楽しいですし、
実は、旦那さんが喜んでくれても、それほどリアクションなくても(笑)、
自分の心は満たされています。

それが、気持ちや時間に余裕がなくなり、「やらなければならないこと」になったとたん、
「もっと手伝ってほしい!!」「私は毎日睡眠時間3時間よ!」「愛情の搾取です!!」となってしまうのです。
(遅ればせながら「逃げ恥」見て、最近はまってました(笑))

そうなると、旦那さんへの不満に心がさいなまれ、
イライラするし、ストレスはたまるし、ろくなことはありません。

実は、「与える人」でいられると、
相手にとって素敵なことはもちろんですが、

自分次第のことなので、相手の言動に振り回されることがなく、
そして、相手のためと思っていたら実は自分が満たされたり、癒されたりするというおまけつきで、
自分自身にとってもめちゃめちゃ素敵なことなんです。

それなら「与える人」にならない手はない!と、
私も、「与える人」となること、修行中です、、、

また、「お互いの本当の気持ちをわかっている」ということで言うと、
よくありがちなことに、

・ことばの裏にある本当の気持ちに気づいていない。
・こうだと思い込んでいる。
・今、ここ、の気持ちを感じ取ってくれていない。

といったパターンがあると思います。

私の場合で言うと、
以前の主人だったら、私が料理好きということで、私に料理を作らせてあげたい(と主人は本気で思っている)から、
「晩ご飯、外で食べてくるよ。」なんて言わなかったし、

効率的なことが好きな主人は、「10分間、2人の息子が泣き叫ぶ状況」は、
「たぶんそれくらい平気だろう。」「それよりも、これをしたい!」と、
10分でも早く帰ろうとは思わなかったと思うのです。

でも、今回、「私の体調の悪さ、少しでも休みたいという気持ちをわかってくれ、
2人の息子が泣き叫ぶ状況から引き起こされるいろいろな感情が、
私のストレスになることを想像してくれた」のです。

言ってみれば、私の気持ちをわかろうとしてくれ、寄り添ってくれたのです。

夫婦と言えども、人それぞれ、感じ方は違いますし、価値観も違います。

相手のことをどれだけ慮て(おもんばかって)、寄り添えるか、相手を尊重できるかということは、
どれだけ相手のことを大切にできるかということだと思います。

そして、「与える人でいる」ためにも、「相手を大切にする」ためにも、
とても大切なことは、
自分自身が、元気なこと、幸せなこと、満たされていることです!!

やっぱり心身ともに元気でないと、前向きな考えや行動、本来の感覚は出てきにくいですし、

自分を犠牲にして相手の幸せをというのも違うでしょうし、

自己肯定感が低かったり、自分が満たされていないと、
相手のことを認めたり、相手を満たすことは難しいと思うのです。

とまあ、今回の出来事や「賢者の贈り物」のお話を思い出しながら、
「愛」についてちょっと考えてみました。

そして、思ったことは、
やっぱり主人と「愛」を交わし合える関係でいたい!!
ということ。

そして、SmileHouseの活動を、
「愛」いっぱいの活動にしたい!!
ということです。

まずは、お母さん自身の元気と幸せのお手伝いができれば!!
と改めて思っています(^^♪

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