親子間の共依存とその後の人間関係への影響についてまとめました

こんにちは
Smile Houseの妙加です。

前回は共依存恋愛についてまとめました。

今回は、恋愛関係同様に
共依存関係になりやすい親子間について
紹介していきますね。

最後に、簡単なチェックですが、
自分にどれぐらい共依存の傾向があるのか

知れる簡単なシートも用意したので
是非参考にしてみてください。

親子間の共依存とは?

共依存親子

親子間とパートナー間は
共依存になりやすい関係性ですが

大きく違うことが1つあります。

パートナー間の共依存は
共依存者と依存者が出会い、

お互いに惹き寄せ合った場合に
関係性が作られていきますが、

親子間は、最初に
子供が無条件に親に依存するという
きっかけが作れています。

親子間の関係は依存から始まる

私たち人間は生まれた時は
自分の世話は何もできない状態で生まれてきます。

そのため、ある程度まで脳や体が発達するまでは
100%を誰かに自分のお世話をしてもらいます。

また、親も無条件で依存して来る子どもに対して
お世話をして、愛情を注いでいきます。

そのため親子間は
「依存して来る子どもを無条件に受容する」

という、がっちりとした依存関係から始まっていき、
子どもの成長とともに距離を置いていくという道を辿ります。

ただ、この時期の「親なしでは生きられない」という
子どもの依存状態は健全な依存で、

愛着形成や心の発達にもとても重要になり、
子どもには絶対に必要な時期です。

この状態が成長とともに健全に解消されず、
変わらないままに子どもが成長していくと

気がつかないままにがっちりとした
共依存関係が築かれ、

また、その関係性が当たり前になっているという
あまり良くない状態になっていきます。

特に良くないと言われているのは、
子どもが半強制的に

共依存者or依存者

にさせられてしまうことです。

「親なしでは生きられない」というのは、
精神面も、生活面もどちらも含みます。

言い換えると、

「子どもの生死に関わるようなことを
子どもに言えば、言うことを聞かざるを得ない」

状態でもあるということです。

家に入れない、と言われれば子どもは帰る場所がなくなります。
親に否定されれば、子どもは認めてもらえるよう必死になるしかありません。

親に見捨てられたら、生きていけないことを
子どもは本能的に感じているからです。

そのため、ほとんど選択の余地もないままに
共依存者か依存者になることが、

生きるために必須になるという状況が
自然と生まれやすいのが親子間の共依存の特徴です。

親子間の共依存の特徴

親子間の共依存は
親が「共依存or依存者としての役割を子どもに押し付ける」という
状態になります。

どっちの状態でも、
「親なしでは生きれない子ども」を維持することになります。

子どもが共依存者

子どもが共依存者の役割を担う場合は

「自分が親の面倒を見てあげなくてはいけない」
「親には自分がいなきゃダメなんだ」

という心理状態になっています。
子どもに自分の面倒を見させるのです。

・親自身が依存問題を抱えている
・親自身が被害者思考が強い

というようなことがあると、

「自分が助けてあげなくちゃ」
「自分がしっかりして支えていかなくちゃ」

という感覚が生まれるので
子どもは共依存者に育っていきます。

このパターンで厄介なのは、
成長して大人になってからも

親を助けなければという思いが強く残った状態になり、

・親よりも幸せになってはいけない
・自分は人よりも幸せになってはいけない

というような思い込みにとらわれることが多いことです。

子どもが依存者

子どもが依存者の役割を担う場合は、
親が何でも先回りしてやってしまうことが
パターン化されています。

親が、人生のレールを敷いて、
その上を歩かせるのです。

障害物があれば、できる限り排除するように
親が行動してしまいます。

友人、恋愛、習い事、進学、就職
様々なことに口出しをしたり、

「あなたのためだから」と言いながら
決定していくと、子どもは自立しないまま過ごすことになります。

もっともわかりやすくイメージしやすいのは
モンスターペアレントと言われるような行動です。

親が子どもの問題に口出ししすぎると
子どもは親なしでは生きれなくなります。

この状態に不自由さや不満を感じ、
愛情という名の支配から逃れようと反抗する子どもも
出てきますが、

反抗しないままに、無意識な支配を受けたまま
成長して大人になる場合もあります。

このパターンで厄介なのは、
自分が支配されていたことに気がつかないため、

同じようなことを
他人や子どもにもしてしまうということです。

他人の場合は、そういった行動に嫌気がさし
離れていく人もいるかもしれませんが、

子どもとの関係性は、ほぼ確実に、
共依存者と依存者の関係が作られていきます。

親子間の一例

これは共依存者の親と
依存者の子どものパターンです。

子どもが学校で叱られ、泣いて帰ってきた

子どもが親に助けを求める、すがる

親は学校に連絡し、子どもを傷つけた!と
先生に謝罪を求める

もしかするとその先に
「先生はその子を叱らなくなった」

という結末があるかもしれません。

こういう場合は、

親→子どもが傷つく姿は見たくない、そうした人を許さない。
と、子どもに起こった出来事や人間関係に過度の介入をしている

子ども→困ったことがあれば、親に言えばなんとかしてくれる
と、自分自身で解決しようとはしない

というような状態が起こっています。

本来なら子どもが自分で解決しなくていけないことや
作っていかなければいけない関係性にも介入してしまうと

自立も出来なければ、
色々な出来事から学び、成長していく邪魔をしてしまいます。

厄介なのは、親自身がこの行動を
「正しい」と思い込みやっていることです。

子どものためには当然だというような気持ちで
行動しているので、

子どもの成長を妨げている可能性があることに
気がつかないことです。

子どものことを想い行動したりお世話することは
とても大事ですが、

子どもの領域に侵入してまでやってしまうと
悪影響が出始めます。

その後の影響は?

共依存の親子関係で育つと
基本的には、周りの人とは共依存関係を作ろうとします。

人間関係は共依存の関係性だというのが当たり前になっているので
本人が気がつかない限り、

相互依存や相互理解というような関係性は
築きにくくなります。

なぜかというと、自分の共依存欲求を満たし、世話をさせてくれる人か
自分を依存させてくれて面倒を見てくれる人を

探し出してパートナーにし、
子どものへも自分の当たり前の感覚で関わるからです。

それが全て問題かと言われると、
そんなこともなく、

もちろん、社会的な地位を得たり、
不自由ない経済力を得たり、才能を発揮したりと

活躍している人もたくさんいますが、
心の根底では、

無意識な支配感からの精神的な不自由さや、
漠然と「満たされない」というような感覚に

常に悩んでいる人は少なくありません。

親子間の共依存の克服

共依存親子克服

自分が親側の場合

もし、自分と子どもの間に
共依存関係が作られているのではないか?

と気づいたとしたら、
それはとてもすごいことです。

共依存というのは本当に無意識に
当たり前のようにして気がつかないままの場合が

圧倒的に多いからです。

もし、気付けたとしたら、
ぜひ1度考えて見て欲しいのは

「子どもの人生を手放す」ということです。

親子間の共依存や依存は

子どもの人生の舵取りをしている、または
舵取りをしようとしている状態です。

子どもの人生の前に、自分の人生の舵取りをどれぐらいしているのか
考えましょう。

・自分自身の人生の喜びは?
・自分自身が心から満たされることは?
・自分自身の今の課題は何ですか?
・自分が今満たされていないとしたらどうしてですか?

子どもは、子どもので自分の人生を生きています。

確かに、とても大切な存在かもしれませんが、

子どもは、自分の人生の登場人物の1人です。
あなたは、子どもの人生の登場人物の1人です。

別々の人生を生きています。

自分自身の人生の舵取りしっかりしていくことが
親子間の共依存を克服するのにとてもオススメです。

自分が子ども側の場合

もし、自分の親と共依存関係があると気づいた場合は
一番すぐにできることは、親元を離れることです。

物理的な距離をとったからといって
精神的にも自立するわけではありませんが、

自分一人の時間をしっかりと取ることで
自分を見つめ直したり、物事を見る目も広がります。

もしかすると、親を恨む気持ちや
一人でやっていけるのか

とても不安になるかもしれません。

「やっぱり言うこと聞いておこうかな」とか
「こんなことは親不孝かな・・・」など

思うかもしれませんが、
そう思ったとしても、親元を離れたままで

新たな生活をスタートさせることをお勧めします。

そう言う感情が生まれるのは、
今まで、依存したり、依存される関係性にいたため

判断力や自立力が育っていないので不安を感じるのです。
初めてのことに不安を感じるのは当たり前の反応です。

共依存の関係性から離れると
半強制的に、自分で判断しなければいけないことが増えます。

判断力や自立して生きる力は
年齢、性別、今までの環境に関係なく、

大人になってからでもつけていける力です。

本当に小さいことから判断して
決めていく体験を積んでいきましょう。

共依存関係に長くいると、

自分が心から望んでいることや
今欲しているもの、好きなものなどが

相手に望まれたもの、相手がしてくれたものなど
相手基準になっていくためわからなくなります。

まずはその自分自身の感覚を取り戻し、
感情を丁寧に拾っていきましょう。

共依存のチェックシート

共依存チェック

簡単なチェックになりますが、
自身の共依存度の目安になるチェックシートです。

今までの記事を読んで見て
色々と自分自身に問いかけながら確認して見てくださいね。

どちらでもない・・・というものも
できるだけ、当てはまるかどうかを考えてみてください。

自分を見つめる力は共依存だけでなく、
色々なところで役立つ力です。

・自分のことよりも相手を助けたり、世話をしたりする(自分より相手を優先する)
・相手の行動、感情、考え方、状態、結果を変えよう、変えてあげようと思うことがある
・問題や危機が起こっているような人間関係に巻き込まれていることが多い
・一人でやっていけるという自信がない、見捨てられるかもしれないと不安になる
・ある特定の相手のことで頭がいっぱいで視野が狭い
・自分の問題は大したことはないと思ったり、嫌なことは見て見ぬふりをしたり、
表面的には何もなかったように振る舞う
・相手が落ち込んでいると自分も気分が落ち込んでしまったりする。(感情移入)
また、他人の問題にのめり込んだり、相手からの精神的、性的身体的侵入を許してしまう
・罪の意識(罪悪感)を感じやすく、相手のことで、自分のせいだと思いやすい
・人間関係で、同じ間違いや失敗を繰り返す傾向がある。
・自分は犠牲者だと感じやすく、弱さを感じる
・問題があっても波風を立てないようにする、明らかにしたくない
・相手に尽くすことが愛情だと感じる(なんでもやってあげたくなる)
・「こうなるはず」「こうするべき」と思うことが多い
・相手の気持ちを察して先に行動したり、心配したりする
・「ノー」が言えず、引き受けてしまって疲れたり恨みの気持ちがわく
・責任感が強く、なんでもがむしゃらにやりこなす
・傷ついたことがあっても最後はいつも許してしまう

何個ぐらい当てはまりましたか?

5つ以上当てはまる項目がある場合、
共依存者の可能性が高いと言われています。

まとめ

今回は親子間の共依存と
自身の共依存度のチェックシートを紹介しました。

どれぐらい当てはまりましたか??

念のためにお伝えしておきますが、
たくさん丸がついた=だめ

とかでは全然ないですよ。
自分にはそういう傾向があることを知っただけです。

次回は共依存シリーズの最後!
共依存の克服についてまとめます。

子育て×SmileHouse

公式メルマガ【無料】

育児の教科書には書いていない
子育て7つのエッセンス

〜大人が子どもにできること〜

パートナーとの関係性がよくなっていくためには?
子どもの本来持つ力(潜在能力)が邪魔されずに発揮されるために大切なこと。など

これまで私が経験してきたもののなかから
子育てをしていく上で役立つ知識や体験を
7つのエッセンスに集約して、包み隠さず話しています。

お母さん自身が楽しみながら子育てをしていくために
ぜひお役立て下さい。

ABOUTこの記事をかいた人

SmileHouseスタッフの妙加(たえか)です。 仕事に追われつつドタバタと記事を書いていますが、がんばって子育てに役立つ情報を更新していきたいと思っています。 最近はランニングとあんこと半身浴にハマっています♪