【モンテッソーリ教育】1歳〜2歳の発達テーマと関わりで大切なポイント

こんにちは
Smile Houseの妙加です

各月齢の発達の特徴、今回は1歳児〜2歳児です。

この頃になると、子ども自身で動ける範囲が広がり、
様々なものに興味を示すようになります。

大事なことは、環境を整えることはもちろん、
子どもの動きや行動の意味をきちんと理解しておくことです。

私たち大人から見ると、無意味に感じたり、
いたずらに感じることも、

子ども側からすると、発達の課題が現れている場合もあります。

そういった子どもの状態を見守ってあげるためにも、
知っておいてほしいことをまとめたので

読んでみてくださいね。

1歳児の発達

1歳児

1歳児の育ちのテーマは2つ

1歳の育ちのテーマは大きく分けて2つあります。

歩く力を完成させる

2本の足で立ってしっかりと歩くことは
人間にしかできない特徴的な運動です。

そのため赤ちゃんは0歳の頃から、獲得しようと
一生懸命に努力します。

1歳児はその力を完成させることが育ちのテーマになります。

周りの大人たちは、寝返りができれば喜び、ハイハイができると喜び、
つかまり立ちができれば喜び、最初の一歩を歩き出したら喜び・・・・

と、子どもの成長を1つ1つとても肯定的に見守っていく。
これはとても素敵なことですね。

ですが、ハイハイが出来るようになった頃から子どもの行動範囲が一気に広がり、
家中のものを荒らしはじめて困る・・・と、ベビーサークルなどで囲い込んでしまったり、

歩きはじめた途端に言うことを聞かないままに飛び出してしまい困ると、
ベビーカーやバギーに縛り付けたり、ということもありますよね。

大人目線だと、それも子どもへの愛情なのかもしれません。

ですが、子どもから見ると、自分から伸ばそうとしている力を
邪魔されているということになってしまう場合もあるのです。

手を育てる

1歳児の育ちのもう一つは「手の育ち」です。

これも、人間の特徴的な運動の
「道具を器用に使いこなす」ための育ちです。

1歳ごろの子どもは大人から見ると
いたずら盛りな時期に思えます。

ティッシュの箱があれば、ふと目を離した瞬間に
部屋中がティッシュまみれ・・・なんてことは

多くの方が経験あるのではないでしょうか・

1歳から2歳にかけての子どもたちは、
観音開きのドアがあれば開ける、引き戸があれば開ける、

引き出しや入れ物に入っているものがあれば出す、
蓋のあるものは、蓋を開けて中身を振り出す。

というような光景もたくさん見られます。
大人からすると、「迷惑」「いたずら」に見えるかもしれません。

ですが、じっくりと子どもの手の動きを見て見ると、
押す、引く、摘む、ひねる、というような動きをしていることに気がつくと思います。

視点を変えると、そういった手の動きを獲得するための練習、
子どもなりの努力、ともいえるのです。

先ほどの手の動きは、
ドアノブをひねる、水道の蛇口をひねる、スイッチのボタンを押す、

などの日常生活に必要な動きで、
そういった動きを獲得したくて仕方ないのが、1歳〜2歳の子どもです。

「迷惑」「いたずら」と子どもの動きを禁止するのは簡単なことですが、
子どもが自ら自分の力を伸ばそうとしている力を抑えてしまうと

そのしっぺ返しは後からやってきてしまうのです。
運動を大人たちの都合で制限してしまうことは、子どもの育ちに大きなマイナスな影響を与えます。

ですが1歳〜2歳ぐらいの子どもは「手が付けられないような大変な時期」というのも確かです。

大人側の許容や子どもの育ちなど、良い塩梅で一致する環境や関わり方を見つけていけるかどうかが
この時期の子どもとの関わりで大切な援助のポイントになります。

運動と言語の敏感期

これも大切なことなのですが、
子どもは大体、生後6〜7ヶ月ぐらいの頃から

人の表情の持つ意味や、視線の意味に気がつくとされています。

この表彰や視線に意味がるという繊細なコミュニケーションや表現は
人間の特徴的な能力です。

大人の見ている方向や、視線の意味を子どもはとても敏感に感じならがら過ごしています。
視線や表情の共有が子どもの言語の発達を促す要因になっています。

1歳を過ぎると子どもの言語の力はどんどん拡大して行くのですが、
この時期の関わり方がとても大事です。

温かく子どもを見つめながら話す、
柔らかな表情で過ごす、ということが

子どもの情緒や言語、言語を使って考える力や能力に大きな
影響を与えていきます。

モンテッソーリ教育ではこういう時期を「敏感期」と呼んでいますが、
運動と言語の敏感期が表れてくるのが

1歳〜の子どもの大きな特徴です。

敏感期が表れている時期に、動きを獲得したり身につけるための
土台の経験をたくさんすることがとても大切です。

2歳児の発達

2歳児

2歳児の育ちのテーマは「考える力」

2歳児の育ちのテーマは
「考える力を獲得する」ことです。

2歳以前の子どもの多くは、後先を考えずに
「見たい」「聞きたい」「触りたい」「嗅ぎたい」「味わいたい」というような

熱意や思いのままに動かされて、たくさんの感覚的な印象を
溜め込みたいよう見える行動が多く見られます。

例えば、真夏に時間を忘れてアリの行列を見続けていたり、
冬の寒い時期に霜焼けになるぐらい雪を触っていたり、などです。

ですが、2歳ごろから溜め込んだ情報や印象を整理し始めるように
なっていきます。

例えば、

・ただ闇雲に拾っていたどんぐりを、まん丸のどんぐりのみを拾うようになる
・ブロック遊びの時に、赤のブロックのみを集めるようになる

というような行動です。

これは子どもの頭の中で
「物を比べたり、順番にする動き」が働き出している証です。

これは大人が考える時に行っている働きと同じです。

私たち大人が物事を考える時は無意識的にでも頭の中で
比べる、優先順位をつける、因果関係を探る、などを行っています。

子どもも同じように自分の手を使って目に見える形で
比べたり、順番をつけたり、グループに分けたり、ということをしているのです。

この時期になるとこれまでに積み重ねられた経験から
物事を理解する力、順番に活動する力というのが育ってくるので、

モンテッソーリ教育では
「感覚教育の活動」や「日常生活の練習」などを実施していきます。

(感覚教育というのは、
サラサラ、ザラザラというような触覚の違いや

物の香り、音の違い、材質の違い(ボムボールとプラスチックのボールなど)などを
たくさん触れて知っていくことです。)

反抗期の捉え方

2歳ごろから、人間関係においても大きな変化が表れます。

このころに大きく伸びる力は
仲間や家族のために何かしたいという他者への気持ちです。

お母さんやお父さん、友達、先生など特に身近な人のために
役に立つことをしたい、ありがとうって言われたい、褒められたい、という欲求が生まれます。

そういった行動をして関わってもらうことで「集団の中の自分の存在」を
確認していく時期なのです。

日常生活の活動で、「人のためになる」ということが
大きな意味を持つようになります。

また、この時期にお母さんや大人を悩ませるのが「反抗期」と言われるものです。
個人差はあるものの、どんな子どもでも反抗する姿を見せるようになります。

「いや!」「だめ!」「しない!」「自分でやる!」
という風な言葉がたくさん出てきます。

こういう姿を見せるため「反抗期」と呼ばれていますが、
本当に反抗しているのか?というのをしっかりと洞察することが重要です。

モンテッソーリ教育では、
2歳ごろの子どもの反抗期は「自分の言葉の力をはかろうとしている」と
捉えています。

自分の主張がどのくらい通用するのか?
自分の主張はどれぐらい受け入れてもらえるのか?

という答えを知りたがっているのではないか、と
捉えることもできるのです。

そういった子どもの心の声にきちんと応えてあげれば、
もしかすると反抗的な態度をとる必要はなくなるのではないか?と思います。

1つ1つの「いや!」「だめ!」に対して
「受け入れてあげるよ」ということや「それは通用しない」ということを

丁寧に教えてあげることで、子どもから発せられている問いに
応えることができると思います。

反抗期を困るもの、という風に捉えるのではなく、
「子どもは、自分を知りたい、自分の力を試したいと思っているんだ」

というよう捉えると、関わる際のストレスが軽減され、
優しく見守るゆとりや余裕が生まれるかもしれません。

大切な関わり方は「応援すること」

子どもが生まれ、1歳、2歳と成長する時期を通して大切にしたいポイントがあります。

それは、子どもに

・選択の自由(何を選んでもいいよ)
・運動の自由(どうやってもいいよ)

ということを保障する関わりをしてあげて欲しいのです。

何を選んでもいい、どうやってもいいという自由を保障されると「意欲」が育ちます。

私たち大人でも「あれはダメ」「これはダメ」と言われると
だんだんやる気を失くしてしまいますよね。

何をしてもいい!と思えるから「やってみよう!」と意欲が湧いてくるのです。

やる気や意欲を持って取り組むからこそ、前向きな活動ができ、
自分の頭や手足、目を一生懸命に使い、自分の持てる力を使って試行錯誤をしていくわけです。

試行錯誤をして問題を解決したり、壁を超えた先に「達成感」があります。
諡号錯誤の中、一生懸命に頭を使うことによって「考える力」が伸びていきます。

そして
「自分はやればできる!」という感情が生まれ、自分を好きになったり
自信がついていくのです。

こういう風に自分を認める気持ちが積み重なっていくことが
「自己に対する基本的信頼感」、

すなわち、自分自身を肯定的に受け止め、前向きに歩いていける力になります。

2歳代の頃から少しずつ発達が
「吸収する精神」から「意識の芽生え」に移行していきます。

経験や蓄積されたものが、知性となり、
カタチになって表れ、人間らしさが見られるようになります。

子どもは善悪の判断を生まれながらにしては持っていません。

生まれた後の環境や関わりの中で
やっていいこと、悪いことの基準ができます。

その枠組みができてくるのが2歳ごろです。

その頃からはっきりと周りの大人が伝えていると、子どもはその枠組みに沿って生活する方が
生活しやすいということが分かってくるのです。

「育てよう!」「教えよう!」とするだけでなく
「子どもが自ら育っていこうとする」力を精一杯応援していきましょう。

まとめ

1歳〜2歳の発達についてまとめました。

子どもの発達に大切な関わりは全て「子どもの自己教育力を信じる」
ということが大前提になっています。

ついつい教えたり、指示したり、注意したりしたくなる場面も
多くあると思いますが

見守って、子どもが成し遂げようとしていることを
応援するという姿勢で見守ってあげてくださいね。

今回の記事でモンテッソーリ教育の解説は終わりになります。
ありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

SmileHouseスタッフの妙加(たえか)です。 仕事に追われつつドタバタと記事を書いていますが、がんばって子育てに役立つ情報を更新していきたいと思っています。 最近はランニングとあんこと半身浴にハマっています♪