【愛着障害】不安型の愛着を持つ人が人間関係や恋愛で見せる特徴

こんにちは
Smile Houseの妙加です。

不安型の愛着を持つ人は、

  • どれだけ愛されていても信用できない
  • 自分のコンディションが他人の言動で変わる
  • 他人からの評価で自分の価値を決める

という特徴があります。

今回は不安型の愛着を持つ人が

  • 人間関係
  • 恋愛やパートナーとの関係性

で表れやすい特徴をまとめました。

【不安型の愛着スタイル】人間関係に表れやすい傾向

愛着

不安型の愛着スタイルを持つ人は周りの人にとても気をつかいます。

不機嫌、無愛想な人がいると
怒っているの?何か自分がしてしまったの?嫌われているの?

と不安になるからです。

このように一番の感心事が

  • 自分は人に受け入れられるのか?
  • 自分は嫌われていないだろうか?

というところにあるのが不安型の愛着スタイルを持つ人の大きな特徴です。

相手によく思われたい

不安型の愛着スタイルを持つ人にとって人との関わりで大事なものは
「愛情」や「思いやりの大切さ」です。

これは、自分が相手に関わる時に

「自分は相手を大事にしているのか」よりも、

「自分は人からどう思われているのか?嫌われていないだろうか?受け入れてもらえるだろうか?」

というように、

【自分に対してどれぐらい愛情や思いやりを大切に関わってくれる人なのか?】
が気になっているのです。

そのため、

不安型の愛着スタイルの人は
相手も自分に対して大きな関心を持っていると思い込みがちになります。

もう少し説明すると、

不安型の人は

  • 相手によく思われたい
  • 嫌われたくない
  • 迷惑じゃないだろうか

と思いこみ、たくさん気を遣っているので、

「相手も自分と同じぐらい
自分に対して関心を持ってくれる」

と勝手に期待しているのです。

しかし、

実際のところ周囲の人は、
不安型の人が思っているほどには気にしていません。

周囲の人は周囲の人でそれぞれの生活や人生があるので、
そんなに人のことばかり気にしていないし、

むしろ不安型の人が送っているメッセージにさえ気がつかないこともあります。

ですが、

不安型の人はそういった場面でも

「嫌われたのかな?」
「無視されたのかな?」
「自分に興味がないのかな?」

とつい考え過ぎてしまう傾向があります。

また、相手の表情や言動に敏感で変化を読み取るスピードは早いですが、
相手が感じている感情や意図に対して不正確だったり誤解も多くなります。

解釈に不安要素がプラスされ、
怒っている、嫌われていると誤認することが多々あるからです。

このように、過剰に気はつかうけれど、気遣いが空回りしてしまうのが
不安型の愛着スタイルの大きな特徴です。

自分の価値は他人が決めると思い込む

これは極論になりますが、
安定型の愛着の人は誰からも愛されなくても大丈夫です。

なぜなら、自分の価値や存在意義を自分自身でしっかりと持っているため、
他人に依存していないからです。

しかし、不安型の人は違います。

親しい人やパートナーが自分をどう評価するかによって自分の価値が変動すると感じています。

愛されていると感じると自尊心が保たれ、
「自分は価値がある、存在していいんだ」と思うことができますが、

愛されていないかもしれないと感じるとたちまち不安になり、
自尊心を保てず「自分は価値のない存在なのかもしれない」と落胆していきます。

つまり、

自分自身の価値や存在理由が
他人に依存している状態なのです。

これは、同じ愛着障害である「回避型」と大きく違う部分で、

愛情をそれほど重要視していない回避型の人からすると
全く想像できない部分でもあります。

不安型の人は、

自分が愛されているのかどうか、
どのぐらいの価値のある存在なのかどうかは、

他人がどれだけ自分を愛してくれているかにかかっているのです。

これは幼少期に養育者から
無条件の愛情を十分に受けれず自己肯定感が低く形成されたため、

自分の価値を自分で認められずに他人に依存してしまう傾向があるのです。

他人からされた自分の評価が、そのまま他人の評価になる

不安型の愛着スタイルを持つ人は
他人からされた自分の評価が、そのまま他人への評価に反映されます。

自分に対して

  • 親切にしてくれた
  • 大事にしてくれた
  • 愛情を注いでくれた

というような良いことや愛されていると感じた場合は
自分もその人に対して同じ分だけ愛情を返そうとします。

ですが、

自分が思っているほどに与えてもらえなかった、感じ取ることができなかったとなると、
そこで不安や怒りが生じて、相手の存在そのものが無意味になってしまいがちです。

愛情を与えてくれる人に返すことはできるのですが、

与えてくれない人に対して、
自分から辛抱強く、愛情を与えて関係性を保っていくということが困難な傾向があります。

他人に対して否定的な見方をする

健全な愛着スタイルの人は、

基本的に他人は

  • 自分へ親切にしてくれる
  • 応援してくれる
  • 無条件で愛してくれる存在だ

という人に対する基本的な信頼があるので、他人に対して肯定的です。

ですが、不安型の愛着スタイルを持っている人は
他人に対して、

  • 従属的になりやすい
  • 支配的になりやすい
  • 否定的になりやすい

といった特徴を持っています。

それぞれを順に説明していきます。

人に対して従属的になる

不安型の愛着を持つ人は

  • 愛されたい
  • 受け入れられたい
  • 認められたい

という気持ちが強いため、

  • 嫌われる
  • 見捨てられる
  • 拒絶される

ことに対して非常に強く反応します。

そういった素振りを感じると

  • 何度も相手の愛情や存在を確認しようとする
  • 相手の顔色を伺う
  • 相手の欲求や命令に従う

といった服従の立場をとり、相手をつなぎとめようとします。

相手が拒否や拒絶の素振りを見せたと感じたら、

相手が自分のことを都合よく利用しようとしていてもはっきり拒むことができないケースも多々あります。

人に対して支配的になる

不安型の愛着を持つ人は従属的になりやすい傾向はありますが、
中には支配的になる人もいます。

従属的な人は、嫌われるかも、見捨てられるかもと不安になりますが、

支配的な人は、

  • 他人は自分のことを傷つけようとしている
  • 自分のことを欺こうとしている
  • 自分を裏切ろうとしている

という強い疑心感を感じるので攻撃的になるのです。

人に対して否定的

不安型の愛着を持つ人は自尊心が低いため、
自己評価も低く、自信がありません。

そのため、

  • 自分は何の取り柄もない
  • 自分は愛されない
  • 誰にも気にしてもらえない
  • 受け入れてもらえない

というような評価を自分自身にしています。

そのため周囲の人に対しても

  • 自分のことを大切には思っていないだろう
  • 自分のことは後回しにされるだろう
  • 自分のことなんて気にしてくれないだろう
  • 自分のことをうっとうしく思うだろう

というように、

「他人は自分を大切にしない」という評価を
知らずのうちに周囲の人にしています。

不安型の愛着スタイルの人は

常に身近な人に依存して自分のことを認めて「承認」してもらうことで
安心感を得て気持ちを安定させていきます。

異性と恋愛モードになりやすい

私たちの人間関係は大きく分けてしまうと2つあると言われています。

1つが、愛着関係です。

愛着関係とは、

愛着対象に接近して関わりを持ち、
愛情や安心を得る情緒的な繋がりの関係性です。

もう1つが、連携関係です。

連携関係とは、

作業や課題などを達成していくために協力したり、
協議したりする関係性で、

利益や目的などで結びついた、
どちらかというと便宜的で合理的な関係性です。

この愛着関係と連携関係をうまく結びバランスをとることが
対人関係を良好にし、人生を豊かにすることに繋がります。

愛着スタイルはこの人間関係のバランスにも影響力があります。

安定型の愛着の人は時と場合に応じて、
愛着関係を強めたり、連携関係に徹したりとバランスをとることができますが、

不安型の愛着の人はどちらかに偏りやすい傾向があり、
特に、連携関係にすぎない関係性を愛着関係だと錯覚しやすい傾向があります。

不安型の愛着スタイルの人は、
愛されたい、承認されたいという強い欲求がありますが、

それに加えて、

相手を理想化したり、
その相手と触れ合いたいという無意識レベルの願望があると言われています。

このような傾向は恋愛にも現れます。

通常であれば、時間と共に相手を知っていってその過程で惹かれていくというのが自然な流れですが、

不安型の愛着の人は
まだ関係性の浅い段階であっても、相手が自分の話を否定せずに聞いてくれたとしたら

  • この人は私の話を何でも聞いてくれる
  • 私のことを受け入れてくれる
  • 自分のことをわかってくれる人だ

というように理想化しやすいということです。

しかし、それはただただ頭の中で想像しているだけの話なので、
実際に相手が本当にそういう性格なのかどうかわかりません。

相手からしてみると、
自分自身が勝手に理想化して見られているというのはわからないことなので、

傍目から見ると、

「自分を慕ってくれている」
「自分を頼りにしてくれている」

とうつりがちで、あまり悪い気はしないことが多いのです。

このようなすれ違った土台の上に成り立つ
不自然な関係が恋愛へと発展していく傾向があるのです。

しかし、

これはあくまで理想や空想で実のあるところに基づいていないため時間と共に、
「何かが違う」と違和感を感じることが多くなり破綻することも多くなります。

べったりとした依存関係を好む

不安型の愛着の人は適度な距離が保たれている限りでは

こちらの顔色を伺ったり、
機嫌を損ねないように気を使ったりと

とても優しく、人当たりの良い人が多い傾向があるので
友達として接している間は心地よさを感じる人も多いのが特徴です。

不安型の人の不安定な部分が明確に見えてくるのは親密な関係になってきた時です。

根本の心の中では見捨てられることを恐れているため、
親密な関係になると他人に寄りかかり「依存」状態になっていきます。

親しくなるにつれ相手と自分の距離がわからなくなり、
相手を自分の一部のように思い込んでいくのです。

自分が愛されているかどうかを様々な方法で確かめようとする確認行動も増えていきます。

例えば、

  • 疑う気持ちや嫉妬心
  • 独占欲からの束縛
  • 相手の行動を監視したがる

というような行動をとるようになります。

自分の幸福度が他人の言動次第になる

急激に依存してくる人に対して、
対応できる時もあれば、もちろん、事情により対応できない場合もあります。

ですが、そういう余地はなく、

かまってもらえなかったことや
自分の求める愛情を与えてくれなかったことに怒りや不安を感じ、

それを相手にぶつけてしまう傾向があります。

そのため、相手が次第に重荷に感じ、
疲弊していってしまうパターンが多くなります。

見捨てられたくないという気持ちからの行動が相手にとっては負担になり、
結果的に、見捨てられてしまう形になるのです。

必ずうまくいかないわけではなく、

理解のある人、忍耐力のある人と出会い関係性を作ることができて、
愛着対象が同時に依存対象となり、不安型の人を支えていくことで関係性が続いていくこともあります。

ただ、相手の理解や深い愛情がないと難しいでしょう。

他人に対して攻撃的になりやすい

相手を失うかもしれない不安や恐怖を感じる一方で、その気持ちを素直に表現できず、

  • 相手のプライドを傷つけるような発言をする
  • 相手を試すような言動をする

というようにわざわざ相手を怒らせるような行動をすることがあります。

その根底には、
「相手は自分のことをおろそかにしている」という被害者思考があります。

しかし、献身的に関わっている相手からすると、
妥当性もなければ、思ってもいないことを言われたり、されたりすることになるので、

最初は支えになってくれていたとしても、度々にわたる攻撃に疲れて
離れていってしまう可能性があるのです。

また、他人を批判したり責めることは同時に自分のことを責めることにもなるので、
自己嫌悪になり心の状態が不安定になりやすくなります。

不安型の人の怒りは他人へも自分へも向き、
結果として自分も他人も傷つけてしまうのです。

期待されるとプレッシャーに感じる

自分のことを認めて欲しいと強く思っているので、

「期待、賞賛されると嬉しい!」と思う反面、
「その期待を裏切ってしまったらどうしよう」という両極端な気持ちが生まれ、

プレッシャーに感じることがあります。

とある実験で

「魅力的な異性が、自分に対してとても関心を示している場合と
全く示していない場合でパフォーマンスに違いが出るのか?」

ということが調べられたのですが、

安定型の愛着スタイルを持つ人は

関心を示されることが自信や意欲を高めることにつながり、
パフォーマンスが上がったのですが、

不安型の愛着スタイルを持つ人は

関心を示されると両価的な葛藤が生まれ、
集中力に影響してパフォーマンスが下がる傾向があると結果が出ています。

目の前のことに集中するよりも

求められていることに応じることができるのか、
期待に沿えなかったらどうしようか

という気持ちが影響していると考えられています。

【不安型の愛着スタイル】恋愛や身近な人に表れやすい特徴

愛着

愛着行動が最も強く出る相手は
パートナーや恋人といったとても身近な相手です。

不安型の愛着を持っている人は恋愛の中でも不安定になりやすい傾向があります。

相手の愛情が足りないと感じる

不安型の人は他人を理想化しやすいのと関連していますが、
愛着対象者(恋人や依存対象)に対してとても期待値が高いのが特徴です。

子どもの頃、愛着対象者から無条件の愛情を注がれなかった影響から、
強い愛情飢餓を感じている状態です。

そのため、

  • 相手からすると十分にサポートしている
  • 周囲から見て十分なサポートを受けている

ように見えていても本人からすると

「自分が期待していた感覚や理想には達していない」

と感じやすいのです。

周りが100%の愛情を示していても、50%や30%しか受け取れていないため、
相手の愛情がいつも「足りない」と感じています。

本当はとても愛されていても
相手に対して「足りない」「もっと愛して欲しい」と不満や怒りをぶつけてしまいます。

相手からすると、

「あなたは思いやりが足りていない」
「あなたは全然支えてくれない」

とネガティヴな評価をされ続けるので
結果として愛情やサポートしようという意欲を失っていき、

どれだけしても報われない状況に相手は疲弊して離れていってしまうことも
起こりえるのです。

肯定と否定を併せ持つ

身近な人に対して

  • どこまでも愛して欲しいと求める気持ち
  • 傷つきたくないから拒絶したい気持ち

という極端な気持ちを抱えやすくなります。

過保護に甘やかされていた一方で、
養育者の意に沿わないことをすると強く拒否された

という両極端な育て方をされていた人も多いからです。

大人になれば何らかの理由で拒否されたとしても、

「今は忙しいのかな」
「今は疲れていたのかな」

など、相手の状況や気持ちを理解することができますが、

子どもの頃はそういったことは理解できないので、

「愛してくれるときと、拒否される時がある」
という認識になります。

つまり、
愛情が無条件ではなく、養育者次第で注がれたり拒否されていたので、

状況が変われば自分は見捨てられるかもしれないという不安を感じたまま成長していきます。

そういった環境の中で育つと、パートナーに対しても

たくさん愛情を注がれても、いつかなくなるかもしれないと疑心暗鬼になり、

「この愛情は本物かわからない」
と、少しでも自分が傷つかないよう、相手に対して否定的に捉えてしまうのです。

自分の価値を自分で決めていく

不安型の愛着を持つ人は、

  • 自分の価値を感じられない
  • 自分の素晴らしさを認めることができない

というように、

自己評価がとても低い状態であることと、

自分の楽しみや喜びを自ら見つけたり、作り出すことが苦手という状態です。

子ども頃に戻ってもう一度やり直すことはできませんが、

愛着をしっかりと安定させることはできますので、ぜひ他の記事も参考にしてみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

SmileHouseスタッフの妙加(たえか)です。 仕事に追われつつドタバタと記事を書いていますが、がんばって子育てに役立つ情報を更新していきたいと思っています。 最近はランニングとあんこと半身浴にハマっています♪