集中できない原因はセルフ・ハンディキャッピング!?勉強中に掃除がしたくなる謎

こんにちは
Smile Houseの妙加です。

人は元々集中することが苦手ですが、現代では集中してやらなければいけない場面も多いので身に付ける必要のある力ですね。
集中力は一種のスキルなので意識してトレーニングしたり、環境を整えると向上していきます。

ところでみなさんは、テストの勉強の際に漫画を読んでしまったり、「今日のプレゼンは体調が悪いから上手くいかないだろう」とやる前から言い訳をしていた経験はありませんか?

いずれもやらなくてはいけないことに集中できていませんよね。
これは【セルフ・ハンディキャッピング】という心理で、集中力を散漫にする原因になっています。

今回は集中したいときに何故か他のことをやり出してしまったり、言い訳をしてしまうセルフ・ハンディキャッピングについてまとめました。

集中できない要因は自分自身!?セルフ・ハンディキャッピングって一体なに?

セルフ・ハンディキャッピング
やらなくてはいけないことや期限も明確で、集中しやすい環境を整えているにも関わらず、何故か集中しきれない・・・。
そういう時は自分自身の内面が集中することを妨げているのかもしれません。
無意識のうちにしているセルフ・ハンディキャッピングとは何なのか?を説明します。

セルフ・ハンディキャッピングとは自己防衛の一種

セルフ・ハンディキャッピングとは【失敗して傷つくことの予防線を自分ではっておくこと】で、【失敗の原因は自分の外に】【成功の原因は自分の内に】と思う心理です。

もう少し砕いて言うと、自分自身にハンディキャップをつけて、失敗したら「自分のせいじゃなく〇〇のせいだった!」と他人や周囲のせいにして、成功したら「〇〇だったけど自分はやれた!」と自分の努力や才能があったからできたと捉えることです。

テスト前に雑誌や漫画を読んだり部屋を掃除してしまって、勉強に集中できなかった・・・というのは、実は”ついつい”ではなく、無意識にいい点が取れなかった時の言い訳を”わざと”作っていると言われています。

セルフ・ハンディキャッピングの具体的な例は?

自分にハンディをかけたくなる場面をあげてみると
・大きな仕事のプレゼン前
・テスト前
・スポーツの大会で好敵手との対戦前
・仕事の納期が近い

という風に自分の実力を試す・試されるといったプレッシャーや、評価が関わっています。

具体例は、

・仕事に取り組み始めた瞬間に、急に懐かしい友人が思い浮かび連絡してみたくなる
・プレゼン前日に夜更かしして映画を見てしまう
・試験前に何故か大掃除を始めてしまう
・仕事が忙しく期限が近いのに手作りスイーツを作りたくなる

など、なんだか「あるある!」と言いたくなる場面ですよね。
それ以外にも、「この状況ならできなくても仕方ないですよね」と周りに同意を求めるのもセルフ・ハンディキャッピングです。

セルフ・ハンディキャッピングしたくなるのはどうして?メリットは?

言い訳はしないほうがいいと思っている人も多いと思うのですが、何故か無意識にしてしまうのは、言い訳をした方がメリットがあるからです。

自分の自尊心と評価を守る!

言い訳できるような不利な出来事(時間がなかった、体調が悪かったなど)を作るのは、失敗した時や上手くいかなかった時に「時間があれば」「体調がよければ」できたと自分を守るためです。

セルフ・ハンディキャッピングをせず良くない結果が出た時に起こる感情は、

・一生懸命やったのにできない自分はダメなやつだ
・勉強したのに点がとれない自分はバカなんだ
・親を失望させてしまったんじゃないだろうか
・上司からの評価が下がったんじゃないか

など自尊心が傷つくことが想像できます。

そのためセルフ・ハンディキャッピングは

■自尊心を守る
■他人からの評価を守る

といった防衛本能からの行動です。

テストの点が悪かったとしても、「全然勉強していなかった」と言っていれば「勉強してないから仕方ない」と周りにも思ってもらえるのと同時に、自分自身にも「勉強していればいい点がとれたに違いない」と思うことができます。

仕事だと「初めて挑戦する分野だから」「もともとのスケジュールがタイトだった」と先に言っておくことで、「そういう状況でも良くやった」という前提を作って失敗した時に評価が落ちないようにすることです。

誰しもセルフ・ハンディキャッピングをしてしまう傾向はありますが、頻繁にする人(やる前から言い訳の多い)は

・プライドが高く自分の弱い部分を認めない
・過去に失敗したことがトラウマになっている

という傾向があります。

セルフハンディキャッピングのメリット・デメリット

自己防衛をするメリットは、

■失敗した時のダメージが減り、自分の心を守る
失敗した時に努力や能力ではなく、〇〇な状態だったという理由づけをして準備しておくと、ダメージが少なくて済みます。

■成功した時に自分の評価を上げる
自分にハンディを課した状況で成功すれば、〇〇な状態でも成功したという風に感じ自分の自尊心が高まります。

【セルフ・ハンディキャッピング=悪い】ではなく、上手く使えば自分の心を守ったり自尊心を高めるのどちらもできそうですね。

逆にデメリットは、

■向上心が弱まり、挑戦したり努力をしなくなる
できなくても仕方ない、どうせ無理だと思っていると向上心は薄まっていき言い訳ばかりして努力することや、挑戦をしなくなる可能性があります。
やはり言い訳は良い結果より失敗を呼び込む方が多くなりますね。

■能力が伸びにくくなる
失敗の原因を外に求めると当然ですが自分自身の成長幅は狭くなります。
セルフイメージを下げることにもなるので、自分の可能性を閉ざしてしまうことにも繋がります。

セルフ・ハンディキャッピングの種類と傾向

大きく分けると傾向は2種類あります。

■獲得的
ハンディキャップを自分で作り出すのが獲得的セルフ・キャッピングです。

・仕事で自分のキャパを超えた量を引き受けて「仕事量が多い」状態を作る
・大事なプレゼン前夜に過度なアルコールを摂取したり睡眠をしっかり取らない
・勉強中に大掃除をし始める

など、自分を不利な状態にして「失敗しても仕方がなかった」と言い訳できる状況を作ることです。

■主張的
自らにハンディキャップがあることを周囲に言っておくのが主張的セルフ・キャッピングです。

・テスト前に「勉強していない」「この科目苦手」「体調が万全じゃない」と言いふらす
・この課題は今の自分には難しすぎるから出来ないかもと外的なもののせいにする
・仕事で〇〇さんの段取りが良くなかったから上手くいかないかもしれないと人のせいにする

など、自分は不利な状態にいると言い訳を先に言っておくことです。

セルフ・ハンディキャッピングの克服方法は?

セルフ・ハンディキャッピング
セルフ・ハンディキャッピングは使い方によっては、心のバランスを保ち、次は頑張ろうという意欲に繋げることもできますが、自尊心や評価を守るためにずっと言い訳をしていると集中することが難しくなり、やる気や向上心も削がれていきます。

もし自分にそういう癖があるなら一度自分にこのままで良いのか?と問いかけてみてください。
自分の実力を十分に発揮したいときは言い訳せずに向き合う強さも必要ですね。

セルフ・ハンディキャッピングは自分で克服できるのでその方法を紹介します。

■効果抜群!【ビッグマウス】
スポーツ選手が試合前に「金メダルを取ります」「絶対に勝ちます」「世界新記録を出します」という風に宣言していますが、まさしくそれが【ビッグマウス】です。

「出来ないかもしれない」という不安な気持ちがセルフ・ハンディキャッピングを生み出すので、人々の前で「自分はできる!」「成功する!」と宣言して「自分はできる!」と思い込ませましょう。

できるできると思い続けると本当にできる気がしてくるのと、宣言すると後に引けない状況が出来上がるので、集中力が高まり自分の実力以上の力も発揮できます。

■失敗=恥を捨ててみよう!
失敗=恥ずかしいと思っているとなかなかチャレンジできないし、日本は失敗=恥という風潮があるので少し勇気がいるかも知れません。

目の前の瞬間だけをみていると失敗したくない!という感情が湧いてくるものですが、実は失敗って回り回ると経験や教訓になり、自分の人生を豊かにする出来事になっているものです。

よく成功している人が「あの時の失敗があったから・・・」というコメントをしていますよね。
成功している人は間違いなくたくさん失敗をしています。

できなかった、と失敗した時の評価も受け入れていくことがありのままの自分を受け止めることに繋がるので、自己肯定感がアップします。

■言い訳をグッとこらえて次へ!
失敗したり上手くいかなかった時ついつい「でも」「だって」「だけど」と言いたくなりますが、グッとこらえてみましょう。

「怒られたくない」「できないと思われたくない」というような気持ちから失敗をカバーしたくて言ってしまうものですが、客観的に見て言い訳ばかりしている人に対してプラスの評価をすることってないと思います。

「すませんでした!」と潔く認めて次に向けて行動し始める人の方が信頼感を感じますよね。

言い訳は自己防衛の手段なので絶対にダメ!というわけではありませんし、特に子どもは言い訳を反応的にすることが多いです。
言い訳していても反省したり自分の行動を振り返って、同じ失敗をしないように考えていたらなんの問題もありません。

自分の行動に目を向けずに同じことを繰り返したり、誤魔化すばかりなら、どうして同じ失敗を繰り返してしまうのかを自分で考えれるような関わりをしてあげるとベストですね。

上手くいかなかったことも努力を認めて褒めて、チャレンジしようとする姿勢を尊重していきましょう。
「失敗してもいいんだ。」と子どもが感じれることが大事です。

大人の場合は、指摘してくれる人がいればとてもラッキーですが、「言い訳ばかりしてないかな?」と自分自身の行動に目を向けてみましょう。
自分を客観的に捉えるのは難しいかも知れませんが、失敗は成長のためには欠かせないので言い訳をグッとこらえて受け止めていきましょう。

■成功するイメージが大事!
何かにチャレンジする時に失敗する理由をたくさん考えてしまう人は、最初に紹介したビッグマウスと合わせて成功する理由、できる理由を考えてみましょう。

できない理由をたくさん探して失敗のダメージに備えるより、できる理由をたくさん見つけて成功イメージを高めていくとより努力もできるし、物事を面白く感じる機会が増えます。

自分と向き合うことが成果への鍵

セルフ・ハンディキャッピングは誰でも行っているし、心の防衛に必要なことですが1つのことに集中しづらくしているのも事実です。

人は同時進行で色々なことをするより一つのことに集中した方が能力が発揮されるので、やはりグッと集中できる力は身につけておきたいですね。

鍵は、【自分自身と向き合うこと。】

できないことを受けれることに価値があるし、集中力を高めるためには必要なことですね。
今まで自分でセーブしていた能力を発揮するためにもぜひ意識してみてくださいね。

子育て×SmileHouse

公式メルマガ【無料】

育児の教科書には書いていない
子育て7つのエッセンス

〜大人が子どもにできること〜

パートナーとの関係性がよくなっていくためには?
子どもの本来持つ力(潜在能力)が邪魔されずに発揮されるために大切なこと。など

これまで私が経験してきたもののなかから
子育てをしていく上で役立つ知識や体験を
7つのエッセンスに集約して、包み隠さず話しています。

お母さん自身が楽しみながら子育てをしていくために
ぜひお役立て下さい。

ABOUTこの記事をかいた人

SmileHouseスタッフの妙加(たえか)です。 仕事に追われつつドタバタと記事を書いていますが、がんばって子育てに役立つ情報を更新していきたいと思っています。 最近はランニングとあんこと半身浴にハマっています♪