寝不足の症状と生活習慣。寝不足が原因になる病気とは?

こんにちは
Smile Houseの妙加です。

日頃から、睡眠の質が低い人や睡眠時間が足りていない人はたくさんいるでしょう。

「たかが寝不足」「いつも寝不足だから気にしない」と思っている人は要注意。

寝不足は身体の疲れが取れないだけでなく、様々な病気の原因になっています。

今回は、寝不足が原因で発症する病気についてまとめました。

寝不足と関係性のある疾患

寝不足

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群は、寝ているときに気管がが塞がってしまい、呼吸が止まってしまう病気。

だいたい10〜20秒呼吸が止まり、こういった無呼吸の状態が一晩で30回以上起こります。

大きないびきをかき、寝ているときに息が苦しくなり何度も目がさめるので睡眠の質も量も低下し寝不足になります。

体内の酸素が不足するので、心拍が上がり、心臓だけでなく脳や身体(内蔵)にも負担がかかってしまいます。

直接の原因は肥満で、喉まわりについた粗暴が寝ている間に気道を締めてしまうので、呼吸がしにくくなるのです。

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)

夕方や夜になると、足に虫がはっているような感覚や、かゆみを感じる病気で、その感覚の不快感やイライラで眠れなくなり寝不足になります。

はっきりした原因はまだわかっていませんが、遺伝、ドーパミン異常、鉄分不足などが推測されています。

改善する方法もはっきりしていませんが、規則正しい生活をする、十分な睡眠をとる、鉄分と鉄分吸収を助けるビタミンCを摂取するなどの対策が良いとされています。

寝不足による生活習慣の乱れが原因になる疾患

寝不足
不規則な生活をしていると体内時計が乱れ、生活習慣病の原因になったり、精神面に悪影響を与えます。

生活習慣病

生活リズムや食生活の悪化、仕事や人間関係のストレス、飲酒・喫煙といった生活習慣の乱れが糖尿病、脂質異常症、高血圧などの生活習慣病につながります。

高カロリーな食事や塩分の多い食事を食べると、必要以上の糖質・脂質・塩分が体内に入りますが、その分解にコルチゾールというホルモンが関与しています。

コルチゾールは脂質・糖質を分解して翌日に必要なエネルギーを作るので、通常なら明け方にたくさん分泌されるのですが、生活リズムが不規則だったり、睡眠時間が短いとコルチゾールの分泌が十分におこなわれません。

そうなると分解しきれなかった脂質は血中に残って血管に蓄積され心筋梗塞や脳梗塞の原因になり、溢れた糖分は糖尿病の原因になります。

生活習慣病の原因は様々ですが、その一つが寝不足だということは間違いありません。

腎臓病

腎臓は体の不純物をろ過して尿をつくり、不要物を排泄する役割がありますが、寝不足で免疫が下がると機能が低下して不要物が排泄できなくなり、それが原因でさらに免疫が低下するという悪循環を起こして全身の健康状態が悪化します。

腎機能が低下するとむくみ・頻尿・体のだるさ・貧血といった症状があらわれ、悪化すると急性腎障害、慢性腎障害、腎不全につながるので注意が必要です。

肝機能障害

寝不足は肥満の原因になりますが、同時に肝臓にもダメージを与えてしまいます。

肝臓は糖質を分解してエネルギーに変えていますが、過剰な糖質やアルコール(アルコールは分解すると糖になります)を摂取すると分解しきれなかった糖は肝臓に蓄積し、脂肪肝になり様々な肝機能障害につながります。

うつ病

うつ病は人間関係や仕事のストレス、生活環境の変化、疲労など様々な要因がありますが、そういったストレスから睡眠障害を起こし、寝不足が原因でうつ病が発症するケースがあります。

うつ病のサインには次のような症状があります。

・毎日、充実していない

・今まで楽しんでいたこと、楽しみにしていたことが、楽しくなくなった(趣味をやらなくなる)

・今までできていたことが億劫になる(疲れやすい)

・自分は役に立たない人間だと感じる(無価値感)

・理由なく疲れているように感じる(だるい)

・気力・意欲・集中力が低下し、無気力

・なかなか寝れないのに、朝は早く目覚めてしまう

・食欲がなくなった

・夕方より朝の方が体調がわるい

・人に会うのが嫌になった

・心配事や悩みが頭から離れず堂々巡りになる

・失敗したり悲しみを感じると立ち直れない

・遅刻・早退・欠勤が増える

自分で気づけるうちはまだ軽い状態なので、適切な治療と休息で改善しますが、悪化すると自殺にもつながるので注意が必要です。

アルツハイマー型認知症

寝不足が続くと、記憶や認知に関係している海馬という部分が縮小して、記憶力と認知能力が下がります。

それが原因でアルツハイマー型認知症を引き起こします。

認知症には他にも、レビー小体型型認知症や脳血管性認知症がありますが、圧倒的に多いのはアルツハイマー型認知症で、80歳以上になると20%の人が罹患します。

進行はゆっくりで年単位で少しずつ悪化していき、完治させたり進行した症状を元の状態に戻す治療法はまだありません。

しかし、最近では40歳後半から発症する若年性アルツハイマー型認知症も増えていて、若年性の場合は進行が早く、人によっては月単位で悪化します。

アルツハイマーの原因は完全にはわかっていませんが、その一つが寝不足によりβアミロイドというタンパク質が増えて脳の神経細胞を破壊する説があります。

βアミロイドは睡眠中に分解され無害になるのですが、そのためには6時間以上の睡眠が必要です。

寝不足が続くとβアミロイドが蓄積されアルツハイマー型認知症が発症しやすくなります。

脳の自己破壊

人の細胞には異物(病原菌や死亡した細胞)を取り込む食作用という効果があり、脳の中ではグリア細胞という細胞が食作用をおこなっています。

このグリア細胞の一つ(アストロサイト)が、いらなくなったシナプスや死んだ細胞を食べて脳の再形成をしているのですが、寝不足が続くとこの効果が活性化します。

慢性的に寝不足が続くと正常なシナプスや細胞まで分解してしまうので、伝達機能を自ら破壊してしまう状態になるのです。

また、もう一つのグリア細胞(ミクログリア)も寝不足が続くと活性化し、この細胞は脳神経に大きく影響を与えるのでアルツハイマー型認知症にも関係しているという研究結果が出ています。

寝不足は脳の状態を悪くし、健康寿命を削ってしまうのです。

寝不足になりやすい生活習慣

寝不足生活習慣

寝不足の原因は、睡眠時間の不足と睡眠の質の低下。

次のような生活習慣は寝不足の原因になるので控えましょう。

寝酒

アルコールは神経を麻痺させて鈍くさせるので、寝酒をすると眠気を感じたり、寝つきがよくなることがありますが、これは間違い。

寝つきは良くなっても眠りが浅くなってしまうので睡眠の質が落ちます。

また、アルコールには利尿作用があるので寝ている間に目が覚めやすくなるので控えた方が良いでしょう。

寝る前にご飯を食べる

寝る直前に食事をすると寝ている間に消化するので、眠りが浅くなり身体を休められません。

食事は寝る3時間前までに終わらせるのが理想的です。

寝る前にブルーライトをあびる

スマホやパソコン、テレビなどの画面からはブルーライトという強い光が出ています。

ブルーライトは覚醒効果が強く、あびると交感神経が活発になって目が覚めてしまいます。

寝る前1時間はブルーライトを避け、間接照明にするのがオススメ。

寝不足は万病の元

「夜中に何度も目がさめる」「忙しくて睡眠時間が確保できない」「朝起きても疲れが取れない」という人は寝不足の可能性が非常に高いです。

数日であれば時間をつくって寝れば良いですが、寝不足が当たり前になっている人は要注意。

小さな積み重ねなので気づきにくいですが、確実に身体や脳に負担がかかっています。

糖尿病、脂質異常症、高血圧といった生活習慣病は1度かかると根治できないので、体調に合わせた治療がずっと必要なのと、様々な病気の要因になります。

もちろん寝不足だけが原因ではありませんが、寝不足が関係していることが研究結果で出ているので、「たかが寝不足」と考えずに、睡眠をしっかりとるのを大事にしてくださいね。

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SmileHouseスタッフの妙加(たえか)です。 仕事に追われつつドタバタと記事を書いていますが、がんばって子育てに役立つ情報を更新していきたいと思っています。 最近はランニングとあんこと半身浴にハマっています♪