それぞれの愛着スタイルの特徴を徹底解説しました!【安定型・回避型】

こんにちは
Smile Houseの妙加です。

愛着の記事もこれで4記事目になりました。
今までの経緯は、

1 愛着とは?
愛着行動、愛着形成の段階

2 愛着障害とは?
愛着の形成パターンと愛着障害のついて

3 愛着障害について
成人してからの愛着パターンの見分け方

と、まとめてきました。

「愛着」が人生を左右する!幼少期の関わりが重要な愛着についてまとめました。

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「愛着」が人生を左右する!愛着障害の原因と傾向。愛着形成の4パターンを解説

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2017.08.18

この先の流れは
それぞれの愛着パターンの特徴、

今回は主に
・安定型
・回避型

を紹介して、
次回に

・不安型
・混乱型

そして
・愛着障害の克服方法

と進んでいきます。

今までの記事を読んで、
もしかしたら

自分や周りの人に対して
何か当てはまるかも?と感じたり、
気づくことがあった人もいるかもしれません。

まずは何事も、知ること、
そして、気づくことがとっても大事なので

今回もじっくりとお付き合いくださいね。

安定型の愛着スタイルの特徴

安定型の特徴

安定型の愛着とは、
愛着に関しては問題なく形成されている状態のことですね。

約60%の人が安定型の愛着スタイルです。

安定型の対人関係

安定型の人の大きな特徴として
対人関係での絆の安定性があります。

どういうことかというと、

自分が愛着して信頼している人が
自分のことを愛し続けてくれるという安心感を持っています。

そのため、
・自分は嫌われているのかもしれない
・この人からの愛情はいつかなくなってしまうのかもしれない

というようなことで
疑心暗鬼になったり、悩んだりせずに過ごすことができます。

また、困った時や助けて欲しい時は
周りの人は助けてくれるという信頼感が強いため、

気軽に相談や、援助を求めることができるので、
人間関係で感じるストレスを抱えにくく、

また仕事や人間関係のバランスもよく、
楽しみながら取り組むことが自然にできるので、

仕事や友人に対してストレスを
溜め込まずに付き合っていける傾向があります。

前向きで素直

安定型の人のもう一つの特徴として、
素直で前向きな姿勢があります。

人からの反応や言動を肯定的に
そのままに捉える力があるので、

・相手が自分を否定している
・相手は自分のことを蔑んでいるのではないか

というような誤解や疑いを持ちません。

安定型の愛着を持っている人は
自分自身に対しての肯定感や信用があるので、

そもそも人の反応や言動に
あまり左右されずに過ごすことができます。

意見の違い

人はそれぞれ価値観が違うので
意見の違いというのが必ずうまれますが、

安定型の愛着を持っている人は
自分が相手の意見を否定したり、要求を拒否すると、

相手が傷ついたり、
自分のことを嫌いになるんじゃないか

という心配をせずに関わることができます。

自分の考えや気持ちを言葉にする
=相手を否定することではない

ということがきちんと別問題として
認識されているからです。

自分の意見や気持ちを偽って相手に合わせたり、
思ってもいないことを言って不誠実なことはしません。

相手を信頼して、尊重しているからこそ、

自分の意見や気持ちの本音をオープンに話す方が誠実で、
相互理解につながるという考えを持っている人が多いからです。

お互いに意見を交換して話し合うときも
相手に勝とうとしたり、感情的に対立してしまわず、

相手への配慮や尊重することは忘れずに
客観的なスタイルでゆとりを持って話すことができます。

相手の主張や考えによって、
自分の存在や立場や居場所などが

脅かされると受け取らないので、
危機や恐怖から身を守るための攻撃に移る必要がないのです。

別れ

愛する人との別れがあった場合、
涙を流し、悲しいという気持ちは感じますが

・その気持ちに飲み込まれ、心が不安定になり、生きる気力を失う
・抑え込んで、平気なふりをしたり、何事もなかったかのように振る舞う

というようなことはせず、
自分の感情をそのままに受け止めることができます。

そのため、その人との思い出を回想したり、
悲しい気持ちはそのままに表現することができるので、

出来事を短い時間で受け入れることができます。

自分の中にその大切な人が生き続けていると感じ、
乗り越えて前向きに生きていこうとします。

回避型の愛着スタイルの特徴

回避型の特徴

回避型の大きな特徴は
人と親密な関係を求めず、

距離をおいた距離感を好むことです。

親しい関係や情緒的な共有に心地よさを
あまり感じず、重荷に感じやすい傾向があるため

親密さを回避しようとするのが特徴的です。

親密な関係が苦手で一人を好む

上記にもありますが、

回避型の愛着スタイルの最大の特徴が
親密な関係が苦手で一人を好む傾向があるということです。

・縛られない
・人に依存しない、依存されない
・自立自存の状態が最良

というような心理があると考えられています。

孤独のみを愛する、
他人と過ごすことに全く興味がない

というわけでもなく、
その気になれば人付き合いができる人も多くいますが、

それには努力や多少の苦痛が伴うので
基本的に一人の方が気楽で良いという傾向があります。

同じ回避型といっても様々な人がいますので、
中には、

自分の属している組織などでも
気持ちを共有することや

仲間と一緒にいることに価値を感じない、
時間の無駄だという

ネガティブな捉え方をする人もいます。

あまり自分のことをオープンにしないので、
相手が親しみを込めて接してきても

対応に戸惑ったりそっけない反応をしてしまうこともあり、
他人に対して、

「あなたに興味関心がありません」というような
無言のメッセージを送ってしまうということも度々起こります。

そのため、表面的で
薄い人間関係しか築けないのです。

原因の一つとして、

人からどう見えているのかという不安や
人に対してこわさを感じているというのではなく、

親密な関係性になるとともに伴ってくる
自分への持続的な責任を避けようとする心理があります。

人間関係の責任を嫌う

責任をとるという状況にいることは、

逃れられない重圧や
自分が何としてもやり遂げなければいけないというような

プレッシャーが少なからずかかります。

回避型の愛着スタイルを持つ人は
そういう逃げ場のない状態を嫌い、いつでも逃げることのできる

束縛のない状態の方が安心できるため、
人との間でもその傾向がみられます。

イメージとしては、
ペットとして飼われている犬は

家、ご飯、散歩、飼い主とのふれあいというような
ことが用意されていますが、

その生活は窮屈に感じ、
野良犬の方が良いという感じで、

縛られることなく、自由に生きていたいという
欲求を持っている傾向があります。

人の生活で責任が増す場面といえば、

就職、昇進、リーダー
結婚、親になる

というようなことがあり、
喜ぶ人も多いのですが、

回避型の愛着スタイルの人にとっては
自由の縮小というように感じやすく、

周りから見ると、
周りに合わせたり、馴染むように暮らしている場合でも、

心の中ではどこか窮屈さを感じていたり、
不自由さを感じている場合があるのです。

責任を受け入れている人もいる

回避型の愛着スタイルを持っていて
責任に縛られることが苦手だと言っても、

もちろん、人それぞれなので
結婚し、親になり、

会社でも地位のある役職についていたり、
社交的に見える人もいます。

愛着が人に大きな影響を与えているのは事実ですが、
それが全てではありません。

ただ、少し踏み込んで私生活をみたときに、

・親友と呼べる友達がいない
・家族との会話が少ない
・性生活が淡白
・趣味に没頭していて、他のことに興味がない

というような状態の場合もあります。

このような場合は
表向きは社交的に振舞っていても、

親密な関係や
責任のある関係を築くことを避けているとも言えます。

葛藤を避ける

回避型の愛着スタイルのもう一つの
特徴的なところは葛藤を避けようとするところです。

人との積極的な関わりを好まない理由のひとつに
葛藤を避けるためというのがあります。

人とぶつかり合うことが苦手で
人との間に問題のない状態を好むので、

そういう状況になるぐらいなら、
自分の意見や考えを話すことより

自分が身を引いでもそういう事態にならないよう
収めようとする傾向があります。

葛藤を避けようとするのは、
回避型の愛着スタイルの人は

そういう人と関わる中で感じるストレスに
弱い傾向があるからです。

葛藤を避けられず、
ストレスが溜まってくると、

反応的になり、攻撃的な言動になりやすい
と言われています。

相手の感情や痛みなどに無頓着なところがあるので、
一度スイッチが入ってキレると

自分が相手を傷つけていることに気がつかなかったり、
歯止めがきかずに爆発してしまうこともあるので

一見、冷静そうに見えても、
少し注意が必要な部分でもあります。

物事に対して醒めた一面

回避型の愛着スタイルを持つ人は
何事に対しても、

どこか醒めた部分があります。

本気になって、熱く、がむしゃらに取り組むということが
とても少ない人が多いです。

言い方を変えれば、
そういった強い感情を抑えるのが得意なので、

それに捉われたり、振り回されたりせず、
クール、ドライといった印象を与える人も多いです。

感情的になったり、本気で熱くならないようにすることで、

そうした時に感じるかもしれない感情や起こる事実、
傷つくことなどから自分自身を守っているとも言えます。

感情の認知が鈍感

回避型の愛着スタイルの人は
愛する人との別れに対しても、クールに振る舞う傾向があります。

私たちの感情が強く現れる場面の一つに「別れ」が
あります。

これは引っ越し、失恋という別れもありますが、
一番強く情動として現れるのが、死別です。

とある実験で、別れの場面に直面した
回避型の愛着スタイルを持つ人の脳を検査すると、

感情に関する脳の反応が抑えられているという結果が出ています。

また、

・パートナーと死別した人たちをインタビューをして
その内容をどれぐらい覚えているか?

という実験では
開始直後からほとんど覚えていない、

・感情が湧き出るような出来事の写真を見せて、それが
どういう場面の写真か理解するまでの時間は?

という実験では
理解できるまで長い時間が必要だった

という結果と、

このような出来事は、
感情に影響するような場面でだけ見られた症状で、

風景や、普通の光景の写真では認められなかった
という結果が出ています。

どういうことかというと、

聞いたこと、感じたことを早く忘れているのではなく、
頭に入ってくる時点でシャットダウンしてして
できるだけ感じないようにしている傾向があるということです。

このようなことから、
回避型の愛着スタイルを持っている人は

自分や他人の
感情や表情の読み取りや認知が苦手で、

不正確に読み取る場合もあるという結果が出ています。

自己表現が苦手

回避型の人は、人との接触や
自己開示を避けるため、

自己表現をする能力が育ちにくいという
傾向があります。

コミュニケーションの機会が少ないので、
会話でも微妙なニュアンスを理解・認知したり、

親しみを求められていることや
愛情のサインに無頓着で気がつかないこともあり、
周囲から鈍感だと思われることが多くなります。

人との距離が深まっていく出来事に

・時間の共有
・体験の共有
・感情の共有

というようなことがあります。

喜怒哀楽など、感情を共有することで
関係性は深まっていくのですが、

回避型の人は感情を抑える傾向があるため、
距離が縮まりにくいのです。

他人との間に親密な関係が生まれると、
自然と持続的な責任が生じてくることは

なんとなくわかっているので、
無意識に感情表現を抑え、

責任や束縛から自由でいようとしていると
考えられています。

表情が乏しく、気持ちと違うこともある

自己表現が苦手な一面は
表情にも現れます。

特に、喜び・関心の表情が乏しい傾向があるようです。

嬉しいときは嬉しい顔、
悲しいときは悲しい顔、

というように
気持ちと表情は一致しているものですが、

回避型の人は
気持ちと表情が食い違っていることがあり、
それも特徴の一つです。

実験として、映画を見てもらい、
その時の表情を記録して、

後からどんな気持ちだったかを聞いた結果、

安定型の人は
気持ちと表情が一致していたのに対して

回避型の人は
悲しみの表情を浮かべている時に

「怒っていた」と答えることがあったり
表情と感情が一致しないことが多く見られました。

回避型の人が自己主張しやすい場

回避型の人は対人関係では
あまり自己表現はしないことが多いですが、

仕事や趣味など、特定の領域内で強く自己主張する
場合が多いようです。

普段あまり自己主張しないだけに、
周りからもわかりやすいかもしれません。

他の場面での表現が乏しい傾向がある分、
その人の聖域ともいえるこだわりの部分や

熱意を傾けていることも多く、

その場合、誰かから侵されることを好まない
傾向があります。

後回しにしがち

回避型の人はとにかく
「面倒くさがり」なところがあります。

やらなければいけないと
わかっていても

めんどくさいと感じることは
後回しにしがちで、

切羽詰るまでほったらかし
という人が多い特徴があります。

自分の嫌なことや、興味のないことも
「回避」しようとする癖があるのです。

また、人との関わりも「めんどくさい」と
感じることがあり、

そういうことを避けるために
引きこもりのような生活に憧れを抱いている人もいます。

努力してまで、つながりや絆を作ったり
保ちたいというように思わない人が多いため、

人間関係においても淡白になりがちなのです。

現状維持を望む傾向

回避型の愛着スタイルの人は
現状維持をしたいという願望が強い傾向があります。

理由としては、

・興味のあること以外に、時間やエネルギーを使いたくない
・失敗することを恐れている。

というものがあります。

リスクを取らず、現状維持をする

私たちは、たとえ今
興味がないことだったとしても、

長期的に見ると、

・自分自身の経験や器を広げていける
・人間関係が広がり豊かになる
・自分の思い描いている未来に近づける

かもしれない
というメリットや、魅力を感じると

自分の時間やお金や気力、エネルギーを
投資として費やしたりします。

ですが、回避型の人は、

もしかしたら得られるかもしれないものを
手にできないとしても、

「投資」というリスクを負いたがらず
避ける傾向があります。

得るものはなかったとしても
失う危険もない、というのが現状維持です。

回避型の愛着スタイルの人の特徴の
何事もどこか醒めた一面があるというのにも

繋がっています。

無気力な傾向があるというと
わかりやすいかもしれません。

現状維持の反対は「変化」です。

しかし、変化するためには、
リスクがあったり、困難があったりと
たくさんのエネルギーが必要になります。

無気力な状態は、活力が低下している状態ですので、
この変化をする際のエネルギーが湧いてきにくい

状態になっているということです。

そのため、少しぐらい問題があったとしても、
自ら進んで変えようとはせず、耐える方を選ぶ傾向があります。

できなかった自分を認めたくない

現状維持を望む理由の1つに
失敗を恐れている

というものがあります。

失敗した時に受ける精神的なダメージを
恐れているのです。

失敗をすると、できなかった自分を受け止めなければいけません。

ですが、回避型の愛着スタイルの人は
もともと、自分に自信のない人が多いので、

失敗すると、それが自己評価=自分はダメだ
ということにつながりやすく

さらにダメージを受けてしまいます。

そのため、
目標に向かって頑張ることに消極的になりがちで、

困難に遭遇したり、達成できないかもしれないという
気持ちがわくと、

本来なら踏みとどまって健闘し、粘り強さが必要な場面でも
諦めてしまう傾向があります。

能力があり、達成できそうな目標であっても、
失敗するかもしれないという恐れを感じると

チャレンジすること自体をやめて、
実力以下の選択肢を選ぶ人もいます。

やりたいかどうか、
自分の成長のためにはどうか

というような基準ではなく

安全かどうか?というのが
大きな判断基準になっています。

自信がある人と、ない人の違いは
スキルや、能力的なものではなく、

「自分はやろうと思えばなんとかできる」
と自分のことを信じているか、

「自分は何をやってもできない」
と自分のことを信じていないか

という、自分自身への信頼度の違いです。

自分に自信がない人は、
自分に対して否定的な認知や、

マイナス面を見る傾向が強いので、

何かうまくいったことがあっても、
その中でもダメな自分や、

できなかった部分に目を向けがちで、
できたと思っていたけれど、

やっぱりこれは失敗だったなという
マイナス思考な結論になりがちになるため、

次に何かあったとしても
チャレンジする活力が湧かないという

ループにはまっていく可能性が高いのです。

幼少期の探索が不足している

回避型の愛着スタイルの人の
消極的な一面や、変化に対してのエネルギーに乏しい

要因の一つに、
幼少期の頃の探索不足があります。

愛着を形成する際に、
対象者が安全基地になり、

探索活動をして感じた不安や恐怖を
癒す場所として機能していなければ、

子どもは安心して自分の知らない世界に出ていけず、
自分の世界を広げるための冒険をしなくなります。

そのスタイルが成長してからも維持されるので、
大人になってからも、自分のできる範囲内や、

安心できる場所で過ごす傾向になります。

私たちの心の活力やエネルギーは
物質的なエネルギーとは少し違っていて、

使ったら使った分だけ減るものではなく、
程よく使用して循環することで、

さらにたくさんのエネルギーを生み出したり、
精力的に活動することができる一面があります。

そのため、
できる範囲内のことだけや
安心できる場所だけで過ごしていると

新しい刺激が入ってくることが少なくなるので、
エネルギーの循環が起きず、乏しい状態のままに

なりがちになるのです。

実は、エネルギーを使わずに、

温存しているだけでは私たちの活力は低下して、
枯渇していくようになっているんですね。

そうなると、さらに、
変化をさせるエネルギーは少なくなっていくのですが、

たとえ新しい刺激や価値観、出会いがないとしても、
本人が満足して良いと感じているのであれば、

現状維持も全く問題ありません。

常に変化を求める人もいれば、
現状維持を求める人もいるのは、

価値観の違いなので、
大切なのは、

本人が現状をどう捉えているかです。

助けを求めることが苦手

回避型の愛着スタイルの人は

・人に頼る
・助けを求める
・甘える

ということが苦手な傾向があります。

「他人は信用できない」
「他人はあてにできない存在だ」

と、人への信頼度が低いことと、

助けを求めたり、弱い部分を見せると
否定されたり、見下されたり、

ひどい目にあわされるのではないかと
人への不信感があります。

そのため、何か問題があっても
人の助けを借りたり、頼る事よりも

なんとか自力で解決しようとする傾向があります。

この回避行動が、
相談したり、助けてもらうことを阻み、

孤立した状況や、
無支援の状態で奮闘することになります。

これは、一人で解決できる問題であれば
いいかもしれませんが、

能力以上の出来事や、
一人で解決するには難しすぎる出来事の場合、

多大なストレスがかかった中で、
奮闘し続けることになるので、

精神的にも身体的にも追い詰められ
かなり消耗します。

ですが、そのような状態であっても、
その気持ちや現状を打ち明けずにいることも多いため、

周囲は気がつかなかったり、
様々な身体症状(頭痛、吐き気、腹痛、動機など)が現れたりしていても、

普段と変わらない様子で過ごし、

耐えられる限界まで耐えて頑張り続けて、
ある日突然心の糸が切れてしまったり、燃え尽きてしまったりという

ことが起きたり、
その問題の責任を放棄することで自分を守ろうとする傾向があります。

恋愛や結婚に対して

愛着スタイルが表面に現れやすいのは
親しい人との間です。

そのため、恋愛や家族との関わりで
淡白な部分や、絆を守ろうとする意思が弱い部分が

表面化しやすいので
親しい人との愛情を試される場面でもあります。

子育てや結婚への積極性

親密で持続的な信頼関係が必要な人間関係に
結婚や子育てがあります。

回避型の人は、社会的、経済的に十分に可能な状態であっても、
結婚や子育てを重荷に感じやすいのです。

そのため、
「絶対結婚したい」
「絶対に子どもが欲しい」

ということに
意欲関心が薄いため、

相手からそれを求められると
苦痛に感じ、愛情が薄れていってしまうという

可能性もあります。

共感性が未発達

回避型の愛着スタイルの人は、
自分自身の気持ちや痛みに鈍感な分、

他人の気持ちや心の痛みにも鈍感な
ところがあります。

とても困っていたり、
苦痛に感じていたとしても、

こちらが求めるほどには心配してくれなかったり、
気遣いが足りないと感じる場面があるかもしれません。

回避型の人は
共感性が乏しい傾向があります。

本当に心から冷たいわけではなく、
人の痛みや感情を認知することが

困難だったり、
苦手な部分なのです。

あくまで他人事として、
客観的に受け止めがちで、

相手にもわかってもらいたい、
という心の共有を強く願う人からすると、

パートナーが回避型の愛着スタイルの人だと
寂しく感じたり、冷たく感じるかもしれません。

共通の趣味・関心

親密な付き合いを苦手とする回避型の人ですが、
長続きしやすい関係性のパターンもあります。

それは、
仕事、趣味など、

特定の物や範囲で趣味・関心を共有し、
その部分で付き合っていくことです。

これは恋人や夫婦になったとしても、
当てはまる部分があり、

回避型の人が最初のうちに本当に興味や関心があり、
愛しているのは自分の趣味・関心です。

それをパートナーと共有していく時間の中で
相手への共感性や尊重する気持ちが生まれて

長い時間をかけて愛着が形成されていくと
パートナー自身のことを愛するようになり、

関係性が続いていきます。

ですが、たどり着くまでに時間はかかります。

回避型の夫、不安型の妻

上記のようにうまく愛着が形成されて
関係性が続けば良いのですが、

これは、パートナーの愛着や
物事のとらえ方、愛情など様々な協力が必要で、

実は稀なケースです。

一般的に一番多いのは
回避型の旦那さんと不安型の奥さんが一緒になるパターンです。

不安型の奥さんが、
もっと親密な関係を作って欲しい、
子育てにもっと積極的に関わって欲しい

と欲しいと求めることが
回避型の旦那さんからすると、

束縛や重荷に感じて
嫌気がさしてしまい、

摩擦が生じていくということは
少なくありません。

子どもができて、関心が自分から離れ、
親密な関係性の欲求が薄まったと思ったら、

次は子育てへの欲求・・・・
というのが負担なんですね。

もともと共感性が乏しかったり、
無頓着な一面があるので、

不安型の奥さんからすると、
そういう対応がストレスの原因になることがあります。

話や相談に対して上の空だったり、
興味がなさげな態度で対応をしてしまうというのが

積み重なっていくと
奥さんからは失望や軽蔑の目を向けられて、

旦那さんは家の中で評価されない状態になるという
悪循環が生まれやすいのです。

愛着は形成し直すこともできますが、。
さらに不安定になり、

混乱型(恐れ・回避型)の
愛着スタイルになることもあります。

お互いが決意を持って、
修正すること、関係性を続けていくことを決めないと、

夫婦関係はいがみ合ったり、口論、敵意というような
環境を作り出し、

家庭内別居、離婚というような方向へ進みやすくなります。

助けを求められると怒りが湧く

カップルを対象に行われた実験があります。

カップルに対して、女性の方だけ苦痛を伴う実験の被験者に
なってもらうということを伝えてから、

それから5分間モニタリングをして、
その後実験は中止になったことを告げ、

反応を見るというものです。

苦痛を伴う実験と聞くといい気はしませんね。
不安や恐怖を感じると思います。

結果は、不安を感じたというのは
どの愛着スタイルでも共通していたのですが、

回避型スタイルの愛着を持つ人は
男女ともに強い怒りを見せました。

・回避型の男性
女性の不安が強いほど怒りが強い
女性が男性の助けを得ようとすればするほど強い怒りを見せる

・回避型の女性
不安が強ければ強いほど怒りを見せる
男性の支えが得られない場合や
男性の怒りが強いほど怒りを見せる

という結果が出ています。

つまり、
回避型の愛着スタイルを持つ人は、

パートナーが困っている時や
自分の支えを必要とするときに

助けを与えることよりも、
怒りの感情が湧きやすいということです。

いざという時に
助けになるのではなく、

怒りに反応している姿を見ることになるかもしれません。

回避型の人にとって
頼られたりすることは、

面倒事で、
そんなことを持ち込んだことに対して

怒りを生むのです。

また、その怒りが、
助けを得られないと相手の怒りを強める悪循環になっています。

これは男性側を助ける設定にしましたが、
男女問わず、

回避型の愛着スタイルの人は

助けや支えを差し伸べるということが
スムーズに行われにくい傾向があるということです。

回避型の愛着が有効に働く場面

人の感情の認知に鈍感になりがちですが、
これは悪いことばかりでもありません。

言い換えれば感情に左右されにくいので
物事を客観的に見たり、冷静に対処する能力が

高い人が多い傾向があります。

そのため、
冷静な判断力が必要な職種で力を発揮しやすいのです。

実際、回避型の愛着スタイルの人は
専門的な技術や能力で一流の人が多いのです。

回避型の愛着対象者の傾向

養育者の基準が優先

回避型の人の、
否定的な物事の捉え方や、

自信のなさの原因の一つが、
養育者の価値観を基準に育てられたという点です。

こういう養育環境にいた人は、
幼少期の頃に

「あまり褒められたことがない」
という人が多い傾向があります。

養育者の基準を半強制的に子どもに当てはめて、
出来た、出来ていないの判断や、

出来ていないところを
注意、指摘して育てられていることが多いです。

いわゆる、減点方式の子育てですね。

それに加えて、
養育者が望む枠や型にはまっているかどうか?

という状況だと、

子どもは主体的に行動したり、
積極的な行動起こす能力は育たないまま

成長していくことになります。

言われたことを出来るだけ正確に、
間違えることなくこなすことが安全で、

良かれと思って行動しても、
余計なことだと、注意されてしまったり、

失敗すると指摘される機会が増えるだけだと

言われたことをこなす→主体的に動くと居心地が悪くなる
失敗すること→こわい、悪い、自分はダメだ

という価値観が出来上がるのです。

支配的な養育者に育てられ責任感が育たない

回避型の愛着スタイルの人が
責任を避けようとすることも、

養育環境が大きく影響しています。

養育者が支配的で、
基準や枠にはめ込み

言う通りにするように育てられると、
責任を避けるようになっていく傾向があります。

子どもからすると、
自由や、自己表現ということよりも、

怒られないように、
失敗しないようにと

養育者の意向に沿うように生きているので
周りや本人に自覚がなくても

人生は苦痛そのものです。

大人になる頃には、
養育者や周りの人の言いなりになったり、

やらされたりすることに対して
嫌気がさしていたり、

鬱憤が溜まっているのですが、
今まで、自分からチャレンジしたりする機会も少なく、

養育者の定めた基準に達しているかいないかという判断で
責められてきているので、

嫌気がさしていても、
その行動パターンが定着しています。

そのため新たに
役割や責任に縛られることに反応的になりやすく、

新しいチャレンジに対しては臆病になりがちです。

幼少期からの関わりの中で知らないうちに

責任、役割=苦痛、不自由、縛られる
という価値観が積まれていくのです。

そのため、支配的な養育者の元で
育った子どもは責任を避けようとします。

強い支配から生まれる二面性

上記のように支配を受けて育つと
回避型の愛着スタイルになりやすいのですが、

支配的な養育者の元で育つと、

回避型でも、
・自分は人に甘えられない
・過度に依存しようとする

という二面性を持つ場合があります。

甘えられない、甘えるつもりもないけれど、
養育者に依存せずにはいられず、

自立できなかったり、
なかなか離れることができないという

問題を抱えることがあります。

甘えられない、だけど依存するしかない
という両極端の気持ちの間で葛藤しながら

不安定な中で生きにくさを抱えていく
パターンがあります。

ネグレクト型の養育者

支配とは逆で、幼少期から放置され、
放任状態で育った回避型の人は、

困難やストレスを感じる状況で
一人になろうとする傾向が強く出やすくなります。

安定型の人は、そのような状況になると、
人との関わりを求めたり、助けを求め、

人と関わっていく中で、
安心、癒し、助けを得ながら、

その困難に取り組もうとしていくのですが、

ネグレクト型の養育者に育てられた
回避型の人は、

人が助けてくれるという信頼感も低く、
自分が困っている状況での人との接触も

煩わしく感じたり、
精神的に負担に感じやすいので、

より一人になろうという思考に
なっていきやすい傾向があります。

まとめ

今回は、
「安定型」と「回避型」の
特徴についてまとめてみました。

前にも書きましたが、

愛着に障害があるからダメ、
悪いということは、全くありません。

愛着スタイルが活きる場面もありますし、
一つの個性でもあります。

次は
「不安型」と「混乱型」について
まとめますので

ぜひ読んでくださいね。

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SmileHouseスタッフの妙加(たえか)です。 仕事に追われつつドタバタと記事を書いていますが、がんばって子育てに役立つ情報を更新していきたいと思っています。 最近はランニングとあんこと半身浴にハマっています♪