子どものしつけ1「叱るタイミングと発達に合わせた叱り方のポイント」

こんにちは
Smile Houseの妙加です。

子育てをしていると子どもを「叱る」ことがたくさんあると思います。

ですが闇雲に叱ったり感情的に伝えても、子どもはなぜ叱られているのかがわからないので「否定された」「嫌われた」などネガティブに捉えてしまい、

自尊心がうまく育たなくなってしまいます。

今回は、子どものしつけでたくさんの人が悩む「叱る」の中でも、タイミングと子どもの発達に合わせた叱り方のポイントをまとめました。

子どものしつけ「叱るタイミング」

しつけ
子どもと接していると、「危ないとき」「静かにしてほしいとき」「人に優しく接してほしいとき」など、色々と叱ったりキツく言いたくなるタイミングがありますよね。

ですが、叱っているうちにまた別のことで叱ったり、口出ししたくなりすると一日中「叱りっぱなし」といった状態になってしまいます。

叱るという行為は、

「学んでほしい社会のルールや価値観を伝え、学んでもらうため」に行いましょう。

子どもに自我が芽生え成長していくにつれ、対立することや叱りたくなる場面はどんどん増えていきますが、叱りすぎるのは子どもの発達にプラスにはなりません。(乳幼児期は特に)

なるべく叱らずにすむ工夫をし、子どもの自主性を伸ばしていく方向で子どもとは接するのがベスト。

ですが、先ほども言ったように、「これだけは学んでほしい」「これだけは知っておいてほしい」ということに反した行動を子どもがとったときは、しっかりと叱ることが大事になります。

乳幼児期に「本当」に叱るべきタイミングは次の2点です。

1、危険なとき

2、道徳に反するとき

例えば、道路に急に飛び出したときや、明らかに危険だとわかる高さから飛び降りようとしたときなどは「危険だからダメだ」ということを学び、自分の身を守れるようになってもらわなくてはいけません。

一度叱ったあとは次から「これから道路を渡るけど、慌てずに歩こうね」や「少し高そうだから、こっち側から降りてみようか」など、先手をうって声かけをして、叱らないですむ工夫ができるとなお良いですね。

道徳に反するときは、例えば友達を殴って傷つけたり、無理矢理おもちゃを奪い取ったときなどです。

こういった場面で叱らなければ、子どもは「他人は傷つけてはいけない」「他人のものをとってはいけない」ということを学べないので、きちんと叱るようにしましょう。

叱り方は具体的に、わかりやすく伝える

「叱る」と聞くと頭ごなしに「だめ!」と言ったり、感情的に伝えることが思い浮かぶかもしれませんが、叱る目的は、

「自分(子ども)のした行動が、なぜいけなかったのか」を理解してもらうことです。

そのため、叱り方に正解はなく、子どもの発達段階や状態に合わせて伝え方を変える必要があります。

例えば、友達を殴ってしまったときでも、「自分のしたことがいけないことだったと認識している子」「他の子も次々に殴っている子」「友達を殴ってはいけないことを知らない子」がいたら、

それぞれで叱り方や伝えることは変わってきますよね。

何がダメなのかわかっていないときは、「ダメ!」と叱っても子どもはなぜ叱られているのかわからないので、

「〇〇したからダメって言ったんだよ」と優しく説明してあげなくてはいけませんし、

逆に、悪いことだとわかっているのにわざとするときは厳しめに声をかけても良いかもしれません。

「ダメ」とただ叱るだけではなく、叱っている理由を具体的にして子どもに伝わるように伝える工夫をしましょう。

なぜ叱られているのかが理解できるように

よく「叱る」と「怒る」を混同してしまいがちなのですが、これは似ているようで別物。

「怒る」は自分のプライドが傷ついたり、許せないことがあり衝動的に相手を傷つけたり反撃する行為のこと。

「叱る」は何度か言っていますが、してはいけない行為やその理由を相手が理解できるように伝えることです。

子どもとの関わりで大切なのは「叱る」方。

人は怒っているときは感情的になりますが、叱るときは冷静な状態でいなくてはいけません。

一度で理解できない場合は、あまり焦らずにゆっくりとわかってもらうことも大事。

1歳〜2歳ごろだと、どれだけ丁寧に伝えてもなぜ叱られていいるのかがわからないことも、たくさんあります。

理由が理解できず、「やってはいけないことがあるんだな」「お母さんやお父さんが怖くなるからやめておこう」程度の認識になったとしても、

危険なことと道徳に反することはしたときは「ダメ」と叱りましょう。

4歳ごろになると「なぜダメなのか」「どうして叱られたのか」などがきっちりと理解できるようになるので、その頃まで根気強く関わることが大切です。

何度も同じことを繰り返していると、イライラして「何度言ったらわかるの?」「どうしてわからないの?」などと頭ごなしに言ってしまいたくなりますが、

グッとこらえて「やってはいけないことと、やっても良いこと」の区別を子どもが学び、自分で判断できるようになるまで丁寧に伝えて叱りましょう。

子どものしつけ「年齢や発達に合わせた叱り方」

しつけ
今は理解できなくても、発達にしたがって色々なことがわかるようになるので、子どもを叱るときは「根気強く」伝えることが大事。

子どもが理解しやすい言葉や納得できる言葉を探して、色々な伝え方をしましょう。

0歳〜6歳までの年齢に合わせて叱るときのポイントをまとめたので、参考にしてください。

年齢にあった叱り方のポイント

0歳〜1歳半ごろ

まだ言葉の発達が未熟なので、「擬態語・擬声語で伝える」ことが大事。

短く「アチチだよ」「カミカミだめ」という風に伝えるとわかりやすいですね。

よく理解できなくても「だめ」ということや、お母さんが真剣な顔していることはわかるので、表情に変化をつけて叱ると良いかもしれません。

1歳後半〜2歳ごろ

この頃になると自我が芽生え、自分のやりたいこと、嫌なことなどがはっきりしてきます。

子どもが「やってはいけないこと」を理解して、さらにその行為を自制してやらないようになるまでは、もう少し時間がかかります。

子どもがきちんと言うことを聞くためには、大人の関わり方はもちろん、子どもの発達や成長も必要になるのです。

今すぐわからせようと躍起にならず、繰り返し伝えながら子どもの成長を待つことがこの時期ではとても大事になります。

例えば、「友達からおもちゃをとる」ことがいけないとわかっていても、

「このおもちゃがほしい」という気持ちを我慢できずに友達から取ってしまうということがよくあります。

友達のものを奪っているので叱る必要がありますが、頭ごなしに「ダメでしょう」というのではなく、そのおもちゃが欲しかったという気持ちを汲み取りながら叱りましょう。

「そのおもちゃが欲しかったんだね、でもそれは〇〇ちゃんのだから返そうね」と言葉にして、子どもの気持ちに寄り添いながら「ダメなものはダメ」と教えます。

この時期は「これして」といった強制を嫌がり、無視したり反抗することも多いのでイライラしてしまいがちですが、「これやる?」「これしよう」と

問いかけや誘う言葉を多くして、子どもが「やる!」と決めれるように工夫してみてください。

叱るだけでなく、ほめたり気をそらしたりするなど、色々な工夫が必要な時期です。

3歳ごろ

この頃になると子どもは「これはお母さんはダメだと思っているだろう」という風に、親の気持ちがわかるようになってきます。

本格的にしつけを始めるのは、この時期を過ぎてからにしましょう。

ただ、わかっていてもやらないでいたり上手く誤魔化したりなどもできるようになるので、

「前を見て歩かないと、人にぶつかると痛いよ」「お片づけをしないと、ここにお布団敷けないよ」など、具体的な理由を伝えましょう。

この時期に具体的に説明していると、4歳以降の理解力が高まるので少し楽になります。

4歳ごろ

この頃になると、他人の気持ちがわかるようになります。

また、幼稚園や保育園での集団生活にも慣れてくるので、ルールや決まりへの理解も深まります。

何かを伝えるときは「〇〇したら、〇〇ちゃんが悲しむよ」という風に、その行動をすると周りの人がどう感じるのかということを教えてあげると効果的です。

ですが、まだ自分の欲求をコントロールしきれないので、素直にいうことを聞くことはできないことも多いので繰り返し丁寧に伝えましょう。

5歳以降

5歳を過ぎると、因果関係を理解したり、自分をコントロールして欲求を自制できるようになります。

なので、叱るときは理由をはっきりと伝え一緒に解決法を探すと良いでしょう。

例えば、「〇〇したよね」と事実確認をして、なぜいけないのかを丁寧に伝えます。

ここまでだと4歳の頃と同じなのですが、5歳以降は「どうしたらいいかな、どうしたらよかったかな」などを子どもと一緒に考えましょう。

必要であれば親が手本となることも大事です。

6歳以降はさらに信頼関係や友達との関係性などの要素も加わり、複雑になりますが基本は「どう思う?」と子どもに考えさせる関わりをすること。

自分で考えることが自分をコントロールすることや、他人への理解を深めるきっかけになります。

全年齢

どの年齢であっても、「子どもが理解できる、納得できる言葉」を使うことが大事。

そして、叱ると褒めるはセットで使うこと。

叱るという行為は、子どもを抑えつけたり従わせるために行うのではありません。

学ぶ必要のあることをしっかりと理解して自分をコントロールできるようになることや、子どもの自尊心を育てることが大事。

叱るばかりでは子どもの自尊心は育たないので、きちんと褒めてあげなくてはいけません。

「えらいね」「助かった」「ありがとう」などはきちんと伝え、時には簡単なお手伝いを任せて家族の役に立つという感覚を持たせてあげてください。

たくさん褒めている日常があってこそ、「叱る」という行為が上手く機能するようになります。

叱るときこそ子どもの様子をしっかりと見て伝わっているかどうか、どのくらい理解できているのかを確認しましょう。

目を見て真剣さを伝える

どの年齢でも「しっかりと目を見て話し、真剣に伝えていることがわかるようにする」ことが大事。

叱るときは粘り強く、丁寧に教えると子どもはだんだんと理解できるようになります。

また、「本当はこうしたかったね」と子どもの気持ちに寄り添うことも忘れずに。

共感をしつつ、「でもこれは〇〇だからダメだよ」と説明してあげると子どもは「自分のことをわかってくれない」というネガティブな捉え方をせずに受け止めることができます。

イライラして頭ごなしに怒っても子どもには「否定された」「自分のことを好きじゃないんだ」「わかってくれない」という風にしか伝わらないので、

根気強く関わり、きちんと理解して行動したときは思いっきり褒めましょう。

叱るのは行動であり、子ども自身ではない

「褒める」「おだてる」「なだめる」と同じように、「叱る」はあくまでも関わり方の一つです。

ずっと叱りっぱなしもよくないし、一切叱らないのも良くありません。

叱るべきときは叱り、褒めるときは褒めるなどメリハリが大事で、叱るときは人格を否定ではなく「やっている行動がダメだ」ということがきちんと伝わるように

叱ることが非常に大事です。

「叱られる」というのは子どもにとって嬉しい事ではないので、短い時間でわかりやすく伝えることと、両親揃って頭ごなしに叱ってしまわないように気をつけましょう。

お父さんが叱っているときは、お母さんは見守って叱らないといった工夫やメリハリが大事。

大切なのは「叱る」という行為ではなく、子どもにダメなことを理解してもらうことだということを忘れないようにしましょう。

叱る基本は、理由を明確にして説明すること

子どもを叱るのは、

「危険を教える」「道徳を教える」ことが基本です。

特に乳幼児期はまだ言葉が理解できなかったり、理解できても自分を自制することが難しいので、何度も同じことを繰り返してしまうことも多いでしょう。

そのとき「何度も同じこと言わせないで」とつい言ってしまいそうになりますが、グッとこらえて繰り返し丁寧に説明することが子どものしつけでは大切なことです。

叱り方の見本はありませんが、「なぜ叱られているのか」「なぜやってはいけないのか」が子どもに伝わり、理解できればOK。

子どもの目を見ながら、具体的に順序立てて説明してあげてくださいね。

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SmileHouseスタッフの妙加(たえか)です。 仕事に追われつつドタバタと記事を書いていますが、がんばって子育てに役立つ情報を更新していきたいと思っています。 最近はランニングとあんこと半身浴にハマっています♪