トラウマは克服できる!トラウマを克服して自由な人生を創り出す方法を徹底解説します!

こんにちは
Smile Houseの妙加です

前回はトラウマが私たちに与える
影響をまとめて紹介しました。

自分では気がつかない無意識のうちに
今の選択にも影響を与えているかもしれません。

傷ついたトラウマ体験を
もう一度思い出すのは

億劫に感じる人もいると思いますが
トラウマを克服することで

・生き辛く感じる気持ちが楽になる
・自分のしたいと思っている選択ができる
・自分らしくありのままで過ごせる
・信頼し合える人間関係を作っていける

というきっかけが拓けていくかもしれません。

自分自身で行えることが
たくさんあるので

ぜひ今から紹介する
トラウマの克服方法を

参考にしてみてくださいね。

心の傷が私たちの無意識の選択を決めている? トラウマが私たちに与える影響とっても詳しくまとめました

2017.09.22

トラウマ(心の傷)が私たちに与える影響とは?トラウマになる原因とトラウマの症状まとめました

2017.09.15

どうしてトラウマは忘れられない?

トラウマ

前回の記事で、
トラウマ記憶の特徴の一つに

無時間性があるといいましたが、

なかなか忘れられない理由のもう一つが
「嫌なことは、早く忘れたい」

という気持ちがトラウマ記憶を
克服することを妨げる厄介な気持ちなのです。

克服していくための最初のステップとしては
この「早く忘れたい」という気持ちを、

「向き合って癒していこう」という
姿勢に切り替えていかなければいけません。

否認、抑圧があるとなかなか克服できない

日常でなにか嫌なことがあったら

「なるべく早く忘れたいな~」
「これぐらいのこと気にしないでおこう」
「なかったことにしちゃおう!!」
「美味しい物食べて忘れちゃおう!(←私です)」

っていう気持ちになったりしませんか?

嫌なことってなるべく早く忘れたいなー
って思うし、

なかったことにしてしまおう
って思うのも

よくあることだと思います。

ですが、この

「忘れてしまいたい」
「なかったことにしたい」

という気持ちが実は厄介で、

私たちは自分の身に起こった嫌なことは
実際よりも軽く見てしまう傾向があります。

人から嫌なことを言われて
100傷ついたとしても、

「こんなことで落ち込んでちゃ、やってられないな」
という感じに、70ぐらいの傷にしちゃうんですね。

気持ちを切り替えることはとっても大事なことですが、
切り替えることと、その出来事をなかったことにしてしまうのは

全然違う話です。

気持ちを切り替えたとしても、
その傷ついた感情や出来事がなくなったわけではないからです。

意識しないよう、
心の奥底(無意識)の領域に押し込んでしまっただけなのです。

こういう風に

本当は感じている感情や
起こった出来事をなかったことにして

忘れたようにしていくことを
「否認」や「抑圧」といいます。

嫌だと感じた出来事や感情を
無意識に押し込んだ時は

忘れたように振る舞えるかもしれませんが、
実際は傷に蓋をして、

処理することを
どんどん後回しにしているだけなのです。

こういう出来事がたくさんあればあるほど、
強く残っていればいるほど、

私たちの無意識に大きな影響を与え、
ふとした瞬間にこみ上げてきたりするのです。

多くの人が
「嫌な記憶なのになぜか繰り返し思い出してしまう」
というようなことを体験したことがあると思いますが、

これは無意識に押し込まれて

忘れたように、なかったようにされている
傷ついた気持ちが

「なかったことにしないでほしい」
「傷ついたことに気がついてほしい」

と癒しを求めているサインでもあるのです。

抑制意図を持てば持つほど強調される

上記にもあるように
否認・抑制が強いほどトラウマ克服には
時間がかかります。

せっかく思い出したとしても、
なかったことにしてしまうからなのですが、

私たちの記憶は、
否認・抑制のように
押し込めて思い出さないようにするシステムと

思い出されやすくするシステムの
両方を持っています。

それが今から説明する
「抑制意図」です。

私たちのトラウマ体験は
否認・抑制が働き自覚していなくても、

実は気がつかない些細な出来事でも
思い出されている機会はたくさんあります。

トラウマ記憶は、できれば思い出したくない
不快な気持ちだったり、
傷ついた体験です。

そのため、
「思い出したくない!」という抑制意図を
私たちは自然と感じます。

この抑制意図は、思い出さないように、
考えないようにしようと思えば思うほど、
思い出されやすくなる性質があります。

「ピンクのゾウは想像しないでください。」

・・・って言われると
ピンクのゾウを想像していませんか?(笑)

「あなたの横を犬が歩いているけど
絶対に見ないでください」

・・・って言われるとなんだか
気になる・・・・。(笑)

というように、
だめって言われると私たちは
強烈に意識してしまうんです。

これはウェグナーという
心理学者が実験を行っています。

ウェグナーは大勢の人を集め、
A・B・Cの3グループに分けて実験をしました。

それぞれのグループにシロクマのビデオを
見てもらう実験なのですが、

その際に、

・Aグループには「シロクマのことを覚えていてください」
・Bグループには「シロクマのことは絶対に覚えないでください」
・Cグループには「好きに見ててください」

と指示を出して見てもらいました。

一年後に、そのビデオの内容を聞いた時に
記憶に残っていたグループは

「シロクマのことは絶対に覚えないでください」
と指示を出したBグループなのです。

逆に
「シロクマのことを覚えていてください」
と指示されていたAグループの人たちは

記憶が薄くなり覚えていませんでした。

この実験のように

私たちの脳は
記憶したいことは、なかなか覚えられず、

忘れたい、考えないようにしようと思うと
強調され記憶に残るようになっています。

ひねくれてますよね~(笑)

なので、忘れたいと思うトラウマ記憶は
実は頻繁に思い出されているけれど、

否認・抑圧もその度に発動し、
なかったことに、なかったことにと

感じないように、
さらに強く否認して奥底に追いやっていってしまっているんですね。

そうすれば、また抑制意図が働き・・・
と堂々巡りのままですし、

思い出す→否認→思い出す→否認
と繰り返していけばいくほど

実は私たちは自分自身で無意識に
さらに強く刻んでいってしまっているのです。

だから、まず
トラウマを克服するために大事な心がけが、

「トラウマ体験で
傷ついた自分自身の心と向き合う」

という姿勢なのです。

トラウマ克服の準備(心がけ)

トラウマ克服準備

トラウマを克服する方法はいくつかありますが、
どんな方法でやっていくかよりも

・トラウマ克服の知識を自分でも持っておくこと
・どう取り組んでいくのか?と当事者意識を持っておくこと

というように、
人ごとにせず、

トラウマ克服をするのは
自分の出来事だという意識が大事です。

本人が

「自分ではやりたくない、
辛い気持ちとは向き合いたくない、
だけど、トラウマ克服したいからやってください」

というような他人事の姿勢や
他人に依存した状態でいると

どんなにいい方法を知っていても、
どんなに腕のいいカウンセラーの人と出会っても

なかなか克服していけません。

トラウマ克服の心得とは?

トラウマはその出来事を受け止めきることができず、
心が傷つき、修正できなかっために起こっている心因性の反応です。

過去に起こった出来事を
なかったことにできないように、

傷そのものをなかったことにすることや、
消し去ることは、正直難しいのです。

じゃあ、トラウマ克服は
どうなれば克服できたと言えるのか?というと、

トラウマ体験の出来事や傷を消し去る
=克服ではなく

過去に囚われたまま時間を止めてしまっている
記憶の時間軸を取り戻し、

心に負った傷を自分自身で受け止め
感情のエネルギーを処理・発散することで

トラウマからの解放を目指します。

過去に受け止めきず
そのままになっている記憶と感情をもう1度思い出し

解消していくわけですから、
辛いと感じることや、うまくいかない時も必ずあります。

そのため、

・根気強く、自分の過去と向き合うと決める
・トラウマを克服したいという気持ち(目標)を持ち続ける
・自分のペースでやり続ければ、必ず克服できると希望を持つ

という気持ちが、
トラウマ克服をしていく中で最も大事で、
何よりも、自分自身を支えてくれる大きな力になります。

環境を整える

まずは自分のために
周りの環境を整えていきましょう。

安心・安全空間を確保(身体的安全)

自分自身を助けるために、今すぐできることの一つに
「安全」を確保するというのがあります。

トラウマ克服というと、
何か方法や手法というHOW TOを知りたくなる人も
多いのですが、

知ったとしても
それを心落ち着いてできる場が必要です。

また、日常生活で
現在進行形で複雑性トラウマに似たような環境に
知らないうちに身を置いている場合があります。

(パートナーの言動や、職場環境など)

自分では無意識のうちに
自らトラウマ体験を強化してしまう環境に
身を置いている人は割と多いのです。(トラウマの再現性)

特に複雑性トラウマを抱えている人に多いのですが、
そういった環境や状況を

見捨てられ不安や、罪悪感から、
これは自分の責任だから受け止めなくてはいけない

と、捉えていたり、

真面目で我慢強い人も多いので
こんなことで弱音をはいてはいけないと

環境に原因があったとしてもその場に居続け
抱え込んでいることがあります。

経済的な面が不安だから自立できないという思い込みや
無意識のうちに精神的呪縛ができていて

なかなか環境を変えることができないと
悩んでいる人も多くいますが、

これは自立することへの恐れの刷り込みです。

特に親との間にできた精神的呪縛

・一人暮らしをしようとすると、親に「これからどうやって
生活したらいいの?」と言われる
・自分が家を出たら、親を見捨てるような気がして申し訳ない
・自分が面倒を見てあげなくてはいけない、親には自分しかいない

というような依存関係や刷り込みを
うまく処理できないパターンが多く、

自分がどういう環境、状況で育ってきたとしても、
今、生きづらさを感じていたとしても、

親に対して罪悪感、申し訳なさを感じ、
側で面倒を見続けなければいけないという使命感を感じている人は多いのです。

上記のような関係は「共依存」という依存の関係性です。
(共依存もブログ記事まとめますね)

こういった関係をなかなか切ることができないことは
よくあることです。

心の発達や愛着形成に何らかの歪みが生じ、
大人になってからも精神的な距離を取れていないままなのです。

複雑性トラウマは特にその傾向がありますが、
トラウマ体験に親が関わっているというのは
とても多いことで、

自分の安心安全な空間を作り出せない環境に
親との依存関係があるのであれば、

親を捨てるというプロセスが必要になります。

依存関係の相手が恋人やパートナーであれば別れることや、
ひとまず別々に暮らすことも選択肢に入れましょう。

(ちなみに余談ですが、キリストや釈迦もこのプロセスを踏むために
出家しています)

これはとても勇気のいることだと思いますが、
一度自分の今の環境を見直すためにも

自分自身に

・自分が心からリラックスして安心できる空間はあるか?
・いつも誰かが出入りして落ち着かない環境ではないか?
・不意に自分の部屋に誰かが入ってくるような環境ではないか?
・自分の人生よりも他人の人生や世話をすることを優先していないか?
・いつも恐怖(怒られる、見捨てられるなど)や不安を抱えていないか?

と、問いかけて確認してみてください。

もし、環境が整っていないのであれば、
自分のことを理解してくれている人から支えてもらいながらでも

少しずつ環境を変え、
自分自身を安心安全な場所へ避難させてあげる必要があります。

トラウマ克服のためも含め、
自分自身のために環境をかえるのは、

誰かを見捨てることでも、
非道になることでも、
無責任になることでもありません。

今ままで一生懸命に
我慢して、耐えて、心がすり減るまで頑張り続けてきた
自分自身に優しくしてあげることなのです。

信頼できる人を作る(精神的安全)

トラウマ体験は、自分の体験であり、
主観的な出来事です。

そのため、それを話すか、話さないかの決定権は
自分自身にあります。

秘密にしておいてもいいし、
誰かに話してもいいのです。

ですが、
トラウマ体験を人に打ち明けるというプロセスは

トラウマ克服にとても大きなプラスの影響を
もたらしてくれるので、

自分のトラウマ体験を話すことのできる
信頼できる相手を作ることをオススメします。

人に話すこと自体がとても難しく感じたり、

理解されないかもしれないという恐怖や不安、
打ち明けたことで感じるかもしれない

羞恥心や不快感、絶望感、悲しみ、怒りなど
色々な反応が起こるかもしれませんが、

それでも人に話すというのは
とても大きな一歩になります。

話す相手が、親、家族、友達、パートナーで
トラウマ体験の相手も同じだと

その相手が受け止められずに
怒り、悲しみ、唖然という反応があるかもしれないので、

理想としては、信頼のできる身近な人を
何人か作ることが最良です。

もし、身近な人を誤解させるかもしれないという不安や
身近に信頼できる人を作ることが難しい状況であれば、

カウンセラーなどの専門家の力を借りるのも一つの
選択肢です。

私たちの時間は、止まることなく動き続けています。

心の傷も同じように、止まった時間が動き出せば、
囚われている状態から「過去の出来事」として
捉えることができるようになります。

そして、克服できれば、次に同じことに遭遇しても
それを乗り越えていく強さも手に入れることができます。

この「過去の出来事」と客観的に捉えるために
人に話すというプロセスがとても効果的です。

身近な人であっても、専門家であっても、

・自分が心から信頼できる関係性を構築する
・安心安全だと感じてから、話すようにする

というふうに、
一つ一つ丁寧に、ゆっくりやっていきましょう。

この関係性を作るところを焦って、
話した時に受け止めてもらえなかったと

感じるような反応が返ってきてしまうと、
さらに心の傷が悪化してしまいます。

確かに話すことは効果的ですが、
自分の心に無理のない範囲で

少しずつ話していって大丈夫なのです。

自分の傷を軽視しない

先ほど少し触れましたが、
私たちは自分自身に起こったことを

軽視してみがちです。

それは、気持ちの切り替えのために
必要なこともありますが、

トラウマ克服という視点から見ると、
「事実をそのままに受け止めれていない」状態です。

傷ついた体験を消化するには、
まずそのトラウマ体験や、

そこで傷ついた自分自身の心を
軽く扱うのではなく、

心が感じた痛みや本音をそのままに感じて
受け入れる必要があります。

「たいしたことないと思っていたけれど、
本当はこんなにも傷ついていたんだ。」

という自分の心の声をまずは聞いて
自分の本音を知ってあげましょう。

トラウマはただの症状だと認識する

・人が信用できない
・自分の気持ちをうまく表現できない
・つい反射的に嘘をついたり誤魔化してしまう
・人付き合いが苦手で、人といるとしんどい
・何事にも無気力、物事を継続できない
・とある場所、場面を思い出すとしんどくなる

昔から継続している、
今現在、もしくは最近そう思う

など、
人間関係、仕事、家庭、子育てなどを通して
起こっている問題や不具合は

自分自身の性格だし、
そういう人間だから仕方がないと

捉える人も多く、
そう捉えている人の多くが

「だから、変えられない」
「そんな自分が悪いんだ」
「相手がこうするから悪いんだ」

という風に思っている傾向がありますが、

実は
上記のような問題は「一種の症状」です。

もっと言えば、
そういう風に自分の性格だから仕方がないという
捉え方も、

変えられないと思っていることや
自己否定、他己責任をしているのも症状です。

物事に対して

・自分が悪い
・なんでできないんだろう、
・きっとできないからやめておこう、

と事あるごとに捉えていたら
それはものすごく生きづらく、しんどい事だと思います。

また、物事や人に対して

・思い通りにならないからイライラする
・自分の期待に沿ってくれない
・期待通りの行動をしなくてはいけない
・相手は悪くないのについ当たってしまう・・・

みたいなことを繰り返すことも、
生きづらく、しんどい事だと思います。

ですが、このような捉え方をもともと
持っていたわけではありません。

育った環境や
トラウマ体験によって、

・物事や人に対して否定的な視点で見る癖がついている
・原因は自分か他人にあるという視点でみる癖がついている

という症状が出ているだけです。

生れながらの人格ではなく、
生れてから作られていった価値観の一つです。

トラウマが起因の症状は
本来の自分自身の素直な気持ちではなく、

その上にかぶさっている鎧のようなものです。

つまり、トラウマから引き起こされている問題は、
後天的なものなので、今からでも改善可能だということを
まずはしっかり認識することが大事です。

トラウマ克服のステップ

トラウマ克服のステップ

トラウマの克服は
記憶の書き換えを進めていくことです。

私たちの記憶は思い出されるたびに上書きされ、
新たに保存されていきます。

トラウマ記憶の場合は思い出されるたびに

「やっぱり悲しい記憶だ」
「やっぱり嫌な記憶だ」

という上書きをして
保存し直している状態なのです。

逆にとても楽しい思い出は

「やっぱり楽しい出来事だった」
「やっぱり幸せなひと時だった」

という上書きをして
保存し直しています。

そのためトラウマ体験も
この記憶の書き換えをして

克服していきます。

とことん過去の出来事として割り切っていくのです。

トラウマ体験を過去の出来事だと割り切ってしまうのには
時間がかかると思います。

その過程で、辛かった記憶や出来事に遭遇すると思います。

ですが、ゆっくりでも
自分自身と向き合っていけば

必ずトラウマから解放され、
生きやすく過ごしていくことができます。

克服の順序を
コツやHow toも挟みながら
説明していきますね。

1、記憶は解釈だと認知する

記憶がトラウマとなったのは
目の前の出来事に対しての「解釈」が
原因です。

体験したこと、目の前で起こっていることに対して
どう解釈するのか?で

私たちは行動を決めて、
それに伴う結果を得ています。

例えば、
仕事を急に失った人が二人いるとします。

この二人は「仕事を急に失う」という
同じ出来事を体験しました。

一人は、
「リストラされて、もう明日からどうすればいいのかわからない。
どうして自分が・・・。絶望的だ。」

と解釈し、急に仕事がなくなるという
衝撃的な体験になりました。

もう一人は、
「これをいいきっかけにして、本当にやりたかったことを
今始めよう。人生の再スタートだ。」

と解釈し、今まで勇気が出なかった
夢を叶えるという道に進み始めました。

目の前の出来事をどう捉え、どう解釈し、
どう行動するのか?

そしてどんな結果を得るのか?
というのは、実は自分自身が決めています。

事実に対する解釈の仕方で、
出来事をプラス体験にしていくのか、
マイナス体験にしていくのかが変わるのです。

つまり、

解釈の仕方を自分自身で
選び直すことが、記憶の書き換えであり、

トラウマから解放され、
自分で自分の人生を幸せにしていく
一つの方法です。

起こった出来事や事実は変えられません。
私たちは過去に戻ることはできません。

事実をしっかり思い出し、
感情をもう一度感じることはとても大事です。

ですが、
過去に起こった物事の原因探しを
するだけではあまり効果がないのです。

原因を知ったとしても、
事実は変えられません。

仕事で大きな失敗をして大恥をかいた。
原因はリサーチ不足だ。

というトラウマになる出来事があり、
原因を知ったとしても、
今回は結果が出なかったという事実は変わりません。

その原因は?
どうして?なんで?

としていても、過去や現在に
何も変化はありません。

それどころか、
大きな失敗をして大恥をかいたという出来事が
頭の中で何回もリピートされ

さらにトラウマ体験が刻まれているだけです。

「どうして〇〇だったんだろう」
「どうして〇〇になったんだろう」と

自分自身に質問し、
自分の中の価値観で原因究明をし続けた結果、

辛い体験が繰り返し再生され、
強化され、より深いトラウマとして刻み込まれているのです。

原因究明は悪いことではありません。

ですが、原因究明の後に

「どうやって〇〇しよう」
「次は〇〇を達成しよう」

自分は物事をどう進めたい(捉えたい)のか?
未来に向けてどう行動したいのか?

という思考に切り替えていくことを
習慣にしていきましょう。

ただ原因を究明するだけだと

きっとこの人は、
次に「この仕事をやってみるか?」という場面では

何回も脳内でリピートされて大恥をかいたことが
より強調された記憶を思い出すはずです。

その出来事を起点にその後の日々で
記憶を思い出した時は

「リサーチすることを怠らず徹底していこう」
と思考を切り替えて行動していたとしたら、

「この仕事やってみるか?」と言われた時の
選択肢は、

ただ原因究明していただけの場合よりも
多いはずです。

2、紙に書く・声に出す

紙に書く、声に出すというのは
とてもシンプルで、

すぐにでも取り組みやすい方法だと思います。

忘れたい!
思い出したくない!

と思えば思うほど私たちの脳は
忘れられない作りをしているので

効果的なのは、
そのモヤモヤした感情、
忘れてしまいたい記憶を

外に吐き出してしまうことです。

嫌な過去を声に出して話す
嫌な過去を紙に書き出す

というシンプルなことが
ものすごく効果を発揮します。

自己分析に効果的

トラウマ体験は、感情、事実、体の感覚
など様々な要素が密接に結びついていることが多いです。

そのため、覚えているようで
実はあやふやかもしれないということや、

事実と認識がずれていたりするものです。

主観的に見すぎて、全体図が把握できていないんですね。

自分が嫌だと思っている記憶を思い出すことはとてもパワーが必要です。
言葉にしたり、紙に書くならなおさらエネルギーが必要になります。

ですが、このアウトプットするために思い出すという作業は
トラウマ体験を客観的に見直すことになり、

向き合うために必要な第一歩です。

もし人に言ったり
声に出すことに抵抗があるなら

紙に書き出して
ぐしゃぐしゃにして捨ててください。

書き出すという作業は
声に出すと同じ効果が期待できる作業です。

ポイントは、

ただ回想するのではなく、
声に出すor書き出す
などのアウトプットすることが重要です。

自問自答をするのもオススメです。

「自分はどんな場面に遭遇した時に恐怖を感じる?」
「いつも〇〇を気にしているのは何でだろう?」

ゆっくり焦らず問いかけてみてください。

事実を自分の解釈や、その時の雰囲気で
捻れた認識をしてしまっている場合もあるので、

感情移入をせずに
淡々と書き出すこともオススメです。

そこから、少しずつ少しずつ感情を
呼び起こしていきます。

最初は
色々な出来事、感情、思考が複雑に絡み合っていると思いますが、

深く深く掘り下げて思い出すほど、
感情はシンプルになっていくことが多いです。

最後は
「悲しかった」「寂しかった」
「恥ずかしかった」「羨ましかった」

という風なシンプルな感情にたどり着くこともよくあります。

自分の過去の記憶と向き合って
感情を丸裸にしていくイメージです。

焦らずにやってくださいね。

3、過去の記憶にして置き去りにする

トラウマ記憶を客観的にみて

・どんな出来事からできた記憶だったのか?
・どんな感情を感じていたのか?

というのを認識したら

次のステップはその記憶を
「過去の出来事」として置き去りにしていきます。

トラウマ記憶は、
過去に起こっている出来事にもかかわらず

今も大事に持ち続けている記憶や体験です。

それを正しい時間軸、

すなわち過去の出来事は
きちんと過去の出来事として

「過去の思い出の一つだったな」と
割り切れるまで処理していきます。

この処理を完了させることが
トラウマ克服、解消の大部分を占めます。

このステップが一番時間がかかります。

トラウマの傷の深さや
本人の努力次第ですが、

大抵1年~3年ぐらいはかかると
言われています。

トラウマ克服の心得で書いた、

目標(トラウマを克服する)や
必ず克服できると希望を持つことが

何より力になるというのは
トラウマを解消する特効薬はなく、

心の傷が癒えるには時間が
かかるからなのです。

今すぐ楽になりたい!
と、焦る気持ちや、

今不自由さや苦しさを抱えていて
辛いかもしれませんが、

時間がかかるからこそ、
焦らずに、自分のペースでやり続けることが
大事なのです。

ただ、トラウマ体験はある日突然、
綺麗さっぱり完了できた!というわけではなく、

やっている過程ですこーしずつ
処理されていくものなので、

体感的には、
プロセスを進めていく過程で
個人差はあるにせよ、

少しずつ楽になっていくのを
実感していけると思います。

記憶を思い出すパターンは2種類

私たちは記憶を思い出す時に
2種類のパターンがあります。

・客観的に思い出す

一つは記憶を客観的に思い出すパターンです。

この思い出し方の特徴は
過去の自分の姿を自分が見ることができます。

自分自身が映画のスクリーンに映っているように
見えるイメージです。

トラウマ記憶がなんども頭の中で
繰り返されている人は

この思い出し方が苦手かもしれません。

克服していく上で
この思い出し方もできると
気持ちが楽になるので、

日頃から
「自分自身をスクリーンに映して見る」

というのを心がけてみてください。

・主観的に思い出す

この思い出し方は、自分自身の姿は見えません。

自分の視点に、過去の出来事がそのまま
映されていると思います。

現在の自分が過去の自分に代わって
「再体験」している状態です。

気持ちや感覚、感情をリアルに思い出しやすいという
メリットがある反面、

そもそも、この思い出し方をするたびに

同じ解釈、同じ視点でなんども繰り返された結果が
トラウマです。

思い出すたびに
トラウマ強化がされていることや、

再体験のイメージをすることで、
脳は過去の出来事ではなく、

現在進行形の出来事だと錯覚するという
デメリットもあります。

トラウマがなかなか克服できない人は
記憶を再体験のように思い出す人が多い傾向があります。

どちらの思い出し方もできるとより良い

客観的、主観的、
どちらかが得意な人が多いと思いますが、

自分が無意識にどちらで物事を見ていることが多いか
少しアンテナを立てて感じてみてください。

どちらかが正しいということもありません。

トラウマ強化の知識を持っていれば、
無意識に再体験してしまっていると気付いた時には

客観的にみる癖をつければ良いですし、

主観的にみる方法で、
記憶を書き換える方法も今から紹介します。

逆に、客観的にみる癖が強い人は、
この主観的にみる方法は苦手に感じるかもしれません。

客観的にみると視野は広くなりますが、
どうしても感情を感じきるというのは

しづらくなります。

人それぞれ癖があるので
普段はその通りにしていて良いと思うのですが、

意識した時には
客観的、主観的のどちらの視点にも

切り替えられると
トラウマ克服をする上で

とても役立ちます。

主観的にイメージする場合

実際にトラウマ克服のための方法を紹介します。

主観的なイメージでは

・記憶を思い出すたびに腹の奥底でモヤモヤと感情が渦巻く
・記憶に連動して涙、怒り、悲しみがこみ上げる
・やり場のない怒り悲しみを感じるが受け入れられない
・特定の場や物事が怖い

というふうに、
「過去の感情」にフォーカスします。

特に複雑性トラウマなどが典型的な例ですが
積もり積もった中で形成されたトラウマだと、

その過程で、否認されたり、
抑圧された感情が多く存在しています。

その傷ついたけれど蓋をされてしまった感情が
膿のようにじくじくと膿んでいるんですね。

これは、
ただ、思い出し、記憶を再生するのではありません。

それだと、ただトラウマ強化をしてしまうだけです。

何をするかというと、

主観的に思い出し、

受け止められずにいた感情を
もう1度感じきります。

感情を受け止め、それを含めて
事実を正面から受け止めるのです。

これは、はじめはかなり抵抗がある人が多いです。

感情を受け止めないことで、
事実からも目をそらし、

なんとか保ってきたわけなので、
その強烈な感情を体験することに恐怖を感じます。

ですが、この場合
「受け入れない」「受け止めない」ことから

心が病んでいってしまっているので
この「受け止める」「認める」ということが

とても効果的なのです。

トラウマ体験などでは
感情を抑え込むという作業を
無意識にしていますが、

実はこれも強烈なストレスになっています。

日常で何かイラっとしたとしても、
それをそのままに言えない時もありますよね。

大人だしグッとこらえて。。。とか
仕事の場面で我慢しなきゃいけない時もあります。

それを解消して心身の健康を保とうと
私たちは「ストレス発散」をしているのです。

話す、買い物をする、
食べる、運動をする・・・

など方法は人それぞれですが、
ストレス発散はいわば、

押さえ込んだ感情を発散しているんですね。

複雑性トラウマなどは特にですが、
押さえ込んだ感情がつもりに積もっている状態です。

感情を抑え込めば抑え込むほど、
心と体には負担がかかり、

バランスを崩していきます。

だからこそ、当時感じていた感情に向き合い、
受け入れて、解放することで、

トラウマ記憶の時間を取り戻していきます。

何かわからないけどいつもモヤモヤして
心の状態が優れないという不調や、
なぜかすぐにイライラしてしまうということを

慢性的に感じていた人は
トラウマ克服の過程で改善していく人が多いです。

過去の感情を感じる手順

これは安心安全だと感じれる環境があることが大前提です。

そこでリラックスして座り、今の感情を感じながら
心を落ち着けます。

心が落ち着いたら、過去の体験を意識して思い出します。
そしてその体験に入り込んでいきます。

その体験が幼少期のものなら、

あなたは今、子どもの頃の自分の目線で
その出来事を見ているはずです。

湧いてくる感情から目をそらさず、
味わい続けます。

(最初は怒りがこみ上げてくる人が多いですね。)

認めたくないと思っても、
逃げ出したいと思っても、

感じれるだけ感じます。

涙が出てきたら、そのまま泣いてください。

もし、記憶の中で何か言いたいことを
思い出し、それが言えそうであれば、

声に出して言ってみます。

その時、本当はこう思っていた、
こう言いたかった、という

忘れていた記憶かもしません。

最初はとても苦しかったり、
ぷつっと切れてしまって何も感じないという場合や

なかなか入り込めないという場合もあると思います。

ですが、コツは、
感じることから逃げないことです。

ここで感情を感じることから逃げてしまうと、
ただ記憶が再生され、再体験し、トラウマ強化がされてしまっただけで
終わってしまうことになりかねません。

感じれなくても、感じる努力が必要です。

多くの場合、怒り→悲しみという順で
感情が出てくることが多いようです。

特に、悲しみを感じる部分が
つらかったり、なかなか感じれないかもしれません。

でも続けていれば、次第に感じれるようになります。

何度もなんども繰り返していくうちに、
深く、深く、感じれるようになっていきます。

もし、最初つらかったり、感じることが難しい場合は
体験に入り込んで行かずに、
フラットな状態で感情を味わう意識から初めてみてください。

無理に思い出す必要はありません。

自分の心が受け止められる部分までしか
私たちは感じることができないようになっています。

今の最良のところで味わって、
すこーしずつステップアップしていきましょう。

なんども感じていると、
今まで怒り、悲しみ、憎しみ、など色々な感情が渦巻いていたことが

ふと軽く感じる瞬間がやってきます。

苦しい苦しい・・・とやってきたけれど
急に目の前にお花畑が!!みたいな感覚です(笑)

これを受容というのですが、
ここが「受け止める」というプロセスです。

この受容をたくさんすればするほど、
心は楽になり、解放されていきます。

主観的にイメージしてのトラウマ克服は

感情を感じる→受容というのを繰り返し、
過去を受け入れていく方法です。

これは同じ記憶で何度しても良いし、
違う記憶でしても良いです。

どんな体験であっても1回で解消はされません。

1度受容したから
完全にトラウマから解放されたというわけでもありません。

トラウマ記憶は一皮抜けば、また新たな皮が・・・
というように何層にも重なっています。

今まで感じれなかった部分が
次第に感じれるようになり、

外壁から
どんどん中心部に向かっていく・・・
というイメージです。

イメージの中で行動を変えていく

主観的にイメージして意識的に再体験を呼び起こし
乗り越えるという方法もあります。

トラウマ体験で実は最も確実に克服する方法は
そのトラウマの恐怖を再体験した時に、乗り越えることです。

ちょっと荒っぽく聞こえますが、
恐怖に打ち勝ち新たな行動を起こすのです。

でも、そんなの急にやれー!と言われても
怖いですよね。

怖いからトラウマになっているし、
今悩んでいるわけですから。

なので、まず
イメージの中で、乗り越える練習をします。

昔犬に触ろうとして噛まれてしまい
それ以来怖くて近寄れない人が

このトラウマを克服するには
「犬は触ろうとしても噛まない」という
体験を積むことが一番手っ取り早いんですね。

これも、安心安全な環境が大前提です。

深呼吸をして心を落ち着けたら、
ゆっくりイメージしていきます。

ここで大事なのは、
「不安・恐怖を感じたらすぐ現実に戻っていい」

というルールを心に決めておくことです。

噛まれる、怖い、噛まれる、と怖くてたまらないのに
現実に戻ってはいけない、触れるまで頑張らなくてはいけないと

思っていたらパニックになってしまいます。
そんな修行のようなことはしなくて大丈夫です。

のんびりいきましょう。

その体験の犬でも良いですし、
身近な人が飼っている犬でも良いです。

イメージしやすいワンちゃんを
思い浮かべてください。

そして、ゆっっくーり近づいていきます。
自分が犬に近づいているところをイメージしてください。

ゆっくりゆっくり手を差し出して、
ワンちゃんを触ってみてください。

ここで焦ってトラウマの再体験をそのまましてしまうと
そのワンちゃんはガブッと噛んできます。

そのイメージしか持てない時は、
一度現実に戻り、深呼吸して心を落ち着かせましょう。

ゆっくりとイメージして、
犬は噛まないという体験を積んでいきましょう。

ただ、これはイメージすることが苦手な人や、
子どもにはなかなか効果が出ないと思います。

そういう場合はちょっとハードルは上がりますが、
現実世界でトラウマを再体験して乗り越える方法を
とります。

実際に再体験して乗り越える

これはシンプルに
犬に噛まれて恐怖を感じている人は

犬に触って「大丈夫だ」と実際に体験を積むことです。

ですが、トラウマ体験の傷が深いと、
危険が伴います。

目眩や貧血、嘔吐、頭痛、腹痛というような
身体症状が現れたり、失神してしまう場合もあります。

イメージの中でやるよりも、より慎重に
ほんのちょっとだけ勇気を出してみる

ぐらいの慎重さが必要ですが、
現実で実行していく分、効果も大きいです。

また、理解のある人の助けも借りやすいというのも
良い点です。

トラウマイメージ

客観的にイメージする場合

次は客観的イメージの場合です。

客観的イメージの方法は、
トラウマ体験を映画のようにスクリーンに映します。

徹底的に、トラウマ体験を外から見ることで、
脳に「もう過去の出来事なのだ」と認識させていくのです。

コツは、
現在の自分は椅子に座ってスクリーンを見るイメージを
強く持つことです。

できれば一番後ろの席に座りましょう。

スクリーンから離れるほど、
臨場感が薄れるため、客観的に観ることができます。

場所取りができたら、
スクリーンに過去の自分を映して、

トラウマ体験を映画のように見るのですが、

スクリーンに出てる過去の自分は
「彼」「彼女」だという意識を持ちます。

初めは、映像を見ていて苦しく感じたり、
途中で見るのをやめたくなるかもしれません。

そういう場合は一度休憩して、
心を落ち着かせましょう。

見終わった後は、
「これはもう終わったことだ」と

声に出して呟きます。

映画を見ながら、この映画の主人公は
「彼」「彼女」がしているんだと

自然と感じることができるまで
なんども繰り返します。

見終わった後は必ず
「もう終わったことだ」と呟きます。

客席の一番後ろでそう感じれるまで
繰り返し見たら

次は、入り口のドアのところに立ちます。

そして、椅子に座ってトラウマ体験の映画を見ている
自分の後ろ姿を眺めて見てください。

そして、
「あれはもう終わったことだ」と
声に出して呟きます。

そして、スクリーンに幕が降りたら
映画館を出ていきます。

これは、脳が現在進行形の記憶だと認識してしまっている
トラウマ体験を

過去のものだと認識させる方法です。

「これは終わったことだ」
「過去のことだ」

と見終わった後はきちんと声に出して呟いてください。

私たちは、何か辛いことがあったり、
受け止められないことがあると

その原因を自分自身に作り出す癖があります。

「もっと〇〇していたら」
「自分が〇〇だったから」

と、自分を責めて
罪悪感を抱える傾向があります。

こうすることで、
事実や、本当は傷ついた自分自身のことから

目をそらしたり、
認めないようにしているのです。

そのため、
事実は認め、受け止め、

自分自身のことを許してあげて
過去に作り出した罪悪感の鎖から解放してあげなくてはいけません。

映像を見ているうちに、
感情がこみ上げることや苦しく感じることが
あるかもしれません。

そういう場合は、休憩しても良いです。

ですが、目をそらしては克服できません。

スクリーンに映る過去の自分が
「彼」「彼女」と思えるまで、

これは過去の出来事だと思えるまで、
何回も何回も映画を見て

「もう終わったことだ」と
呟いてください。

トラウマ体験が、
「ただの過去の記憶」という認識になってしまえば

それはもうトラウマ記憶ではなく、
自分の過去のほんの一部にすぎません。

4、人に話す

もしかするとこれも難関に感じる人もいるかもしれませんね。

自分の嫌だった記憶、
言いたくない過去などを

人に話すというのはとても勇気がいるかもしれません。

ですが、人に話すためには、
きちんと受け止めていなくては話せません。

人に話せない理由は人それぞれですが、

事実を受け止めることが怖い、
事実を認めることができない、

または
何か問題が起きても、自分はどうにもできない

というような心理があると、
人に話すというのが怖くなり
私たちは話すことができなくなります。

自分のしてしまった行動を認めたくない、
相手の反応を見ることが怖い、

話して傷つくかもしれないことを受け止められない、

相手との仲がこじれてしまっても
自分は作り直していくことができないなどが例に挙げるとあります。

トラウマを思い出すのと同じで、
私たちは

自分の受け止められる範囲内で
人とコミュニケーションをとっています。

なので、トラウマ体験を人に話すことができた部分は
トラウマを克服している、認めているということなのです。

自分一人では言葉にできる、人に話すのはまだちょっと。。。
という場合は、あと一歩という感じだと思います。

人に話すことで、さらに客観的に見つめ直すことができるという
相乗効果もあります。

完全に3の過去に置き去りにしてからを完了させてからではなく、
話せる人がいるなら、

その過程でどんどん話していきましょう。

人に話すことでさらに克服のステップが進む

忘れたいと思えば思うほど
忘れられない私たちの脳は

吐き出すことが効果的なのですが、
人に話すことで、

さらに客観的に自分を見ることができますし、
感情の解放に繋がることもあります。

声に出して誰かに話すことで、
気持ちが浄化されるのです。

番外編 飽きるまでやって見る

私たちは、どんなに初めは興味があっても
「飽きる」という脳の仕組みを持っています。

すっごい美味しい食べ物も、
楽しい場所も、

毎日、毎日、
四六時中ずーっっっと一緒だと

飽きてきますよね。

ちょっとたまには違う食べ物も・・とか
違うことしたいなぁ・・とか。

なので、今はずっと大事に考えて
持っている過去の記憶も

毎日、毎日考えてやっていると
「どうでもいいや・・・」

となんか考えることが
どうでもよくなってくることもあります。

これはトラウマも同じで、
主観的に客観的に見つめ直して

向き合って、受け入れて

紙に書いて、人に話して、
また思い出して、とずっとしていると

脳が「もう、どうでもよくない?」と
飽きる時がやってきます。

実はこれはとても効果的です。

どうでもよくなり、
優先順位が下がったわけです。

とりあえず、飽きるまでやり続けてみてください。
その頃には、自然とトラウマからはだいぶ解放されています。

行き詰まった時には・・・

トラウマ休憩

トラウマ克服には時間がかかりますし、
うまくいかない時ややめたくなる時が

必ずあります。

「まぁ、別に今のままでも・・・」
ってな具合に、それとない理由もありますし

やめてしまう人も多いです。

そんな時は、下記のことも振り返ってみてください。

トラウマにユーモアをプラスする

トラウマ=つらい、苦しい、悲しい

というのは、過去の自分がその出来事に対して
そういう解釈をし、

「とてつもなく深刻に受け止めた結果」
でもあるのです。

そのため、今現在の自分が、

その深刻に受け止めている結果に
「楽しい演出」を加えてみましょう。

記憶を思い出す時に
PopなBGMを流してみたり、

登場している人物をゆるキャラにしてみたり。

コツは
徹底的にふざけた演出を加えることです。

昔、追いかけられてとても怖い思いをした
という体験があったとして・・・

追いかけてきているのが
某ゆるキャラだったらどうでしょう?

鬼の形相で怒っている相手が
某テーマパークのカチューシャをしている・・・

怒鳴り声がヘリウムガスを吸った声・・・・

というふうに深刻に考えることが
馬鹿馬鹿しいと感じるような演出です。

なんせ、トラウマの大半は
自分の解釈を深刻に受け止めている状態なので

トラウマ克服の特効薬があるとすれば、

こういったおふざけを
楽しむ余裕を持つという気持ちが
最良の薬です。

自分は大丈夫だと信じる

これは特に複雑性トラウマを持つ人に
強く持っていてほしい気持ちですが、

トラウマ克服で大切なのは、

「自分に罪はない」
「本来の自分自身に問題があったのではない」

ということをしっかりと知ることです。

どういうことかというと、

・自分に何か問題があった
・こんな自分だから仕方がなかった

という思考こそが、
トラウマの症状だからです。

災害や事故ではなく、
人との間で作られたトラウマは

相手から

「お前が悪い」(だからお前は裁かれている)
「お前がおかしい」(だから罰せられるんだ)

というメッセージを刷り込まれている状態です。

そういうメッセージを受け取り続ければ、
「自分が悪い」「自分の責任だ」という思考に
なっていくのはそれもまた仕方のないことだったのです。

自分自身に問題があったのではなく
そういう外部環境や、状況があり、

トラウマになって症状が出ているだけだと
信じることがとても大事です。

トラウマを克服して症状が軽減してくれば、
本来の、ありのままの自分自身が現れてきます。

トラウマ症状がたくさん出ている間は
自分ですら本来の自分がわからなくなっている状態です。

過去はもう起こらないと信じる

客観的にみて視野を広げると
色々なことに気がつくかもしれません。

自分のせいだと思っていたことが、
実は避けようがなく仕方のなかったことだったかもしれないし、

自分とは全く無関係な理由があったのかもしれません。

逆に、その出来事が今起こったとしても、
今の自分ならもう少しうまく対処できたり、

防ぐことができたり、
逃げることだってできたかもしれません。

幼少期にできたトラウマは特にそうですが、
幼かったから、仕方のなかったことで、

自分自身に非があったわけではなく、

ほとんどが相手の問題に振り回され
結果、傷ついたということです。

過去の出来事と、自分を責めたり、
罪悪感を感じる気持ちを

しっかり区別して考えることで、
見えてくることがたくさんありますし、

トラウマ克服へ繋がります。

過去は過去としっかり割り切る

過去はあった出来事は変えられませんし、
その出来事を体験したこともまた事実ですが、

なぜ、過去の出来事は変えられないかというと、
過去にタイムスリップできないからです。

私たちは過去に触れることはできません、
同じように過去は私たちに触れることができません。

どういうことかというと、

過去にどんなことがあっても、
実は、私たちは過去とは無関係に生きることができます。

過去の〇〇が影響している、
過去の〇〇をどうにかしないと
と思いがちですが、

それは過去に依存し、
過去にフォーカスが当たっているため
そういう思考になる傾向があるのです。

過去に囚われた状態、トラウマとはそういうことです。

自分のフォーカスを未来に合わせるだけで、
現状はかなり楽になっていきます。

初めは、それが難しくても、
意識して未来目線にし続ければ、

いつか気が付いた時には

〇〇のためにはどう行動していこう
〇〇のようになりたいからこうしよう

と、自分の望む未来に向けて活動していく癖がつきます。

同じ経験をした2人がいても、

一方は、
〇〇があったから今うまくいかない、
〇〇をどうにかしなければ

と、過去にフォーカスして過ごす人と、

過去は過去と割り切り、

夢を叶えた自分だったら今〇〇するだろうな
3年後〇〇になる自分だったらこうする

と、未来にフォーカスして行動していく人とでは
全く今の過ごし方や、捉え方、

きっとこの先の未来も変わってきます。

過去にフォーカスする視点も1つの癖です。
未来にフォーカスする視点も1つの癖です。

未来にフォーカスする癖をつければ
トラウマ克服はとても楽になります。

未来視点で今を生きながら、
トラウマを克服していきましょう。

自分を定義付けしているなら、それに気づく

確かに、過去にあった体験をずっと引きずっていると
今現在の思考や行動にも影響してきます。

・自分は愛されない
・世の中は危険だ
・お金は人を不幸にする
・人は信用してはいけない

トラウマ体験でこういった
ネガティブな価値観が根付くと、

それが自分自身のセルフイメージになるからです。

トラウマ体験を克服することにも
悪影響ですし、

セルフイメージが低いままだと
トラウマを克服しても
過去に囚われた状態から抜け出せません。

この低いセルフイメージや
トラウマ体験に特別感を見出しているからです。

どういうことかというと、

「自分はこんなトラウマを抱えていた」
「自分はこんな体験をしてきた」
「昔ものすごく貧乏な暮らしをしていた」

というのがある種ステータスのようになっていて
特別感を感じている人もいるのです。

ある意味、自分は
特別な存在だと定義付けしてしまっているため、

なかなかプロセスが進みません。

特別であることをまずは
手放す必要があります。

こういった定義付けはとても都合の良い
理由をたくさん作ってくれます。

すごく身近な例だと
血液型占いなどで、

自分や人の性格を決めるなどです。

ちょっと細かい部分があれば
「もしかしてA型?」

ちょっとマイペースなところがあれば
「もしかしてB型?」

というようなことです。

これを自分自身にすると、

いつも人目を気にして、協調性を気にして
自分の意見を言えない・・・

だけど私A型だし・・・。

という具合に。

定義付けすると
向き合わなくて良くなるんですね。

A型だから仕方ない
が結論です。

成績が良くなかったから
「自分は頭が悪い」

仕事で怒られてばかりだから
「自分は仕事ができない」

という風に、外の評価から自分を
定義付けしている人は意外と多いです。

そしてこれの困ったところは、
定義付けしていることに

本人が気がついていないことが
多いことです。

成績が良くなく、強く叱られ、
その経験がトラウマ記憶として残り、

その時に同時に
自分は頭が悪い人だと定義付けをして

なんとか勉強ができるようになる努力はしないまま
「頭が悪い人」として生きる選択をしているのですが、

自分は勉強してもできない人間だ
と自分で定義づけして決めてしまっているのです。

こういう場合、その時のトラウマ記憶を克服しても、
「頭が悪い人」という定義付けはそのまま残ります。

これがトラウマ克服でも起こります。
「トラウマを持っていた自分」に縛られてしまうのです。

トラウマを克服しても、

・自分は今までこういう体験をしてきたから
・自分はいじめられていたから
・自分は貧乏だったから

と、過去にフォーカス思考のままになり、
トラウマを克服しても人生を造っていけません。

こういう風に私たちは、
他人からの評価やカテゴリーに縛られてしまうと

「うまくいかないのはそれのせい」と
人、環境、状況のせいにしてしまいます。

その状態だと本来の力を発揮できません。

自分が自分に対して100%の影響力があるという自覚や
自信がなくなってしまい、

自分のことは自分で変化させていける、
自分の人生は自分が創り出していけると

信じることができなくなるからです。

こういう状態になってくると、

トラウマ克服や、人生を創り出す時に
人に依存していくようになります。

・トラウマを克服できたのは〇〇さんのおかげ
・人生が幸せになったのは〇〇さんのおかげ

という風になっていきます。

自分が自分への影響力100%で過ごせていないため、

心の深い部分では

自分一人では幸せになれないと自分を信用していないし、
自分のことを諦めてしまっています。

「〇〇さんがいたから、自分は幸せになれました」

と、そのような心の根があっても
楽に生きているように見える人もいますが、

状態としては、
人次第で自分の人生の幸せが決まる状態であり、
手綱を人が握っている状態です。

人は心の豊かさや、
心の成長の度合いなどによって
様々な課題やステージがあると言われているのですが、

この、
「自分には力がないから誰かに依存して生きている状態」
というのは

ステージでいうと
かなり初期の段階になります。

本当の意味でトラウマを克服し、
自分の幸せや、人生を創り出していくには

この依存している状態を抜け出す必要があります。

実は私たちが、本当に幸せを感じるようになるのは、

自分の力で、人生を創り出しているという実感を
感じるようになってからだと言われています。

自分の力で創り出していくステージの先に
本当の自由と、ありのままそのままに

自分を表現し、自己実現していく幸せのステージが
待っています。

自己成長のステージまでいけると、
どんな過去に対しても、

「あの体験が自分の成長の糧にできた」
と、怒り、悲しみを超えて、

自分には必要な出来事だった、
大事な経験だったと前向きに受け止め、

捉えることができます。

もっと先まで行くと
「そんな過去もあったね(笑)」

というように
過去には何も影響力がないことを認識し、

自分が創り出す現在の時間を楽しんでいるので
影響力のない過去にわざわざ思いを巡らさないという

風になっていきます。

これは、意識の問題なので、
自分がどう生きるかを決めるだけです。

そして、未来は
どんな過去を持っていても、選べます。

そういった未来を選ぶのなら、

今も大事に持ったままにしている
過去の出来事から作りだした自分の定義づけは置いていきましょう。

過去ではなく、今の自分を抱きしめる。今ここを生きる

トラウマ体験を思い返していると、

「もっと愛されたかった」
「その出来事を知らない自分に戻りたい」
「あのとき、本当は悲しかった」

などなど、様々な記憶が蘇ってくることも
あると思います。

確かに、その過去も自分であり、
切り捨ててはいけません。

ですが、切り捨てず、だけれど
こだわらない心を持つことも大事です。

過去にこだわり、
変えられないものを一生懸命にどうにかしようとしている

今この瞬間も、私たちは生きています。

傷ついたり、悲しんだ心を持ったまま
今を一生懸命に生きている

自分自身をほっぽり出して、
過去にばかり目を向けていては本末転倒です。

そういう過去があったけれども、
精一杯生きてきて、
そして今も生きている、

現在の自分自身の価値や、心に目を向け、
自分自身をしっかりと抱きしめましょう。

許す決意をする

トラウマが克服できないのは
過去の記憶を手放さないまま、

握りしめているからなのですが、
そうしている理由の一つに、

その出来事、人、自分を
許せないというのがあります。

その出来事に関わった人たち、
その出来事が起こった理由、
その出来事の最中の自分自身、

そういったものが許せないから
いつまでもこだわって、手放せないままでいます。

すべてのものには欠点があり、
人は欠点だらけで、未熟で、間違いも
よく起こす存在だという認識が大事です。

つまり、
他人や自分自身の許せない部分を認め、受け入れ、
許し、愛することを決めなくてはいけません。

許し、愛した瞬間にトラウマになっている
許せない出来事から解放され、

過去にとらわれない人生が始まっていきます。

これは、簡単なことではないかもしれません。
それこそすごく時間がかかるかもしれません。

ですが、この許し、愛するという思考は、
トラウマ克服だけでなく、

人生の中でたくさんの幸せを運んでくれる
素晴らしいマインドです。

まとめ

トラウマまとめ

今回は「トラウマ」についてを3記事にまとめました。

最後のトラウマの克服については、
少し難しく感じる部分もあるかもしれませんが、

焦らずに、自分のタイミングで始めてみてください。

何回かお伝えしていますが、焦らず無理せずにが
とっても大事です!

思い出せない、うまく感じれない場合、
今はまだ心の準備ができていなかったり、

タイミングではないのかもしれません。

トラウマ克服にはとても時間がかかります。
だからこそ、根詰めずに、
だけど着実にすこーしずつ進めていくことがポイントです。

実際に私が実践してみて感じている
トラウマ克服に大事だと思うことは、

・焦らず自分のペースで進めていくこと
・トラウマは克服できると信じること
・なぜ克服したいのか?という目的をしっかり持つこと
・継続すること

です。

特に、どうしてトラウマを克服したいの?という
自分の中にある理由を明確にしておくのは大事だと思います。

目的がないと、中途半端なところでやめてしまったり、
うまくいかないと、諦めてしまいます。

実際、途中で諦めそうになって
「もう私向き合った人」って定義付けして
やめようとしたこともありますしね・・・(笑)

何か迷っても、うまくいかなくても、
結果を感じれなくても、

最初に、やる理由を自分の中で
持っていれば、

またここからやっていこう
と思い直すことができます♩

目的さえあれば、あとは、時間がかかることなので、
継続して続けることです。

ってよく簡単に継続って言いますが、

これがなかなか続かないんですよねぇ・・・
本来は私も超三日坊主タイプですし・・・(笑)

というか3日続けば頑張ったなぁぐらい
継続力なんて皆無で、

何一つ続いたことはなかったですが、

このトラウマ克服などは、
自分が思い出した時にはやっておこう〜ぐらいの

ゆるゆるペースで3年ぐらい続いています。

最初にどんなに継続力がなくても、
ちゃんと目的があれば

継続ってしていけるものなのかなと思います。

ぜひ今回のトラウマシリーズも
参考にしてみてくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

SmileHouseスタッフの妙加(たえか)です。 仕事に追われつつドタバタと記事を書いていますが、がんばって子育てに役立つ情報を更新していきたいと思っています。 最近はランニングとあんこと半身浴にハマっています♪