【いじめ】いじめは何故気づかない?いじめの構造と1人で抱え込む理由

こんにちは
Smile Houseです。

学校、仕事、習い事、
サークル、クラブ活動、地域交流など

私たちは、何らかの組織に属していたり
集団の中に身を置いて過ごす時間が沢山あります。

集団に身をおくということは人と関わるということです。

子どもも大きくなると、学校に通うようになりますね。
そうすると、少し心配なのが「いじめ」ではないでしょうか?

「いじめなんて自分の子は関わっていない」
「うちの子どもは誰かにいじめられたりしない」
「うちの子どもは人をいじめたりしない」

と他人事のように捉えている方も沢山いますが、
いじめはとても身近で、そして誰でも

いじめる側、いじめられる側のどちらにも
なり得ることなのです。

今回はいじめの構造や、

何故いじめの発見が遅れてしまうのか?ということをまとめました。

いじめって何?

いじめ

いじめの定義は?

いじめの定義ってどういうものなのでしょうか??

ただただ、悪ふざけで遊んでいるのか
子ども同士の喧嘩なのか

それともいじめなのか?
客観的に判断しづらいこともありますね。

文部科学省では
いじめは表面的、形式的にではなく

「一定の人間関係のある者から、心理的・物理的攻撃を受けたことにより、
精神的な苦痛を感じているもの」

と定義しています。

どういうことかというと、

受けた側が「いじめられている」「ショックを受けた」という状態であれば

それはいじめになります。

また、場所などは関係なく人間関係がある全ての者を対象に

苦痛を与えられたと感じたら、それはいじめになるとしています。

行為をしている側はただの悪ふざけだと思っていても

受けている側の気持ちや捉え方が大事だということです。

悪ふざけや喧嘩といじめの違うところは、

悪ふざけや喧嘩は対等な立場で行われていますが、

いじめは

「いじめる側」と「いじめられる側」という立場ができ、

数(1人に多数)や力関係などに差があります。

一時的な衝突で解決する喧嘩とは違い、

いじめは継続的におこなわれ、

時にはいじめられていた側が

自ら命を絶つほど追い詰められるまで徹底的に行われることもあります。

悪ふざけなのかいじめなのかは注意深く見なければいけません。

ポイントは5つあります。

  • 反復性
  • 嫌がることを、反復、継続して行なっている。

  • 同一集団内
  • いつも特定の集団の中で起こっている。

  • 故意
  • 嫌がっていることをわかっていて行なっている。

  • 立場が対等ではない
  • 行為をしている側に、明らかに優位性がある。

  • 傍観者がいる
  • 1対1ではなく周りで傍観して見てる者がいる

ですが、いじめは先ほど申し上げた通り、

行為者ではなく、受けた側がどう感じたか?が重要なので

受けた側の目線で判断されます。

いじめの種類

いじめにも色々と種類があります。

共通しているのは、どれも肉体的、精神的に傷を負うということです。

暴力

叩かれたり、蹴られたり。
わざとぶつかられたり、トイレに閉じ込められたりする。

言葉

嫌なあだ名で呼ばれる、
悪口、からかわれる、脅し。

容姿について

身体や顔といった見た目の特徴、仕草などを
真似されたり、からかわれる。

持ち物などへの損害

教科書へ落書き、破かれる、持ち物を盗られる。

態度

仲間外れ、集団での無視。

心理的な被害

大勢の前で恥をかかせる、
危険な状況に追い込みからかう。

物理的な損害

金品の要求、盗み

ネット

ネット上に画像や動画をアップしたり、
掲示板などでの誹謗中傷。

昔は無視や仲間外れ、暴力、悪口などが主ないじめでしたが
最近ではインターネット上で悪口を言われていたり

画像を公開されていたりするいじめが増えています。

特にインターネットを使ったネットいじめは
相手を特定しにくいものが多く解決が難しいことも多いのです。

いじめの構造

いじめ

いじめが行われているとわかったら

最悪の事態になってしまう前に、そして

これ以上心の傷が深まってしまうのを防ぐためにも
まずは事実関係をはっきりさせ、

何とか解決していかなければいけません。

いじめがどういった構造になっているかを知っておきましょう。

表面的ないじめの内容は多様化していますが、

集団の構造は同じようになっています。

いじめが発生している集団には「いじめる側」と「いじめられる側」

そして「傍観者」という立場の人がいます。

いじめる人

いじめる側の特徴は

リーダー格の人が存在するということです。

リーダーの側には実際に行動として実行する人、

そしてその周りに面白がって見ている群れがあります。

外から見て誰がリーダーかはっきりわかる場合と

誰がリーダーかわからなくなっているかは集団によって色々です。

いじめられる人

そして、いじめられる側の人がいます。

ただ、最近のいじめの特徴として多いのが

いじめる側の集団から、いじめられる側の人が作られるということです。

いじめる側は一枚岩の結束した集団というわけではなく流動的で、

昨日までは仲良くしていたけれど、ある日突然いじめられる側になった

という風にいじめられる人がローテーションしていくのです。

いじめのある集団では

今日は友達だったけど、明日も友達なのかわからない

という緊張感や恐怖、不安を誤魔化すためにも

またいじめが加速していくということもあります。

このように、

対象が一定期間で移っているので

いじめられる側になっていても周囲の人が気がつかなかったり、

以前誰かをいじめていたのなら

それが負い目になって言い出せなかったり、

少し我慢すれば次の人に対象が移るかもしれないと

相談できないまま抱え込んでしまうケースが増えています。

見ている人(傍観者)

そして、もう一つの立場が見ている「傍観者」です。

いじめている側でもないし、いじめられている側でもない人です。

見ている人もいじめているのと一緒だと思う人もいるかもしれませんが、

傍観者になっている人たちには色々なパターンがあります。

いじめが行われているのか調査することになると

話を聞かれるのが傍観者の人たちです。

傍観者には様々な心理状態のパターンがあります。

いじめる側に近い観客タイプ

自らは何もしませんが、いじめられている人を見て

「いじめられる側も悪い。」
「仕方がないことだ。」

といじめている側を正当化しているので

いじめている側に近い心理状態の傍観者です。

また、非があるから仕方がないと思っている自分のことも

正当化したいと思っていることが多いので、

「確かに、いじめられてる子にも問題があるね」
「○○も悪いって言ってたし」
「やっぱり仕方ないよね」

と観客タイプは観客タイプとつるむ傾向があります。

無関心、他人事タイプ

いじめには気づいていても、自分には関係ないと他人事で

無関心を決め込んでいるタイプです。

自分も属している集団や組織で起こっている出来事に対して

無関心で傍観をしているというのは、共感性や社会性が欠けている現れでもあります。

周りで起こっていることや、

相手のことをしっかり自分のことのように感じる力や捉える力は、

今後社会で生きていくためにも必要な力ですが、

無関心タイプの人はその力が現状では弱いということです。

共感性や当事者意識を育てていく必要があります。

何とかしたいけれど、できないタイプ

このままではいけない、いじめている側のしていることが良くないと

わかっているけれど、

「自分がターゲットになるのは怖い」
「何か行動したとことで変わらない気がする」

と、見て見ぬ振りをしているタイプの傍観者です。

こういうタイプの傍観者は
いじめの調査や解決のために重要な人になります。

どうしていじめに気がつかない??

いじめ

一見、集団で行われているいじめが発生していれば

すぐに気がつくと思いがちですが、

実際は

いじめの多くが表沙汰にはなりません。

いじめられている側が我慢したり黙認することで、

よりいじめがエスカレートしてしまうのですが、

最近で「いじめられる人にも理由がある」という認識が

広まってしまっているというのもあり、ほとんどの人が話さないのです。

悪ふざけの範囲なのかいじめなのか?と

いう変化にも気がつかないぐらい見えないところで

行われているのがいじめです。

周りがいじめに気がつかない理由や

本人が話さない理由はいくつかあります。

両親に迷惑をかけたくないから話出せない

親に相談して、心配をかけたくない、悲しませたくないと思い

相談できずに我慢してしまいます。

無理に明るく振舞い何事もないかのように装ってしまい

結局打ち明けられないまま抱え込んでしまう人が多いのです。

さらなる悪化を恐れて話出せない

大人や周りの人に話したことがいじめっ子に知られると

「告げ口をした」と思われ、さらにいじめがひどくなるかもしれない、

相談相手が友達だと、

その子も巻き込まれるかもしれないと思い相談できなくなります。

弱い自分を見せたくない・恥じている

いじめられている自分のことを弱い人間だ、と

恥じている場合もなかなか相談できません。

強い自分でいたいという気持ちや

最近よく言われている「いじめられる人に原因がある」という言葉を

真に受けていると、そんな自分を恥じる気持ちがあるかもしれません。

どちらかというと男の子に多いケースです。

必死にごまかしている

本来なら遊びの延長では済まされないレベルのいじめが発生していても

周りから見ると、遊びの延長にしか見えていない場合があります。

いじめられている側が、必死でごまかしているからです。

後から聞いても

「いじめられている子が笑っていたから気がつかなかった」と

本当に遊びの延長にしか見えていない場合もあります。

もちろん、本当に楽しかったわけではなく、

笑ってその場や自分自身を誤魔化してやり過ごしているのです。

いじめてくる側を無視しても、

抵抗しても、エスカレートするのなら笑って

少しでも被害を少なくしたいという必死の抵抗です。

これも、相談できずにいたり、自分が
いじめられていると周りから思われたくないという心理があります。

自分がいじめられていることを認めたくない

自分がいじめられていることを受け止められない、

認めたくない場合も人に相談できません。

人に自分の状況を相談するというのは、

今の自分を認めることにつながるため

自分がいじめられているのを受け止めたくない場合は

相談できずに抱え込むことが多いようです。

大人を信用していない

親や教師に相談しても仕方がない、

解決しないだろうと諦めてしまっている子もいます。

親も信用できないというのは、

幼少期からの関わりがとても大きく影響しています。

また、すでにいじめがかなりひどくなっていて、

親に相談したとしても、自分を傷つけるようなことを言ってくるのではないか?

と人間不信になっている可能性があります。

親も自分を傷つけるかもしれないと恐れて相談ができないのです。

一刻も早くいじめに気がつかなければいけない状態です。

まとめ

いじめの種類は多種多様ですが、

いじめられる側の心に大きな傷を残し、

トラウマになったりそれが原因で人間不信になってしまうことも少なくありません。

そして、どんなにいじめに合わないように・・・と

思っていたとしても、ほんの些細なことがきっかけになったり

本当に理由もなく

「なんとなくむしゃくしゃする」と思っていた時に目の前を通ったから

というだけでいじめの対象になった。というような話もあるのです。

「こうしていたら大丈夫」「これをしなければ大丈夫だろう」
ということではなく、

どんな状況になっても、

話し合える関係性を作っておくことが大切なのかもしれません。

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ABOUTこの記事をかいた人

SmileHouseスタッフの妙加(たえか)です。 仕事に追われつつドタバタと記事を書いていますが、がんばって子育てに役立つ情報を更新していきたいと思っています。 最近はランニングとあんこと半身浴にハマっています♪