こんにちは
Smile Houseです。
子どもが何に対しても「イヤ」と言う、出かけるときに大泣きする、1日中機嫌がなおらない・・・などは
子どもの「甘え・わがまま」の一つ。
親は大変ですが、子どもは自分の気持ちを表現している真っ最中なので出来る限り受け止めてあげたいですよね。
今回は「イヤ」と言うときの対処法や子どもの甘えに対してどうしたらいい?などをまとめました。
子どものしつけ:何に対しても「イヤ!」と言うときはどうする?

子どもが何に対しても「イヤ」と言うときは、
少し時間をおいて、子どもに気持ちの整理をつけさせてあげましょう。
親が言うことに対して「イヤ」と言うのは自我の芽生えなので、色々と指示してしまわずに子どもに時間を与えてあげましょう。
何に対してもイヤと言っている時は反射的に言っていたり、最初は理由があって「イヤ」と言っていたけれど、
ぐずっている間に何がイヤだと感じたのかわからなくなっていることもあります。
突き放すわけではなく、ちょっと放っておいて子どもが感情のコントロールができるように促せると良いですね。
もちろんすぐに感情のコントロールができるようにはならないし、1回できたとしても次はできない・・・とこともありますが、
続けていると少しずつ上手くコントロールできるようになります。
また、どうしても大切にしたい時間や場があるならそれは先に知らせておきましょう。
例えば、「夜ご飯はみんなで食べようね。これだけは守ろうね。」と前もって言っておくと、
最初はできなくても、続けているうちにその時間に自分の行動や感情を合わせる力が育っていきます。
そして約束が守れた時は「ありがとう」や「助かった」などの気持ちや、きちんと守れたという事実を声に出して伝えてあげてください。
「イヤ!」は自分の気持ちを出せている証
何に対しても「イヤ」と言っているのは、本当に全てがイヤなのではなく気持ちの整理ができていなかったり、
自分の気持ちを上手く表現できていないから「イヤ」という言葉で表現していることもあります。
だからこそ少し時間をおいて子どもを落ち着かせてから、「これはイヤなんだね?こっちは?どれがいい?」と、
子どもの気持ちを整理するサポートをしてあげてください。
子ども自身も自分の気持ちが表現できなかったり、伝わらないことにモヤモヤとした葛藤を感じています。
気持ちの整理も上手くできるときもあれば、なかなかできないときもあります。
でも「イヤ」という形であっても、素直に自分の気持ちを表現できるのは素敵なことです。
成長していくほどに、少々無理をしたり我慢しなくてはいけないことも増え、
その場でありのままを表現できる機会や場も減っていきますよね。
親は本当に大変ですが、素直に感情を表現できる時期を大切にしてあげてください。
子どものしつけ:後追いがひどく出かけるときに大泣きする場合はどうする?

子どもが後追いをするときに子どもを置いて出かけたり預けると大泣きして、出かけるのが心苦しい・・・というときもありますよね。
後追いをしている時は、こっそり外出するよりも
出かけることをきちんと伝えて、帰ってくる約束をしてあげましょう。
泣いてしまうから・・・とこっそりいなくなると子どもは置いていかれたことや、急にいなくなったことに対してとても不安を感じます。
親と離れたくない時期なので、こっそり出かけても伝えて出かけても泣いてしまうでしょう。
大切なのは、「絶対に帰ってくるからね」と安心感を与えてあげること。
繰り返し伝えていれば、子どもは「出かけても帰ってくる」と信じられるようになり、待てるようになります。
預けれる人がいるなら、その人に任せてスパッと出かけてしまう方が良いでしょう。
泣いてしまうと離れがたくなってしまいますが、迷う姿勢を見せていると
子どもはその間ずっと「離れてしまう」という不安を感じっぱなしになってしまいます。
バイバイをするときも悲しい顔をしていると、余計に不安を感じてしまうので、
帰る約束をして笑顔でバイバイをしてサッと出かける方が、
子どもは「この人と帰りを待っていて大丈夫なんだ」と安心できます。
子どものしつけ:1日中泣いてグズるときはどうする?

何をしても機嫌がなおらず、泣きっぱなしで自分の思い通りにならないと、お菓子やミルクを欲しがり、
仕方がないので根負けしてあげてしまう、となると多くの方は「このままだと大きくなってからダメになるんじゃないかな」とか
「ミルクをあげないと泣き止まないようになってしまうのでは・・・」などが心配に感じると思います。
ずっと機嫌が悪いのは親も大変ですが、子どもも「落ち着こう」と焦っていたり、それができずにイライラしている状態。
子どもの中でミルクを飲んだり、何か食べることが気持ちを落ち着ける儀式になっているのなら、
すぐにやめてしまうのはお互いにしんどくなってしまいます。
急に無理してやめてしまうよりは、少しずつ量を減らしていく方が良いでしょう。
どうしても色々と子どもの将来が気になったり心配になってしまいますが、
「今」のベストをしっかりとしてあげることを優先して考えてみてください。
しつけ:外では出来ることを家の中で「やって」と甘える時は?
保育園や幼稚園では一人でできていることを、家ではできなかったり「やって」と甘えてくることってありますよね。
「今日だけだよ」と着替えを手伝ったら毎日「お願い」と甘えてくるようになることもあると思います。
甘えさせていいのかな?と思いますが、子どもの中で家は無条件に自分を大事にしてくれる場所。
たくさん甘えさせてあげましょう。
一人で出来ることをあえてお願いしてやってもらうと子どもは「自分はとっても愛されている」と感じます。
でも本当はできるから子どもは外では頑張っています。
保育園や幼稚園はお友達と遊べて楽しいのと同時に、緊張もしているはず。
その気持ちを家に帰ってきたときに親に甘えるという形で発散しているのです。
家の中は子どもにとって、無条件に自分を受け入れて愛してくれる場所がなので、
ゆったりしても「まあ、いいかな」と許してあげてください。
もちろん、本当に無理なことや出来ないことは「今は無理」と断って大丈夫です。
甘えは親の愛情を確認している
例えば、着替えを一人で出来るようになったらわざわざ親に頼んで着せてもらうより、自分でやったほうが早いですよね。
子どももそれは理解しています。
ですがわざわざお願いして着せてもらおうとするのは、親の気持ちを試したり確認しようとしている証拠。
自分の要求を「いいよ」と言ってもらえるのかどうか、
親にとって自分は特別な存在なのかどうかを確認したがっているのかもしれません。
そこで「自分で出来るでしょう」と強制してしまうより、
「今日はやってほしい気分なんだね」と共感してあげる方が、将来的には心豊かに育つとされています。
外ではめちゃくちゃなのに家の中ではいい子、の方が実は将来的には心配です。
親の前ではありのままの自分でいていいという安心感を子どもが感じていることが大事なのです。
子どもの「今」を大切にしてあげましょう
子どもの「イヤ」やワガママに対応するのはとても疲れますし、困ることや、
何をしても機嫌が良くならないとイライラしてしまうこともあると思います。
同じように子どもも自分の意思を示したり表現しようと一生懸命。
ですが感情のままに自分を表現できることや、それが許されるのはこの時期だけの特権ですよね。
もちろんできる範囲で良いので、甘えやワガママをたくさん表現させてあげてくださいね。