こんにちは
Smile Houseです。
子どもが大声で叫ぶのをやめてくれなかったり、何度言っても伝わらないこともありますよね。
ついイラッとしてこちらも大声で言ってしまったり長々と叱ってしまうこともあると思います。
それは仕方のないことですが、その時の対処法やフォローの方法を知っていると気持ちが楽になります。
今回は子どもがなかなか言うことを聞いてくれないときや、
つい大声で叱ってしまった時にどう対応をしたら良いのか?をまとめました。
子どものしつけ「奇声をあげるときの対応」

何か気に入らないときや、癇癪を起こしたときに「キーッッ」と大きな声で叫び、
「静かにして」と言っても聞いてくれないときや
さらに大きな声を出してしまうときって困ってしまいますよね。
そういうときは奇声をあげなかったことを、言葉にして伝えるのが大事。
「ダメ」「静かに」「うるさい」ばかり言っているとその環境が一つのパターンになってしまい、
「ダメ」と言われるたびに余計に奇声を発するといった悪循環ができてしまいます。
なので、奇声をあげずに入られた時に「今日は大きな声出さなかったね」と
子どものとった行動をそのままに伝えてあげてください。
奇声をあげるのは、言語の発達がまだ未熟で
自分の伝えたいことがうまく伝えられないことも原因の一つ。
「大きな声を出すとお母さんが気にかけてくれる」
というような思い込みができていない限り、
成長して自分の気持ちを言葉にできるようになってくると自然と治る行動です。
かと言って大声を出しても一切叱らないのは、
子どもからするとやってはいけないことを学ぶチャンスを失っていることになります。
叱るべき場面では叱ることは大事で、そうしないとやっていいことと、悪いことのけじめがつけれなくなってしまうからです。
叱るときはネチネチとしつこく叱らず「これはダメ」とスカッと叱るようにしてください。
子どものしつけ「何をどう工夫しても伝わらない」

何度叱ってもわかってくれない、何度注意しても危険なことをするので、
つい大声を出してしまうのは子どもにとってもお母さんにとってもストレスですよね。
大声を出さずに済むならそうしたいはず。
そういうときは、「まずは一緒に遊ぶ」をやってみてください。
特に兄弟姉妹がいる家庭だと「もっと自分を見て欲しい」という欲求を満たすために、
子どもはエネルギーを使っていることもあります。
それが例え「叱られる」ことだとしても自分の方へ関心が向き、
相手をしてもらえるならもっと反抗してみようという風になることもあるのです。
お母さんからしてみると遊ぶのは疲れるかもしれませんが、
叱るのも遊ぶのもどちらもエネルギーを使うし疲れますよね。
大声で言いたくなったら、一度深呼吸をして自分の持っているエネルギーを「何に使うか」を考えてみてください。
遊ぶのも長時間ではなく、「〇〇を3回だけやろっか」ぐらいの短い遊びでも大丈夫。
どうやっても伝わらない!というときこそ、子どもの気持ちを満足させてあげるのが良いでしょう。
楽しいことのために我慢することを教える
もし子どもが「これはやってはいけない」とわかっていながら続けているのであれば、
「最後の最後、もう本当に叱られたらやめよう」という風に、
周りの大人のことを甘くみているのかもしれません。
そういうときは「〇〇をしたら楽しいことができなくなる」→「楽しいことをやりたいから我慢しよう」と
子どもが考えられるような関わりをしていくと良いです。
例えば、「〇〇していたら、お菓子が食べられないよ・お出かけできないよ」といった感じです。
物で釣るのは良くない気がしますが、2歳ぐらいまでは毎回叱りつけるよりもご褒美を提示して、
子どもが納得して行動する方向へ促した方が良いでしょう。
3歳以降は「これは特別、いつもはだめ」というように
”特別感”を感じるご褒美をつくっても良いですね。
先に楽しいことをするために今は我慢できるようになる、というのは素晴らしい成長です。
我慢を教えるときは、できれば笑顔で関わってあげてください。
子どもが落ち着いているときに教える
何度言っても伝わらず、イラっとして怒ってしまうことがあっても仕方ありません。
それは悪いことではないので、落ち着いた後に「お母さんは〇〇って思ってた」と
本当に伝えたかったことを伝えてあげてください。
叱られているときは子どもも緊張して言われていることに意識が向きづらいので、
お互いに落ち着いてリラックスした状態の時にゆっくりとコミュニケーションをとりましょう。
子どものしつけ:「説得させることに必死になってしまう」

例えば食事中に子どもがわざとご飯や食器を落とすことに対して、
「ダメだよ」「こっちみて話を聞いて」「落としたやつ拾って」「ごめんなさいは?」と教えても、
何回も繰り返しなかなかやめてくれないときもあると思います。
そういうときは、説得することに躍起になりすぎず
「まだわからない年齢なんだな」というゆとりを持ちましょう。
自分が他人からどうみられているのか?というのが気になりだすのは4歳以降です。
「ご飯で遊ぶと恥ずかしい」という気持ちがわく頃に説明すると意外なほどスッと伝わることもあります。
それまでの月齢の時は「今はしつけの練習中」と捉えておくと気持ちが楽になります。
子どもは自分の行動に興味関心を持ってもらえることをとても喜びます。
もしかすると自分がご飯や食器を落とすたびに、
声をかけてくれたり拾ってくれるのが子どもからすると面白い遊びのようになっていることもあります。
ただ、本当にダメなときは「ダメ!」といってご飯を下げてください。
子どものしつけ「理解してることがわかるまで長々と叱る」

叱った時に
「本当にわかってる?」
「理解できてる?」
「これからどうするの?」
と長々と叱るのは良くありません。
叱る側からすると理解しているかどうかを確認したいかもしれませんが、
子どもからするとくどいだけであまり理解できていません。
子どもは一回では理解できないことが多いので長々と叱るより、
伝えたいことをピンポイントで短く繰り返してあげる方が理解しやすいです。
また、どうしたらいいかわからない時に笑ってしまう子もいますが、
そういう時は「ごめんなさいって言うんだよ」と教えてあげましょう。
そこで「なんで笑ってるの!」とか「ふざけてるの?」と怒鳴ったり泣かせてしまうのは、
子どもを追い詰めてしまうだけであまり良くないからです。
叱る時は「あなたはダメ」というあなた言葉より、「私は〇〇して欲しい」という自分言葉で伝えることを忘れずに。
子どもは親から「ダメだ」とたくさん言われると自信を失い、自分の価値を感じられなくなります。
できれば「ダメ」よりも「やめて欲しいな」と伝える方が良いでしょう。
また、夫婦で同時に叱る時は同じような口調にせず、
一方は子どもの話を聞くスタンスにするといった役割分担をすると、子どもも話しやすいのでスムーズになるでしょう。
子どもに伝える時は「短く繰り返す」
子どもにイラっとしてつい感情的に怒ってしまうことがあっても、それは仕方のないこと。
大切なのはそのあとのコミュニケーションの方です。
その瞬間は大人だけでなく子どもも興奮状態になっているので、
リラックスしてから本当に伝えたかったことと、「大好きだよ」と言ってあげると
子どもはとても落ち着きますし、「嫌われていない」と安心します。
叱るときはできるだけピンポイントで短くし、繰り返し伝えるようにしましょう。
そして、何度言っても理解してくれないときは
子どもが「まだ理解できない」「まだ自制ができない」発達の段階かもしれないということを考えてみてください。
食事を落とさずきちんと食べるようになるのも、理解はしていてもその衝動を抑えられないのかもしれません。
そして4歳ごろになり「他人からの見え方」を気にし出すと急にやめることもあるのです。
うまくコミュニケーションをとりながら気長に取り組むゆとりと持てるように、
日頃から自分のコンディションをよくする工夫をしてみると良いかもしれません。