こんにちは
Smile Houseです。
子どもが遊び食べをしてしまう、おもちゃを片付けてくれない、
服を着るのを手伝うと大泣きする・・・・など、
生活習慣に関することは、毎日のことですから、
どう伝えたらいい?どう工夫したらスムーズにいくの?と
毎日イライラしたり悩んでいる人はとても多いと思います。
こういった生活習慣の関わりで大切なのは子どもを信じてあげることや、
誠実な対応をして築き上げていく「信頼関係」です。
今回は生活習慣に関する子どもとの関わり方や対処法についてまとめました。
子どものしつけ:遊び食べをやめさせるには?

食事中に遊び食べを始めてしまって中々食べ終わらなかったり、
時間がかかるので口元までご飯を運んで食べさせるとそれ以降自分で食べなくなったり。
こんなとき、どこまで手伝ってあげればよいのか悩みますね。
遊び食べは、子どもの食べる意欲を大切にしながらプライドを傷つけないように注意しましょう。
遊び食べをする時期に大切にしたいのは、子どもの「食べよう」という意欲を育てることです。
色々なことに興味を持ち出す時期でもあるので、こぼしたり遊んだり歩き回ったりしてしまうのも当然のこと。
そういう状態でも子どもに食べる気持ちがある場合は、それを尊重してあげてください。
ただ、あまりにも食事の時間が長いときは食べる気がないかもしれないので、
こちらで食事の時間を区切って終わらせましょう。
少しずつ短くして最終的には15-20分ぐらいにできると良いですね。
子どもの遊び食べは、お母さんやお父さんの反応を試している場合もあるので、
すぐに叱らず「美味しくない?」「お腹いっぱい?」など、
食事をしていない理由を確かめて、
まだ食べる意思があるなら「こっち(食事)にしようね」など子どもを促してみてください。
「いらない」のサインをした場合は「もういらないんだね、片付けるね」と食事を下げてしまいましょう。
「もういらない?」と毎回聞いてあげると、子どもも「いらない」のサインを出すようになってきますよ。
遊び食べだけでなく子どもの行動を一つ一つ受け止めてあげることによって、子どもは少しずつ学習していきます。
「ダメ」と言うだけでは子どもは何がダメなのかわからず、
自分がダメと否定されたように受け取ってしまうこともあるので気をつけてくださいね。
遊び食べ対策:食事の期待感をあげる
3歳ごろになると好きなキャラクターや色もハッキリとしてくるので、食器やカトラリーを子どもの好みに合うものにするなど、
ご飯を食べたくなるような工夫をしてみてください。
それ以外だと、食事の前には運動をしたり眠い時間を極力避けるなども良いでしょう。
子どもに食べさせてあげるときは、子どもの要求のままに応じるのではなく、
「今日は特別だからね」など声をかけて、食べさせる回数は減らしていきましょう。
子どもは大人のように「〇〇時までに食べ終わって、〇〇しよう」みたいに、目的や効率、予定を重視していませんし、
時間の見通しもあまりできないので、何故ご飯を早く食べ終わらないといけないのかがわかりません。
なので「食べ終わったら遊ぼう」「食べ終わってから〇〇しよう」と、
食事の先に楽しい時間がある期待感を高めてあげましょう。
また、周りの大人が美味しそうに食事をするのも良いお手本になります。
「お母さんのご飯、もう少しでなくなるな〜」と、
一緒に食べる時間はもうすぐおしまいになるという風に促してみたり、
もう少しで片付けるよ、と食事の終わりを予告するのも良いかもしれません。
子どものしつけ:お片付けを自分でしてほしいときの対応

子どもが遊んだおもちゃを散らかしっぱなしで片付けをしてくれない、
何度言っても片付けないから「捨てちゃうよ!」と怒って無理やり片付けを促す・・・
など、すんなりとお片付けをしてほしくても中々うまくいきませんよね。
そういうときは、ゲーム感覚で一緒にお片付けをしてみてください。
「親も一緒に」が大事で、お手本を示していると段々と子どももできるようになっていきます。
子どもからすると「もう十分遊んだ!!」と120%で満足していない限り、
中々お片付けをする気持ちには切り替えられません。
最初のポイントはある程度満足、納得するまで子どもが遊んでいるかどうかです。
おもちゃの片付け=子どもがやること、
と思いがちですが親が一緒にやることで子どもも進んでやり出すこともあります。
最初のうちは親が片付けてあげる回数の方が多いものなので、片付ける姿勢を見せてあげましょう。
「一緒にやってみる?」と声をかけてあげるのも良いですね。
お片付け=遊びが終わり、楽しくないではなく、お片付けもゲームみたいで楽しいと感じるような工夫をして、
お片付けを手伝ってくれたら、
「お片付けしたね」と、子どもが片付けたことを伝えてあげましょう。
しつけ=早く子どもが一人でできるようにする、ではなく「親も一緒に」と捉えて、
お片付けだけでなく色々な場面で一緒にやってみてくださいね。
また、片付けは毎回しなくてはいけないものでもありません。
月齢が低いうちは一回一回全てお片付けをして仕切り直しても良いですが、
成長してくると続きで遊ぶことも増えてきます。
そんなときはその子専用のスペースを作っておけば
「明日も続けて遊ぶやつはここに置こうね」と言ってあげれますね。
ゲーム感覚で気長に待つ
どれだけ言っても片付けないと「捨てちゃうからね」と言いたくなりますが、
物を大切にするという視点でみると「お母さんが片付けておくね」の方が良いですね。
また、持っているおもちゃ全てを出しておくのではなく、遊ぶおもちゃの量を調整しておくのもいいと思います。
収納場所を決めておいて、「〇〇はどこにしまうんだったかな?」と片付けを遊びに変えれるような工夫もオススメ。
少しでもお片付けができたら、「お片付けできたね」と子どもの行動を口に出して認めてあげましょう。
時間になっても帰らないときはどうする?

公園で遊びに夢中になり、時間になっても帰らないことってよくありますよね。
そういうときは、子どもに選択肢を与えて選んでもらいましょう。
小さなウソなら気にしなくても大丈夫ですが、
「もっと楽しい公園あるからそっち行こう」「おやつ買いに行こうね」と言いつつ、
その場を離れさせて帰るなど本当にやらないことはあまり言わない方が良いですね。
「今すぐ帰る?時計の針がここになったら帰る?」など、
子どもに選択肢がある状態にしてあげると自分で考えて選び、
「自分で選んだことだから帰る」という気持ちになりやすいですよ。
大人でもそうですが、強制されたり選択肢が一つしかないと「いやだ」「なんで」と、反発心が生まれ違うことをしたくなります。
子どもに選んでもらうというのは、色々な場面で役立つので試してみてください。
時間にゆとりを持って声を掛ける
できれば子どもには帰る時間よりだいぶゆとりを持って声をかけておきましょう。
16時に帰るなら、30分前ごろから「そろそろ帰ろう」と言っておきます。
「まだ遊びたい」と言ってきたら「もうちょっとだけだよ」と、次は15分前に「もう帰ろうね」と声をかけましょう。
そこで帰るとなれば遊びはおしまいですし、
「まだ!」と言ってきたら次は帰る予定の16時に声をかけます。
子どもの中では2回も待ってもらったという感覚があるので、
時間になっていきなり「帰るよ」と言うよりはすんなり帰ってくれやすくなります。
「早く帰らないと置いていく」と言うのは子どもからの信頼を失う原因になるので、できれば控えましょう。
本当は置いていかないにしても、子どもにとっては脅しとして伝わります。
どんな状況であっても本当にやらないことは口にしない方が、将来的に素直な子どもに育ちます。
ゆとりがあるときは待つ、どうしてもの時は強引にでも連れて帰るという日があってもOK。
ただ、毎回強引に連れ帰っていたり、
その場しのぎの嘘を重ねていると「どうせ嘘つくんでしょ」と信頼を失い、
言うことを聞かなくなっていきます。
親信頼関係は積み重ねなので、親が信頼すれば子どもも信頼してくれますが、
子どもの信頼を裏切る行動を重ねると信頼関係は構築されません。
「どうせ言うことを聞かないから」と無理矢理に従わせたり嘘を重ねて関わっていると、
「親は自分の言う通りにさせようとするけれど、約束を守らないし、自分の言うことはわかってくれない」
という風な気持ちを積み重ねて成長してしまいます。
寝かしつけがうまくいかないときはどうする?

夜寝かしつけても「まだ寝たくない」「まだ遊びたい」となかなか寝てくれない時は、
嬉しくなることばやスキンシップで子どもがリラックスできるようにしてみてください。
「おばけがくるよ」「怖い人が来て連れてっちゃうよ」と言って寝かしてしまう時もあると思いますが、
ゆとりがある時は「なぜ寝ないんだろう」と根本原因を考えてみてください。
大人も子どももドキドキしている時は眠れませんよね。眠るためにはリラックスが必要。
子どもが喜ぶ言葉やおまじないの言葉などを耳元でささやいたり、軽いボディタッチでスキンシップをとってみてください。
着替えがうまくできない時に手伝うと泣く場合はどうする?

子どもが自分で着替えたい!とやりたがっても上手にできないから、横から手伝うと大泣きしてしまう時は、
子どものプライドや自尊心を尊重して「手伝わせて?」と声かけをしてみてください。
「できないならやってあげる」とか「それは違うよ」「間違ってるよ」というと
子どもは「自分でできるのにどうしてやるの?」「知ってるのにどうしえ口出ししてくるの?」と、
イライラしてしまいます。
なので、「少しだけお手伝いさせて」と子どもが自分でできることは知っているよという姿勢で声をかけてあげてください。
時間がある時は待つ姿勢で
自分でやりたがる時期はとてもプライドが高いのと同時に、できない自分にもイライラしています。
「できるのに、できない!」とイライラしている時に横から色々と言われると、余計にイライラさせてしまい大泣きにつながります。
どうしても時間がない時は仕方ないのですが、ちょっと待てる時は見守ってあげましょう。
できれば子どもが自分でやりたがることを見越して予定を立てているとなお良いですね。
子どもを尊重する関わりを意識する
生活習慣のしつけは時間がないときや、何度言っても聞いてくれなくてイライラしてしまうこともたくさんあると思います。
親からすると子どもは守るべき存在ですし、色々と教えこんだり、色々とさせたくなるかもしれませんが、
何かをしてあげるよりも大切なのは「子どもを一人の人として尊重して関わる」意識です。
もう帰ろうと言ってもきっと帰らない→だからその場から離れたらとりあえずOK、ではなくて
子どもは選択肢を与えたらきちんと自分で選んだり決めることができる、と信じてあげること。
これは帰る時間の件に限らずあらゆる場面に言えることですが、「子どもを信じる」という大前提がとても大事なのです。
かといっていつも完璧にする必要はないし、子どものペースに合わせていてはどうにもらならない場面もたくさんありますよね。
数回強引にことを運んでも後でから説明をしたり、
子どもを信じる気持ちを持って関わっていれば大丈夫なので「できる範囲」でやってみてくださいね。