共依存の例を心の状態の解説付きで紹介します!

こんにちは
Smile Houseの妙加です。

「愛情という名の支配」と呼ばれている
共依存についてのシリーズ第2弾です。

共依存は依存の一種で、
特定の関係性に囚われている状態のことです。

「相手を自分に縛り付け、
自分も相手に縛られている」

という関係性が共依存だということを
前回の記事にまとめました。

ただ、共依存は気がつかない間に成り立って、
うまくいかないと悩んでいることが多く、

どういった関係のことなのか
イメージがしにくい部分もあります。

ですので今回は
共依存の具体的な例を解説付きで紹介していくので
イメージして見てくださいね。

共依存から生じる悩み(例)

共依存悩み

実際に自分自身や周りの人が
人間関係で悩んでいる場合もあるかも知れません。

前回にも言いましたが、
共依存という関係性が悪いわけではありません。

本人が幸せなら、なんら問題ではありません。

ただ、人間関係、特に親密な関係性になった時に

・いつも気がつけば他人に振り回されている
・他人の言動で自分のコンディションの良し悪しが左右される
・頼まれていなくても「〇〇さんのために」と人のことを一生懸命にしている。
・嫌われたくないから、人の顔色を伺っている

というような問題をいつも抱えている場合は
共依存から生じている可能性もあり、

その場合は、

「共依存」を知って対応することで
悩みが解消していく可能性があります。

ぜひ、どういう心理状態や特徴があるのかなぁ?
と少し考えながら読んでみてください。

例1 アルコール依存の夫と、世話をする妻

1番よく例に出されるのが、
アルコール依存症の旦那さんと、共依存関係の奥さんの例です。

ーーー

私の旦那さんは、アルコール依存症です。
私は彼にお酒をやめてほしいと思っています。

どうすれば旦那はお酒をやめられるのか?と考え、

「ビールは1日1杯まで」
「留守中や一人の時は飲まない」

などを約束しました。
彼も賛同してくれたのですが、

ある日、仕事から帰ると
酒臭い彼が私を出迎えました。

裏切られたと感じ、正直、頭にきました。

それ以来、私が家を留守にしている間は
今も飲んでるんじゃないか・・・と不安でいっぱいになります。

そして思いました。

「私がいないと、お酒をやめられないんだ」と。
私は仕事をしばらくお休みすることにしました。

ーーー

とってもわかりやすい共依存の例です。
アルコール依存は旦那さんの問題なのに、

奥さんは自分の仕事(責任)を放棄して
世話することにのめり込んでいます。

依存患者である旦那が、奥さんに依存し、
また奥さんも、旦那のケアに依存している状態です。

アルコールに依存している旦那が、
アルコールによって何か迷惑をかけたり、

お酒を止めようと思いながら
飲んでしまうのは、

それは彼の責任であり、
奥さんが不必要に責任を取ったり、かぶる必要はありません。

彼が自分で尻拭いする問題です。

ですが、共依存の関係性では
旦那さんの尻拭いを奥さんがしてしまいます。

それどころか

・自分がダメだから夫はお酒を飲んでしまうのかな・・・。
・今もお酒を飲んでいないだろうか

と、頭の中は彼の問題でいっぱいになっていきます。

周りの人にはお酒をやめないことへの不平不満を言ったり、
大変だという状態を話していても、

周りから別れたら?と言われても、
なかなか別れられません。

色々と文句を言いながらも、

「私がいなければダメな夫だ」と、

その夫と一緒にいることで
自分の価値を感じているので、

多大な迷惑をかけられたとしても
飲酒問題の尻拭いをすることに役目や使命感を感じています。

奥さんが献身的になればなるほど、
旦那さん(他人)の問題で頭をいっぱいにすればするほど、

旦那さんは自分の生活や健康や家族に対して責任感がなくなっていき、
ますます飲むという悪循環が生じていきます。

また、奥さんも自分がそういった状況に拍車をかけていることには
気がつかないまま、

「なぜ彼はアルコールをやめないんだ」

と悩み、怒り、悲しみを募らせていくことが
このケースでよくあるパターンです。

例2 相手の幸せに嫉妬する

最近、付き合っていた彼に振られました。

私はすごく好きで、
できることはなんでもしてきました。

彼の好みに合わせたり、
同じ趣味を持ってみたり。

でもうまくいかなかった・・・。

この先、彼が
私以外の人と仲良くしていくのかと考えると、

気がおかしくなってしまいそうです。

好きなので寄りを戻したい気持ちもありますが、
私を振った彼が憎いし、

私と同じぐらいか、
私以上に苦しめばいいとも思います。

今現在も私よりも幸せにしているのが憎いです。
私はこんなに苦しいのに。

ーーー

こういった嫉妬や妬みは
自尊心の低さから生じていて、

人の幸せを喜ぶことができないというのは
共依存者に見られる傾向です。

そして、この場合は

相手への尊厳や
相手の気持ちを尊重することなく、

相手に執着している状態です。

執着してしまうのは
相手から自分の価値を認めてもらうことが

自分の存在理由になっているからです。

共依存の傾向がある人は
執着と愛情の区別をすることが苦手です。

相手に憎しみを感じる=
自分が裏切られた、自分の物ではなくなったという喪失感を

表しています。

どちらも、相手のことは尊重しておらず、
自分が中心の考え方になります。

・嫉妬や妬みは自分中心の捉え方と認識する
・自分の感情は愛情なのか?と問いかける
・自尊心を高める行動をする

というようなことが必要になります。

例3 恋愛がうまくいかない

楽しい恋愛がしたいと思っているけれど、
なかなかうまくいきません。

彼氏は途切れませんが、
長続きせず、大抵は1年以内に別れてしまいます。

私が重荷になってしまっているようです。

彼がそばにいない時に感じる不安や、
良くない想像をしてしまう不安などを

彼に不満としてぶつけてしまうのが
どうしてもやめられません。

自分のせいで楽しい恋愛ができていないのですが
どうしたら良いのかわかりません。

ーーー

・嫉妬心が強い
・孤独に対しての耐性が低い

というのは共依存の傾向のある人に
よく見られる特徴です。

孤独に対して不安を感じるのは、
誰かと一緒にいることで自分を認識しているため、

孤独に強い不安を感じ、
その状態をなんとかしたいという気持ちが、

相手への依存、怒りや嫉妬、悲しみに変化します。

ただ、1年未満で別れているこのようなパターンでは
がっちりとした共依存の関係性になる前に

相手が嫌気をさし関係を解消している可能性が高いです。

相手が彼女を受け入れる、または
相手を繫ぎ止めるために彼女が献身的な行動をするなどで

共依存の関係性が結ばれ、継続していくか、

彼女が自尊心の向上に努めて自立して
共依存の関係性以外の関係を作れるようになるかです。

自分を認めて欲しいという

承認欲求は悪いわけではなく、
これは誰でも持っている感情です。

承認には

・誰かに認めてもらう(他人からの承認)
・自分で自分を認める(自己承認)

という2種類があり、

誰かに認めてもらう(他人からの承認)というのは、

・何か成果(結果)をだす
・相手のためになることをする

という承認になりますので、
相手次第です。

もう一方の自己承認は、
自分の中だけの問題なので、

周りの人や環境には左右されません。

自尊心を向上していくには、
自己承認をして、自分で自分の価値を認めていく必要があります。

自分の存在は、自分のためにあるという意識を
高めていくのです。

例4 色々なことを抱え込んでしまう

自分のことはもちろん、
相手のことも自分事のように抱えてしまい、

何とかしたい、何とかしなきゃと思い
行動するのですが、

最終的には手に負えず放棄してしまいます。

人に頼るのが苦手で、
いつも自分ばかり必死になっている気がします。

友達からは
「考えずぎ」「もっと頼ったら?」と
言われるし、

気楽に考えたいと思うのですが、
相手のことを考えると、自分の責任だと感じてしまいます。

ーーー

自分の問題(領域)を超えて
相手の問題まで抱えてしまうのは

共依存の傾向です。

自分と相手の境界線が引けていないのです。

感受性が高く、相手の感情を真っ先に考えることや、
責任感が強い性格は、素敵な部分ですが、

しっかりと境界線をひき、
自分の責任の領域をしっかりと認識することは大事です。

自分ができることは限られているし、
そもそも、自分以外のことを必要以上に考えたり行動しても

疲弊するだけで、
現実はさほど変化しないことが大半です。

境界線が引けないと日常的にこのようなストレスを
感じやすくなります。

・本心ではやりたくないことを無理してやっている感覚になるストレス
・相手の行動や感情のケアをしなければいけないというストレス
・相手をコントロールしようとする、思い通りにならないストレス

大きく分けるとこの3種類です。

境界線が引けない人は、
きちんと引けている人に比べて多くのストレスを感じやすくなります。

境界線は越える側と越えられる側に分かれますが、
どちらも境界線を引けていないため、ストレスを感じます。

越えられる側(侵入される側)は
次第にこのストレスになる相手を避けようとします。

距離をおく、人付き合いを避ける、
恋愛を避ける、自分をさらけ出すことを控える

など、
自分を防衛して身を守る生き方です。

逆に越えていく側(侵入していく側)は
お節介を焼く、図々しい、などで

相手に煙たく感じられたり、
長期的に心のつながりのある関係性を築くのが難しくなります。

「境界線をいく」というのは、
ピンとこないかも知れませんが、

これはある程度意識したり、
落ち着いて考える癖をつける必要があります。

今すぐ始めれて、
誰でも簡単にできる意識としては

・他人がやるべきことを自分がやらないこと。
・自分がやるべきことは自分でするようにすること。

これが一番シンプルで意識しやすい境界線です。

例5 過干渉、過保護な親

昔から、私のお母さんは過保護です・・・。

頼んでいないことを先回りしてしてくれていたり、
気がつけば「○○しておいたよ」ということがよくあります。

私自身も、自立しなくてはと思い、
頼らないよう気をつけているけれど、

ついつい干渉を断れずに受け入れてしまいます。

私のお母さんは心配性なところがあり、
人のことをあれこれして損していたり、

疲れている時もあるのですが、
それでも、頑張ってしまう性格です。

私へ関わりも、心配だったり、気にかけてくれているのは
わかっているのですが、

拒否してしまう気持ちと、
受け入れてしまう気持ちが入り混じっています。

ーーー

これは典型的な親の子供への共依存関係です。

もともと、女性には母性本能があります。

本来の母性本能は無償での愛情表現になるのですが、
愛情表現をすることが目的になり、

表現している自分に存在価値を見出すと、
無償の愛情ではなく、

自分の価値を認めさせるための行動になっていきます。

親は子離れ、
子は親離れをするのが望ましく、

お互いに自立するのが解決法ですが、
なかなかすぐには難しいかもしれません。

お互いが善意、善行だと思っているからです。

すぐにできることは、
気持ちを話し合って、境界線(ルール)を
作ることです。

愛情は注ぐ、受け入れるだけではなく、
拒絶することや、距離を置くこと、見守ることも

愛情の一つです。

例6 いつも我慢しなければいけない相手と付き合ってしまう

いつも恋愛をする相手が支配的に感じます。

最初はとても頼りになるし、
一緒にいて居心地よく感じるのですが、

時間が経つにつれ、
支配的に感じ、私が我慢しています。

私がしっかりしていないからだと思うし
努力しようと思うのですが、

結局相手をイライラさせて怒らせてしまうのです。

楽しく幸せな関係を作っていきたいのに、
いつも相手に私が従う、我慢するという関係になってしまいます。

ーーー

相手に従う、
つまり、支配的な相手と従属的な自分になる理由は、

・相手に決めてもらいたい
・相手にとって良い方向になることを優先する

ようにしているからです。

なぜそうなるかというと、
「自信」がないからです。

自分で決断して物事を主体的に進めていくことに
自信がないと、無意識的に人に頼る(寄りかかる)という

行動パターンが生まれます。

同時に思い通りに生きているように見える人に
惹かれたり、憧れる傾向があります。

自分で決めて思い通りに生きている人は
極端な場合だと支配的な一面を見せることもあります。

別に支配的ではないけれど、自分の自信のなさから
支配的に写っている可能性もありますが、

支配的な人とうまく付き合っていけるのは
支配されることに喜びを感じる人です。

相手を優先・尊重して、
自分は献身的に努力するというのは共依存の傾向があります。

私たちには自我があり、
その自我を守るのが自尊心です。

この自尊心が低い=自分を守る力が弱い
ということです。

そうなると、

・自我を押し殺して我慢する
・自我の拠り所を探す(相手に従う)

という心理が働きます。

そのため、相手のことを思っているように見える行動は
自分を守るための防衛行動になっているのです。

この行動は、どれだけ続けても
満足感や、心からの充実感を感じることはなく、

続けるほど精神を消耗していき、
その疲弊を補うために、

さらに見返りを求めるようになります。

大事なのは、自尊心を育てていくことです。

自分がやりたいと思うことを
後回しにしたり、めんどくさがらず

行動に移して実行することが
今日からすぐ始めれることです。

何かに挑戦したら失敗することもあるし、
成功することもあるし、

やっぱり違った・・・となることもありますが、

色々な体験や感情を感じながら
自分の欲求を実行していく中で

自信はついていきますし、
自尊心も高まっていきます。

自信や自尊心が育ってくると
相手に従わずに、本来の自分で相手と関係を

作っていけるようになるので、
共依存ではなく、

心から理解しあっていけるような相手との
縁ができていきます。

まとめ

共依存例

今回も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます!

共依存第2回目は
共依存の例を解説付きで紹介しました。

思い当たることはありましたか?

ただ、共依存関係の渦中にいると、
たとえ知識として共依存のことを知っていても、

心がついていかない、
どうにかしたくてもどうにもできない!!

とやっぱり人のことが気になったり
世話したくなったり

解決しようと一生懸命に
時間を浪費してしまうものだと思います。

共依存の関係から逃れる根本解決は
自分自身と向き合い、共依存症を改善することです。

次回は、
・共依存になりやすい性格の傾向
・共依存の心理的特徴

をまとめて紹介していきます。

次回も是非読んでくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

SmileHouseスタッフの妙加(たえか)です。 仕事に追われつつドタバタと記事を書いていますが、がんばって子育てに役立つ情報を更新していきたいと思っています。 最近はランニングとあんこと半身浴にハマっています♪