愛着は全部で4種類!愛着パターンの見分け方解説します!

こんにちは
Smile Houseの妙加です。

前回の記事で愛着形成には

しっかりと愛着が形成された
安定型が1パターンと

不安定な形成になった
不安定型が3パターンの

・安定型
・回避型(拒絶型)
・抵抗/両価型(不安型)
・混乱型(無秩序型)

という、合計4パターンがあるとお話ししました。

そして、不安定型の3パターンが愛着障害につながり、
愛着障害の症状は様々で、

愛着の型によって特徴的な症状はありますが、

型に関係なく愛着障害に
多いと言われている症状を紹介しました。

今回は
最初に愛着スタイルの見分け方の
ポイントをお伝えしていきます。

混乱型は、回避型と不安型の
どちらの症状も無秩序に現れることが
一つの特徴ですので、

主に

・回避型
・不安型
・安定型

の例を出していきますね。

愛着は、その人の土台となっている部分ですので、

知識として知るだけでも、
自分自身のことや相手を理解することに

繋がることはたくさんあると思うので、
今回も、じっくりと読んでみてくださいね。

愛着についてと、愛着形成の4パターンについて、以前まとめた記事があるので、
まだそちらを読んでいないという方は、こちらを先に読むとより理解が深まると思います。

「愛着」が人生を左右する!幼少期の関わりが重要な愛着についてまとめました。

2017.07.28

「愛着」が人生を左右する!愛着障害の原因と傾向。愛着形成の4パターンを解説

2017.08.08

愛着パターンの見分け方のポイント

愛着見分け方ポイント

では、愛着の見分け方のポイントを
紹介していきます。

幼少期の頃(愛着形成中)は

・愛着対象者が安全基地として機能しているか?
・ストレスがかかった時にどのような愛着行動をするのか?

というのを

子どもと愛着対象者を離し、また再開させるという場面設定をして、
その時の子どもの反応を観察して愛着パターンを分析する

新奇場面行動法というのを用いていました。

成長してから、
主に大人の愛着パターンを調べるのによく用いられているのは

・成人愛着面接
という面接によって行われるものと、

・親密な対人関係体験尺度
という質問紙によるもの

があります。

これらのテストで、
愛着パターンは

・愛着不安
親密な関係を持っていても、不安になり、
もっと完全な親密さや依存できる関係を求める傾向

・愛着回避
対人関係を避ける傾向

という
2つの因子で概ね決定されることがわかっています。

ここでは成人愛着面接や
対人関係体験尺度の質問はできないので、

簡単なポイントを紹介していきますね。

ストレスが溜まったとき、どうしますか?

愛着スタイルを見分ける一つのポイントが
ストレスや不安が高まったときに

人との接触を
求めようとするのか?
求めなくなるのか?

というのがあります。

1つ目の記事で
愛着行動は、ストレスがかかる状況で起こす行動
だとお話ししました。

通常だと私たちは、

ストレスがかかったり、不安が高まったときは
安心できる相手に相談したり、慰めてもらいたいという

欲求が生まれます。

それが愛着行動として現れるのですが、
この時の行動がどの程度活発になるのかが

その人の持っている愛着パターンによって
違っています。

安定型

程よく増加する

不安型

ずっと誰かに側にいてほしい、
話をしたり、体に触れていてもらわないと不安に感じる

回避型

愛着行動の増加がほとんどみられない、
または、減ってしまう

つらい体験をよく思い出しますか?

子どもの頃のネガティブな体験
(悲しい、腹が立つ、怒り、不安)を

思い出してくださいと言われた時に
かかる時間が、愛着スタイルによって

違いがあると言われています。

安定型

ちょうど不安型と回避型の中間の時間ぐらいで
思い出すことができ、

その際に不安型の人が感じるネガティブな感情の
波及もあまりみられません。

ネガティブな体験、ポジティブな体験
どちらの記憶にも同じようにアクセスすることができます。

不安型

ネガティブな体験へのアクセスが過剰に活性化され、
悲しい体験を思い出すように言われると、

怒りや不安というような他の
ネガティブな感情も掻き立てられますが、

逆にポジディブな、楽しかった記憶へのアクセスが
制御されている傾向がみられます。

回避型

ネガティブな体験を思い出すのに時間がかかる傾向があります。

安定型の愛着スタイルを持つ人でも、
ネガティブな体験を思い出すと

作業効率に影響を与えるという結果がありますが、
回避型の人にはほとんど影響がみられないことが多いと言われています。

どういうことかというと、
回避型の人が思い出す「悲しい」という体験は

あまり悲しくない、浅い部分での体験が
多いからです。

本当に悲しいと感じた体験を思い出して
語るということに、強い抵抗感を示します。

ネガティブな体験を思い出し
向かい合うことに強い防衛が働くのです。

愛する人のために犠牲になれる?

これは、安定型と不安定型(回避・不安)の対比になるのですが、

「愛するパートナーの命が危機に瀕している状態を想像すると、
パートナーの命を救うために、自分の命を危険に晒しますか?」

という質問で、
特徴的な結果が出ています。

安定型

パートナーの命を救うためなら、自分が犠牲になってもいい
と答える傾向があります。

不安定型

他人の命を救うために、自分が犠牲になることを嫌がる、
躊躇う気持ちが強くみられる傾向があり、

自分の価値観や信念のためには
命をかけれるという人が多いのですが、

パートナーのために自分が犠牲になることには
拒否的な反応が多くありました。

また、愛する人の死を

安定型の愛着スタイルを持つ人は
人との関わりや絆の中で
乗り越えていこうとするのに対して、

不安定型の愛着スタイルを持つ人は、
特定の価値観、信念にしがみつくことで、

低い自己イメージを消し去り、
人生や生きることの意味を手に入れようとするのです。

仕事との関わり

安定型

仕事に対して積極的で、大きな問題も少なく、
(あったとしても、解決して乗り越えていこうとする)

一般的に地位が高い、
仕事への満足度が高いという傾向があります。

仕事に人間関係の問題を持ち込まない傾向が
多くみられます。

要因としては、
親、家族などと関係が良好、

パートナーとの関係が良好、
など

支援が受けやすく
仕事にもプラスに作用することが
挙げられています。

不安型

仕事の中でも愛着と関連した行動が多くみられ、
それにたくさんの関心とエネルギーを使っています。

仕事での結果、成功、失敗は
単なる仕事だけの話ではなく、

仕事での結果が、

・自分は受け入れられるのか?
・拒否されるのか?

という

対人関係の問題にすり替わりやすいため、
仕事自体がおろそかになることが起こりやすくなります。

また、仕事をこなせているのか?
ということに自信がなく

平均より給与が低い傾向があり、

そこには自己評価の低さや
自信の欠如も影響していると言われています。

回避型

仕事の問題よりも、同僚などと対人関係の亀裂が多く
孤立を招きやすい傾向があります。

不安型とは逆で、
同僚に対して関心が乏しかったり、

協調性に欠けることが原因にあります。

不安型、回避型共に
不安定型の愛着スタイルを持つ人は

安定型の人と比べ
仕事の満足度が低く、

仕事のストレスや燃え尽きも多い
傾向があります。

親や家族、パートナーとの関係が不安定だったり、
ギクシャクしていることも多いので

支えてもらえることが少なかったり、
逆にこちらが面倒を見なくてはいけない状況になったり
することが起こりやすいため、

それが仕事に影響していると考えられています。

しかし、親や家族との関係がうまくいっていなくても
パートナーとの関係を良好に築き、

安定型の愛着を示すようになってくれば
仕事にも良い影響を与えることが期待できます。

人間関係か仕事か

愛着パターンは、その人の主要な関心へも
影響しています。

不安型

不安型の愛着スタイルを持つ人の関心は
何よりも人や人間関係に向けられる傾向があります。

人からどう見られているのか?
というのがとても気になり、

人からの承認や安心を得ることが
何より重要だからです。

回避型

回避型の愛着スタイルを持つ人は
人間関係よりも、

仕事や勉強や趣味などに重きをおく傾向があります。

対人関係の煩わしさを避けるために、
逃げ場を求めている面があります。

だからといって、
その先で全力でそれに打ち込んでいるわけではなく

どちらかというと、
外から見たときの体裁を整えたり、

周りの人や社会的な非難・欲求を回避するため
という傾向が強いのです。

仕事とのバランスを取るのも苦手で、
仕事に偏りがちなのも特徴の一つです。

愛着スタイルと攻撃性

愛着が不安定な人が、
様々な悩みや問題を抱えやすいのは、

不安定な愛着パターンが
攻撃性や怒りの処理に関わっているからだと言われています。

不安型

子どもの頃は母親に対して強い依存と、
抵抗や攻撃が特徴として認められ、

欲求不満の怒りを母親にぶつける傾向がありますが
外では攻撃性は見られず、

対人不安や緊張が強く、
いじめのターゲットになりやすい内弁慶な面を見せます。

その傾向は大人になってからも認められます。

不安型の愛着スタイルを持つ人は
親・パートナー・子どもという身近な身内に

攻撃性が向けられ、
家庭内暴力の傾向を取りやすくなります。

1つ特徴的なのは、
支えを必要としている間は怒りが抑圧されるのですが、

支えが必要なくなると、
怒りが爆発することが多いことです。

夫婦の場合、
困難に直面している間は、

なんとか抑圧して我慢できるのですが、
状況が落ち着いた頃に

急に離婚届を差し出してくるというようなことが
起こる可能性があります。

回避型

敵意や攻撃的行動が多い傾向があります。

周囲からは、友好的というより、
攻撃的な人という印象を持たれていることが多いのが

回避型の愛着パターンを持つ人の特徴です。

親や身近な人に対しても、
敵意のある言動を見せることが多いようです。

健康管理への影響

安定型

健康を維持するために、
運動、食事に気を使うということにも

熱心に取り組む傾向があります。

飲酒も適度に嗜む程度で、
喫煙、薬物濫用というような健康に
有害な行動は避けようとします。

不安型

不安型の人はストレスが多いため
健康に問題を抱えやすい傾向があります。

にもかかわらず、
きちんとした健康管理は

行なっていない傾向がみられます。

痛みや、不調、苦痛を感じやすいため
些細なことで大騒ぎをする人も多いようです。

ですが、そういう方法が
不安型の人の身の守り方でもあります。

回避型

回避型の人は健康管理に無頓着な傾向があります。

自分のストレスや不調に対してあまり自覚がなく、
状態や症状が悪化してから

気がつき対処するということになりがちです。

そのため様々な疾患の罹患率が高い傾向があり、
本人の自覚のないストレスが、

知らぬ間に蓄積され、
身体症状として現れやすいのです。

喪の作業の違い

喪の作業(モーニング・ワーク)というのは、
親やパートナーなど、身近な愛する人の死に直面したとき、

その悲しみを受け止め、乗り越えていくための
作業です。

ここにも愛着スタイルによって
違いが現れます。

安定型

死とあまり困難なく向き合うことができる
傾向があります。

生前の思い出について、話をすることができたり、
喪失感に圧倒されずに、

悲しみや辛さなどを
そのままに表現できるので、

亡くなった人への愛着は保ちつつも、
緩やかに、薄れさせていくことができます。

相手について肯定的に語りながら、
自分に対しても肯定的に受け止め、

新しい生活へ歩み出すことができます。

鬱や心の病になったりすることは少なく、
喪の作業を進めていきやすいのです。

不安型

不安型の人は喪の作業が長引き、
長期化しやすい傾向があります。

亡くなった人への依存心が強く、
感情的にも深く関わっていたため、

悲しみや喪失感が大きいのです。

存命中は、不満や否定的なことを
言っていることが多いのですが、

亡くなってから1年2ヶ月後の調査では、
故人のことを、理想化して語る傾向がありました。

回避型

回避型の人は喪の作業そのものが
欠如する傾向があります。

涙を流さず、割と平然としている人も
いるようです。

回避型の人は、独立独歩を取りやすく、
親やパートナーへの依存・関心が小さいので

死によって受ける影響も小さくなるということです。

しかし、悲しみや喪失感を感じていないわけではなく、
体調となって現れることが多い傾向があります。

精神的に向き合うことを避けていても、
それが体の症状になって出て来やすいのです。

悲しみを表現することなく数年を過ごしたのちに、
急にそれまで押し殺していた感情が湧き上がることもあります。

また、亡くなってから1年2ヶ月後の調査では、
故人のことを、否定的に語る傾向がありました。

そうすることで、相手から距離をとり、
価値を落とすことで

喪失感を和らげていると言われています。

恐れ・回避型(混乱型)

もっとも喪の作業が困難で
不安定になりやすいのが、

回避型と不安型、両方の傾向が強い
恐れ・回避型の愛着パターンを持っている人です。

不安、抗うつ、悲嘆反応が強く出て、
亡くなる時の光景を思い出して

不安や解離にとらわれるというような
反応も見られることがあります。

アルコールに非避することも多くなります。

愛着スタイル見分け方のまとめ

愛着見分け方

安定型

・愛着の問題は概ね認められない。
(幼少期に問題があったとしても、それを克服した人は安定型の愛着を示す)

・人間関係で、信頼で結ばれた関係性を作り、
維持することもできやすい。

・子ども時代の体験に対して一貫した態度で、
過去や現在の養育者との関係についても客観的に振り返ることができる。

・ネガティブな体験に対しても、共感・許しの気持ちを表現し、
養育者に対して肯定的。

不安型

・幼少期の頃の傷を受け止め、乗り越えることができず今も生々しく抱えている。

・子ども時代や養育者との関係について客観的に振り返ることが難しい。

・恨みや怒りを引きずっていて、曖昧な答えになったり、
感情的になり、不機嫌になったりする。

・養育者を求める気持ちと、憎む、拒否という気持ちが葛藤している。

・人間関係においても、相反する気持ちを抱えやすかったり、
過剰に傷つくなどの傾向があり、不安定になりがち。

回避型

・脱愛着の傾向を示し、過去の体験を切り離して感じないようにすることで
心の安定を保とうとする。

・悲しい体験を思い出すのに時間がかかる。

・信頼したり、尊敬できる人や、それに関わる出来事を
思い出すのも難しい。

・子ども時代に対して一応ポジティプな見方をして
養育者に対しても、肯定的に話す。

・しかし、幼少期の体験の具体的な内容を聞くと、
生き生きと思い出すのが難しく、記憶が乏しい。

・本人の認識ほどポジティブではなく、現実よりも理想化する傾向がある。

・養育者との関係性に何か問題があっても
対して重要ではないという態度がみられる。

・人に頼らず、自分の力で進もうとし、独立独歩の生活を
送りやすい。

・親密な関係を避ける、人を信頼せず、
権力・業績・お金といったものを信奉する傾向がある。

まとめ

今回は、愛着形成の時期(生後半年~2歳ぐらい)に
形成された愛着が

成長とともにどういった特徴が現れてくるのかを
紹介しました。

自分自身や、
身近な人で思い当たることはありましたか??

あくまでも傾向ですが、
自分自身や相互理解につながればいいなと思います。

次回は、
「回避型」「不安型」の特徴についてまとめていきますので

ぜひ読んでみてくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

SmileHouseスタッフの妙加(たえか)です。 仕事に追われつつドタバタと記事を書いていますが、がんばって子育てに役立つ情報を更新していきたいと思っています。 最近はランニングとあんこと半身浴にハマっています♪