モンテッソーリ教育【運動の発達と脳の発達】重要なのは環境!

こんにちは
Smile Houseの妙加です。

モンテッソーリ教育について第5回は
子どもの発達と運動や脳の発達の関係性です。

「運動」と聞くと一般的には
スポーツや体育的なものを連想される方が多いと思います。

ですが、子どもの発達に関する「運動」は
体育的なものより、1つ1つの動きや動作のことをさします。

例えば、
「椅子に座る」「ハイハイをする」「ものを掴む」などです。

生まれたばかりの赤ちゃんは
運動をほとんど習得していない状態で生まれてきて

発達を遂げていくのですが、

実は運動の発達は
子どもの自立にも重要な役割を果たしています。

今回はの発達と脳の発達と自立に関して
解説します。

運動の発達と脳の発達

運動の発達

自立と運動の獲得

運動を脳の観点から見ると、
脳の中には神経細胞と呼ばれている細胞が1000億ほど存在しています。

人間が進化をしてきた過程で、一番新しい脳の部分を
大脳皮質というのですが、

この中だけでも130億の神経細胞が存在しています。
この神経細胞の絡み合いによって、運動は起こります。

運動がなぜ大切なのか?というと
子どもは自立に向けて発達を遂げていくのですが

自立というのは以前紹介したように、

「自分自身で様々なことが
できるようになること、分かるようになること」です。

自立を促していく、自立を獲得していくために
子どもには「自己教育力」が授けられていて、

この自己教育力によって子どもは
自分自身の力で様々なことができるようになるのですが、

そのできるようになる対象の多くの割合が
「運動」なのです。

生まれたばかりの赤ちゃんはほとんど何もできませんが
1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月となるにつれて

お座りができるようになる、ハイハイができるようになり、
つかまり立ちができるようになり、歩くことができるようになりますね。

様々な動作や動きができるようになる、
これが「運動の発達」と呼ばれるものです。

そのため、自立に向けて運動の獲得というのは
欠かすことのできない要素なのです。

脳の神経細胞

先ほど、脳の神経細胞について少し
触れましたが、細胞はこのような感じになっています。

樹状突起

出典:看護roo!

これが脳の中にある1つの神経細胞で、
このような細胞が1000億も存在しています。

生まれたばかりの赤ちゃんの脳の中にも
大人の脳の中にも同じ数の神経細胞が存在しています。

しかし、大人の脳は大きくて重たいのに対して
赤ちゃんの脳は小さくて軽いですよね。

数は一緒なのに何が違うのか?というと、
神経細胞同士が繋がっているか?繋がっていないか?

が起因しています。

図の神経細胞を見てみると、
1つの神経細胞からは枝のようなものが出ています。

これを樹状突起というのですが、
この樹状突起が枝分かれしていき、

他の神経細胞から出てきている樹状突起と
結びつきます。

その結びついた樹状突起どうしの間を電気信号が流れ、
赤ちゃんは色々なことができるようになっていくのです。

「モノを持つ」という動きを例えにすると

・持ちたいものを見る
・見たいものに対して腕を伸ばす
・指を広げて握る、持つ

ということができるようになるために

指や腕から繋がっている神経細胞どうしが結びついて
その結びついたところに信号が流れてくるのです。

脳の観点から見ると、運動は

「神経細胞どうしのつながり合いと
繋がったところに流れる信号によってなされる」

ということになります。

樹状突起の枝分かれが大事

下記の図はどちらも1個の神経細胞から樹状突起が
枝分かれしている様子です。

樹状突起

よーく見ると

左側の神経細胞から出ている樹状突起の様子と
右側の神経細胞から出ている樹状突起の様子は

異なっていることがわかります。

左側はまばらで、
右側はとても密に樹状突起が出ています。

これは、環境によって樹状突起の出方が
変わってくることを示しています。

豊富な刺激に富んだ環境で子どもが育つと、
子どもの脳の神経細胞は樹状がとても密に枝分かれします。

樹状突起が密になればなるほど他の樹状突起と結びつく割合は高まり、
ごく自然に動きや運動が子どもの中に獲得されていくのです。

これが、
モンテッソーリ教育が環境を非常に重要視している理由の1つです。

この神経細胞のつながり合いが非常に
凄まじい勢いで起こる時期が、実は0栽〜3歳の間なのです。

脳の発達と樹状突起

赤ちゃんは生まれた直後は脳の発達はほとんど遂げていませんが、
そこから「環境」と出会い発達を遂げていきます。

その環境が豊富な刺激に富んでいればいるほど、
運動の自由を大人が保障してあげることができればできるほど、

赤ちゃんの脳はどんどん発達を遂げていきます。

人生の中で最も急激に脳が発達するのが0歳〜3歳です。

なのでこの脳が急激に発達する時期に
発達を援助する環境を整えること、

適切な関わりをすること(運動の自由を保障する)は
とても重要で大切なことなのです。

まとめ

今回は運動と脳の発達についてお話ししました。

モンテッソーリ教育が環境を重要視する理由は
脳の発達や運動の発達にも密に関わっているのです。

次回は、運動のメカニズムについて
お話しします。

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ABOUTこの記事をかいた人

SmileHouseスタッフの妙加(たえか)です。 仕事に追われつつドタバタと記事を書いていますが、がんばって子育てに役立つ情報を更新していきたいと思っています。 最近はランニングとあんこと半身浴にハマっています♪