【共感】実は別物!同意と共感。使い分けてコミュニケーション力UP

こんにちは
SmileHouseの妙加です。

共感とは相手の気持ちに寄り添うことですが、

混同しやすいコミュニケーションの一つに同意というものがあります。

同意は共感に似ているようで、全くの別物。

共感しているつもりで同意をしている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は共感・同意の違いについてまとめました。

共感と同意の違い

共感

共感とよく似ている言葉に「同意」や「同情」があります。

同意とは人の話に対して「わかる−!」「私も!」と反応することです。

まずは知識として同感を知り、
自分の普段のコミュニケーションを振り返ってみてください。

そして知っていると、意識していれば自分で選んで
コミュニケーションを取れるので

ぜひ参考にしてくださいね。

共感

共感は相手の気持ちや感情に焦点を当てて話を聞くことです。

ここが1つのポイントなのですが共感は
「相手と同じ意見でなくてもいい」のです。

共感は、私と相手は違う人。

というのが大前提にあり
お互いが違うことを尊重しているので、違う意見で全然良いのです。

同じ気持ちになっているかどうかは関係なく、

限りなく相手に寄り添い、自分のことのように捉えて

相手の気持ちを組むことです。

だから、共感はいつも主語が相手になります。

「あなたは今そう思っているんだね」

と、相手の感性や価値観を肯定して尊重して受け入れることです。

同意・同感

同意や同感というのは話の内容(コンテンツ)にYESの意思を表示することです。

私も、同じ気持ち。
私も、同じ意見だよということ意思表示していることになります。

ですので、主語は自分になります。

同意は、相手に今話している内容に
「自分も同じ価値観を持っています」と言うので

共通の趣味や、好きなものの話だと
抜群に話が盛り上がるかもしれません。

でもコミュニケーションをとっていると
必ず同意できない場面にも遭遇します。

共感というコミュニケーションが苦手で、

同意するか、しないのかという選択肢しか自分の中にないと、

同意(賛同)できない場合は

  • 同意しない(否定)
  • 受け流す(無視)
  • 自分に嘘をつく(ごまかす)

などの対応が必要になります。

人間関係でストレス感じやすい人は
自分の共感力はどうかな?と振り返ってみると良いかもしれません。

どんな人、どんな価値観でも共感はできる

私たちは、自分の話を肯定的に聞いてもらうと
自分を受け入れてもらっているように感じるので

嬉しい気持ちになります。

人と会話していて真っ向から否定されると

いい気分にはなりませんね。

話の内容ではなく、自分の存在そのものを
否定されているように感じてしまう人もいます。

でも、だからといって話の内容によっては
同感ばかりができるわけでもありませんし、

同感しなくてはならないということもありません。

人はみんな違う価値観や感性を持っているので
逆にいうと、相手の価値観が理解できなくても全然OK。

自分の価値観がどうなのか、
自分の考えがどうなのかを述べる前に

まずは相手の存在や価値観、感情を尊重し、
また、相手とは違う自分の考えや感情を

伝えることも認めて自分のことも尊重している状態の
コミュニケーションの取り方が共感です。

極端な話、

相手のことが嫌いでも、
全く価値観が違う相手でも、

なんだかウマが合わないな〜と思っている相手でも
共感をすることは可能です。

「私はそういうふうには思わないし、
あなたの気持ち、感情はわからないけど、

あなたは○○と感じるんだね。」です。

ちなみに・・・

「私はそういうふうに思わないし、
あなたの気持ち、感情はわからないけど」

は言わなくて大丈夫、心の声にとどめておきましょう。

これは相手に嘘ついたりごまかしたりしているのではなく
「私」と「あなた」をしっかり分けているだけのことです。

同感ばかりだと幅が狭まる?

友達「○ちゃんってアイス好き〜?」
自分「好き!」
友達「私も大好きなの!」

アイスが大好き!という意見に同意すると、
これはこれで会話が弾みます。

「どんな味が好き?」とか「どこのアイスが美味しかった?」などアイスについて話し合えるからです。

ですが同意できない場合はどうしましょう。

自分がアイス嫌いだったらどうでしょうか。

「あ、そうなんだ・・・私は嫌いだなぁ。」

と、相手の好みを否定しますか?

「そうなんだ!美味しいよね」

と、無理やり(自分に嘘をついて)同意しますか?

「そーなんだ。それでさ〜」

ひとまず流して違う話題にしますか?

本当は好きじゃないけど
好きだよ〜って言うのも気がひけるし

かといって否定するのも
無視するのも・・・となるでしょう。

「同感」は相手と同じように感じることなので
意見が違った場合はできないんですね。

また、自分が同意ばかりのコミュニケーションを
使っていると、相手も同意を求めてくる人が集まってきます。

(不思議なものですが・・・)

ですので「わかる」「一緒」「私も」という
同意で作られた関係性が多くなってきます。

それでずっとやっていると
だんだん違う意見が言いづらくなって

ストレスに感じてしまう人もいるようです。

同意ばかりの人間関係とは?

職場や友人の中に「イエスマン」や「ゴマすり」というような
人がいれば、注目してみると、

その人たちは「同意」をたくさん使っていると思います。

ある程度はそれも必要なんですが、
使いすぎる、または上司には同意しかしない

というようなことをしていると
実は周りから信頼されにくいんです。

上司の言うことになんでも「はい!」「そう思います」
っていってるわけですから・・・。

ただ、上司は自分の言うことに賛同してくれて、
気分良く感じる人もいるかもしれません。

友人関係でも、自分に対してなんでも
同意してくれる友達は、気が合うと感じるかもしれません。

だけれど、同意のコミュニケーションをする人は
相手が「同意」する情報や発言を無意識に選んでしています。

相手が本心で言っているのか合わせてくれているのかは、

確かめないとわからないことなのです。

共感、同意のいろんなパターン

共感

では、共感と同意の違いはなんなのかを例にたとえてイメージしていきます。

買い物依存症の友達の話

友達が、
「会社でのストレスがつらくて、それを解消するために、買い物依存症になった」
と話してきました。

共感と同意のイメージとしては、

共感は「感情・事実」
同意は「行動」に注目したコミュニケーションです。

この場合、

「買い物依存症になるほどのストレスでつらかったね。」

と返すのは共感になります。

友達が強いストレスを感じていた(事実)、
それをどうにか解消していた(つらい、しんどいという感情)

ここに自分の価値観はなく、友達の感情に寄り添っています。

逆に、

「しんどかったら、買い物しちゃうよね〜」
「買い物ってストレス発散になるよね!」

などは同意になります。

「ストレス発散のために買い物をする」
という行動に焦点が当たっていて、

その行動に自分は賛同します(私もストレス発散に買い物をする)
という意思表示をしています。

働いたら裕福に暮らせるか否かの話

「毎月生活が苦しくて心がすり減っちゃうんだよね。
しんどいよ〜。
働いてたら、裕福に暮らせるものでしょ〜」

と、言ってきました。

共感は「感情・事実」
同感は「考え方」

に注目して話を聞きます。

この場合

「感情・事実」→心がすり減っている、しんどい
「考え方」→働いていたら、裕福に暮らせる

「心がすり減っていて、しんどい状態」というのは
友達が感じている事実で、感情ですので、

これに善悪や正しい間違いは存在しません。

なので、「いま心がしんどい状態」というところが共感するポイントです。

「働いていたら、裕福に暮らせる」というのは

その人の考え方や価値観なので、同意を示すかどうかの選択があります。

「ほんと、そうだよね〜(同感)」
「そうかな?どうしてそう思うの?」(反対)

というような会話が同意を軸においた会話になります。

そうかな?という方は、
自分はそう思っていない(否定)というのを示しています。

相手に質問をして興味を持っているように捉えることもできますが、

いま題材にしている「共感」というのからは外れます。

また、自分が正しい!と思っている人だと
ここから「働いているからといって裕福に暮らせるものではない」

と相手に自分の考えを押し付ていく人も出てきそうですね。

共感は相手の心や感情を聞くときに効果的

共感

実際、どういうときに共感してどういうときに同意するのか

どっちが良い、悪いというのはありません。

ただ、相手の悩みや感情を聞くときや
何か悩みに対して解決のきっかけをみつけたいときは

共感がオススメです。

共感は自分を客観的に見やすい

例えば、友達が

「職場の先輩がとっても嫌な人だ」という相談をしてきました。

共感の例

友達「職場の先輩にめちゃくちゃ嫌な人がいて、毎日嫌な気持ちになる。」
自分「よっぽど嫌な気持ちになったんだね」

友達「そう。自分は何もしないのに、いつも偉そうに指示だけは出してくるんだよね」
自分「口だけなのが嫌なんだね〜」

友達「そうそう!まぁ確かに私の仕事なんだけれど、もう少し
言い方とかあると思うんだよね。ああいう言い方されると嫌われてるのかなって思う。」
自分「言い方がきついから、嫌われてるんじゃないかって不安になるんだね」

友達「そ〜。できればもう少し優しい言葉遣いをして欲しいんだよね。」

この流れは共感を主体にしたコミュニケーションの例ですが、

同意を主体にするとどうなるかというと・・・・

同感の例

友達「職場の先輩にめちゃくちゃ嫌な人がいて、毎日嫌な気持ちになる。」」
自分「へー!嫌な人なんだ。いるよね〜そういう人。」

友達「本当に!偉そうな言い方で指示ばっかりしてくるんだよね〜。
ああいう言い方を平気でするって、どうかと思うわ」
自分「言い方って重要だよね〜。なんか偉そうな人いるもんね」

友達「他の人も偉そうって嫌ってるし、どうしようもないし。
やめてくれたらいいのに〜」

みたいな流れになるでしょうか。

何を言っているかは大して関係なくて
ポイントは話のどこに着目しているかなのです。

共感と同意では話の焦点が違う

共感と同意のどこが違ったのかというと、

共感は「友達の感情や事実」に焦点を当てています。

同感は「職場の先輩の存在や言動」に焦点を当てています。

「先輩が嫌な人」は友達の解釈や判断なので、先輩が本当に嫌な人かどうかは確かめようがありません。

嫌な人だと感じている友達の気持ちは否定せず尊重するのですが、

もしかしたら自分と先輩はめちゃくちゃ気が合う可能性もありますよね。

(実際に先輩はこの場にいないので、この話は今ここでどれだけ話してもわからないことです。)

なので、先輩が嫌な人というは事実ではなく、

友達の解釈や受け止め方が先輩に対してネガティブな感情を生んでいるのです。

しかし、友達が「毎日嫌な気持ちになる」と感じていることは事実です。

だいぶ整理できてきましたね。

事実かどうかわからない→先輩が嫌な人なのかどうか

事実→友達は先輩のことを嫌な人だと感じている。
毎日嫌な気持ちになっている。

共感するコミュニケーションでは

「その先輩が実際にどういう人か」は関係なく
「友達がどういう感情を持っているか」を尊重します。

先輩が本当に嫌な人なのかどうかを検証する話し合ったり、
いつ、どんなことを言ったのか、どういう振る舞いをしているのか

という事実の有無は議論しません。

ただ友達が「事実をどう受け止めているか」というのを
尊重して返答しているんですね。

こういう関わりは、聞いてる側の価値観が会話に混ざらないので
自分自身のことを客観視しやすいのです。

「あの人が嫌なのではなく、きつい言葉遣いが嫌だ。
もう少し優しい言葉遣いで接してほしいと思っている。」

というのが今回の流れの友達の話でわかったことです。

実は、先輩という存在ではなく
先輩の言葉遣いという振る舞いに不満を感じていたというのは

他人にはわからないので、友達が自分自身で見つけるしかないんですね。

私たちは、自分の感情や価値観を無条件で認められて受け止めてもらえると
嬉しく感じて、もっと話したくなります。

たくさん話して吐き出すことによって、心が軽くなれば
スッキリして、プラスに物事を考えたり捉えやすくなります。

話を聞いている側はただただ共感して「聞いている」だけで
悩み事が解決していったりするんですね。

それは、「私とあなたは違う人」という大前提の他に
「すべての感情は感じてOKなんだ」という自己受容や

「相手が何を感じているのか?」という想像力や感性、
そして、「自分が何かをしなくても、相手は問題を解決していける」という

相手への信頼があって成り立つ関係性です。

こういう姿勢で話を自然に聞ける人もいれば、
かなり意識しないと難しい人もいます。

この差の1つが「どんな感情を感じてもいいんだ」という自尊感情が
自分に対してどれだけあるか?が関わっていると言われています。

これとは逆に、同感の焦点は
「先輩という存在、人柄、言動」に焦点が当たっていました。

お互いが「先輩は嫌な人」というのを共通認識にした会話です。

友達からすると「嫌な人がいる」と言ったことに対して
「嫌な人なんだ!」と同意してもらえているので

おそらくこの先は先輩がどれだけ嫌な人なのか!?
という会話がされていきます。

お酒を飲みに行って永遠と同じ話をする
っていうのがまさにこれですね(笑)

で、とりあえず話したけど
なにも解決していないというか

そもそも何話したっけ?
みたいな翌日を迎えるわけです。

ここで友達の先輩の話に同意せずに

自分「いやいや、それは決めつけすぎ!
もしかしたらいいところもあるかもしれないよ!」

と、反対意見を述べると、

友達「実際会ってみたらわかる!!」

みたいな感じで価値観のぶつかり合いが始まるかもしれません。

これも別に何も解決はしないんですね・・・。

ただ、これにももちろんプラスの効果はあります。

自分を客観視するというのは、少し気持ちにゆとりができないと難しいのです。

不満や怒り、悲しみというような感情や
全く話せる相手がいなくて、とにかく聞いてほしい!というような

気持ちが一杯一杯の時にまずは、感情や気持ちを
一気に話して落ち着くのが先という場合は

同意が効果的な時もあります。

なので、やっぱり状況に応じて選べると
人とのコミュニケーションがスムーズに進めやすいと思います。

同感は意思表示した責任が発生する

共感と同意どちらも大事なのですが、共感の方が心理的にも奥が深く、

本当の意味で共感する力をつけていくのであれば
まずは自分自身と向き合ったり

人と関わる時は意識していく必要があります。

なので、私たちは割と簡単にできる「同意」を使うことが
多いのですが、この同意することは

自分の意見を述べるのと同じような責任を伴います。

同意は「私も賛成です」という意思表示と同じだからです。

なので共感したつもりで、同意していたら
自分の知らないところで話が大きくなっていた

なんてことも起こり得るのです。

さっきの「偉そうに指示してくる嫌な先輩」の話ですが

そこで

「そういう人いるよね〜」とか
「そりゃひどい言い方だね〜」などで

「先輩=嫌な人」に賛成の意思を示したとします。

友達が自分の意見に賛成してくれた!と思ったら
「先輩が嫌な人説」を悠々と話出すでしょう。

友達からすると、偉そうな言い方をする先輩に非があり
自分は間違っていない、正当だと思っているので、

なおさらです。

でももし、

友達がうっかりさんで
何かの拍子で「○○も嫌いって言ってたんですよ〜」

なーんてなったら・・・。

自分は全く先輩には会っていないし関係のない問題なのに

先輩が聞いたらもちろん心象は悪くなりますし、
周りの人も、「○○(私)さんも先輩を嫌って思ってるんだな」

という認識になります。

これ、割とあるあるなんですね。
自分の知らないところで、自分の意思が広まってることって。

ただ、最初に同意して意思表示をしているので
実際には、「私も先輩は嫌な人だと思っている」と
言っているのと同じだけの効力があります。

意外と言ってしまっている、
共感のように思えて 同意に近いのが

  • ひどいー!
  • ありえない、おかしい
  • それ普通じゃないよね

などです。

口が軽い相手には実はちょっと気をつけた方が良いかもしれません。

共感は、誰かにはできるけど、誰かにはできないってことはなく、
どんな時にも意識すればできます。

相手の価値観、世界観と同じにならなくていいんです。

相手の価値観、世界観を尊重しましょう。

そうすると、自分自身も無理なく
相手も気持ちよく、でも理解し合えるという

人間関係を作り出していけます。

まとめ

自分のコミュニケーションを振り返ってみて、

何か気づくことはありましたか?

共感・同意、どちらもコミュニケーションでは大事で

相手と信頼関係を築くために必要な要素です。

ですので、どちらも意識して使えるようになるのがベスト。

ぜひ、一度意識してコミュニケーションをとってみてくださいね。

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SmileHouseスタッフの妙加(たえか)です。 仕事に追われつつドタバタと記事を書いていますが、がんばって子育てに役立つ情報を更新していきたいと思っています。 最近はランニングとあんこと半身浴にハマっています♪