アスペルガー症候群の対応!知っておきたいポイントやトラブル対応法を解説!

こんにちは
Smile Houseの妙加です。

アスペルガー症候群最後の記事は
アスペルガー症候群の人への対応についてです。

基本的にはまずはアスペルガー症候群を理解することです。

特に子供は自分で環境を選んだり作ることには限りがあるので
周りの大人が適切に対応をすることが

とても大事になります。

今回は主にアスペルガー症候群の子供との接し方について
気をつけたい点をまとめました。

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アスペルガー症候群の人との接し方ポイント

アスペルガー症候群対応ポイント

予想しやすい環境にする

アスペルガー症候群の人は
急な予定変更や臨機応変な状況にストレスや苦痛を感じやすいので

わかっている予定や段取りは
前もって伝えておくようにします。

また、伝える際は
可能であれば文字や目で確認できるコミュニケーションを
利用することがオススメです。

予定が変更になったり、
急に対応しなくてはいけないことが

実際にはありますが
その際も急に行動の指示をするのではなく

予定が変更になったことをきちんと
伝えることが大事です。

暗黙のルールは明確に

アスペルガー症候群の人にとって
暗黙のルールを察して理解することや

曖昧な指示、皮肉などの言外に含まれる意味を
理解してもらえるだろうというのは期待せず、

理解できないと捉えて関わるようにします。

そのため、できるだけ明確に伝えることが必要なことと
場にそぐわない場面で、どうしても聞いたり話したがる場合は

「今ここでその話はできない」
「その話はあと○分でおしまいにしてね」

ときっちり伝えることや、

いつ、どこでなら話したり質問しても良いのかの
代替案を提示するなどの対応をしましょう。

具体的に、明確な指示をする

アスペルガー症候群の人は
同時に色々なことをすることは苦手なので

指示をする場合は
一連の行動であっても1つずつ

そしてできるだけ短くして伝えるようにします。

例えば、
「服を着替えてから手を洗ってきて、そこ座ってご飯食べて」

「服を着替える。」
「手を洗う。」
「食卓の椅子に座る。」
「ご飯を食べる」

というのを1つ1つの行動が終わってから
その都度伝えていくという感じです。

「そこ」「ちゃんと」「あっち」
など曖昧な表現は避けて、

「そこ掃除して」→「机の上をふきんで拭いて」
「服ちゃんと着てね」→「ボタンは上から下まで全部閉めてね」

という風に具体的な表現にします。

穏やかな環境、声は張り上げない

アスペルガー症候群の人は
感覚過敏の症状をもっている人もいるため、

騒々しい環境が苦手な人が多いようです。

また、大声で叱ることや
声を張り上げると怒られていると勘違いしたり、

声に驚いて内容の理解に時間がかかったりと
逆効果です。

ついイライラして
声を張り上げてしまいそうになることは
あるかもしれませんが、

できるだけ感情的にならず、
あだやかに話しかけ接することが大切です。

感情的になってしまうと、
伝いたい内容よりも、感情的になっていることに

気が向いてしまいがちで、

「怒られた」「拒否された」と受け取ってしまい
その気持ちだけが残ってしまうことが多くなります。

褒めることを忘れず、ポジティブな関わり、叱り方をする

アスペルガー症候群の人は記憶力が優れていることが多く、
褒められたことを後々まで覚えていることが多いため、

それが成長のきっかけに繋がったり、
自信につながりやすいため、

善行や長所は積極的に褒めることを心がけましょう。

また、逆に否定的な言葉も後々まで覚えていることが多いです。

幼稚園や小学校の頃に叱られたことを
誰に、いつ、どこでなど細部まで覚えていることもあります。

どちらかというと学校などの集団生活の場では
叱られたり注意されるような行動をすることが多くなるため

アスペルガー症候群の特性からの行動だと理解されていなければ
叱られてばかりで自信をなくしたり、

成長とともに、自分が周りの人と違う言動をしがちだということに気がつき
自己否定をしてしまう

というのがよくあるパターンでもあります。

そのため、幼少期から褒めることを意識して
接することがとても大事です。

叱る場合や注意する場合も「だめ」ではなく肯定的な言葉を
使うようにするのがよりオススメです。

例えば、
「~しちゃダメ」より「〇〇しよう」です。

「寝る前は歯を磨かなきゃダメでしょ」ではなく
「寝る前は歯を磨きましょう」という表現です。

こだわりは矯正より活かす

アスペルガー症候群の強いこだわりや関心は
特性の1つであり、

変えようとすることは得策ではありません。

また同じようにできないことを
「頑張ればできるはずだ」と思い込んでさせることも、

失敗体験を繰り返し自信を失うだけで
効果がありません。

特性は変わらないということを理解して
それを活かす方向で関わることが大事です。

また、実は1つのことから関心が移っていくことは意外と
多いものです。

例えば、動物図鑑がお気に入りで
ずっと見ていたところから

文字への関心に移ったり、

バスが好きな子が、
そこから路線図や地理へ関心が移ったりです。

もっといろんなものに関心をもって欲しいという気持ちで
それを取り上げて無理矢理に興味を移そうとするよりも、

今興味をもっているものを活かす方向性がオススメです。

特性からの行動は冷静に対応する

子供の中には大人や周囲の人に対して
わざと困るような行動、怒らせるような行動をとり

気を引こうとしたり、
どこまで自分のことを許容してくれるのか?と

試そうとする行動をとる場合があります。

そういう場合、子供は
「怒られるかもしれない」
「これはやってはいけないことだ」

とわかっていて「わざと」しているのですが、

アスペルガー症候群の子の場合は
わざとしているのではなく

「周囲が困るかもしれない」
「相手を怒らせるかもしれない」

ということへの「認識不足」だったりするわけです。

想像力や社会性の障害からですが、

相手の気持ちを理解することが困難なことや
場の空気を読むことが難しいことが原因の1つです。

この場合、ただ闇雲に叱ったとしても、
なぜ叱られたのかわからず、

ただ叱られただけで効果はほとんどありません。

冷静に
やっていいこと、ダメなこと、

などを明確なルールにして理解できるように
文字や言葉で繰り返し教えて伝えることが

適切な関わりです。

育て方が原因ではない

アスペルガー症候群の原因は明確には
なっていませんが、

明確にわかっていることは、
両親の接し方が原因で発症する疾患ではないということです。

幼い頃から難しい言葉を知っていたり、
難しい漢字を知っているから

周りから、無理矢理勉強をさせていると思われたり、

場の空気が読めないことが
「わがままでしつけのできていない子」と思われたり、

同じことを何度言ってもできない時に
「自分の育て方が間違っているのかもしれない」
「愛情が足りていないのかもしれない」

と自分自身の子育てを責めたりと
様々な摩擦が起こることが考えられますが、

アスペルガー症候群の特性は先天性であり、
生まれた後の関わりは発症には何の関係もなく、

成長とともに表情が現れているだけなのです。

・アスペルガー症候群の発症と育て方は関係ない
・アスペルガー症候群の特性は変えることはできない

ということを理解して
個性として向き合っていくことが大事です。

起こりやすいトラブルへの接し方

アスペルガー症候群トラブル対応

アスペルガー症候群の人のトラブルは
本人は何の悪気はなくとも

トラブルに発展していることも多いため、
周囲の理解がとても大切です。

会話が一方的で相手を無視しているようにみえる

自分の言いたいことを一方的に話し、相手の話は聞かない
一緒にいても、自分の興味関心のあることばかりをする

など、
これはコミュニケーションの障害でもあるのですが、

2つのことを同時にすることが苦手ということも
原因になっています。

1つのことに夢中になると
周りが見えなくなってしまうのです。

会話がうまくいかない場合などは、

「今は私が話す番です」
「〇〇の次に話してね」

と明確に指示をするなど工夫をしましょう。

気持ちや場の空気を読めない

これもアスペルガー症候群の特性の1つで、
相手の表情を察知しながら話したり、

場の空気を読みながら行動すること、
言外に含まれる意味を察することが苦手なため

そういう場面になった時に1つ1つ教えていく必要があります。

例えば、病院の待ち合い室では
「みんなが静かに座っている場では、静かにする」
「お医者さんは静かに座って待つ」

など

「〇〇の時は~する」とパターン化して
教えていきましょう。

表情や仕草などに意図や感情が含まれることも
実際に見せたり、写真などを使って意味を教えていきます。

冗談がわからなかったり、
会話の内容に対応できずに、

会話がすれ違ったりすることも多々ありますが、
そういうことも1つ1つ意味や

どう捉えればいいのか教えていきましょう。

冗談はどこが面白くて、なぜ人は笑うのか?などを
説明していくのです。

ルールの理解が苦手

体を動かしたり、スポーツをすることが苦手な人が
多いですが、

複雑なルールを理解しながら
スポーツをするということも苦手な人が多いです。

教える場合のコツとしては、
最初に勝敗を伝えると、それにとてもこだわる傾向があるので、

まずは全体像をビデオ、写真など視覚で見れるものを
使いながら教えることがオススメです。

視覚過敏からの症状

触られることを嫌がる

触覚が過敏で触られることを不快に感じて
体に触れるコミュニケーションを嫌がることがあります。

相手に対して負の感情があるから拒否しているのではなく
触られた時の感触が嫌だから拒否しているということです。

無理に触れるのではなく、
嫌がらない触れ方や、抵抗のない触れ方を探して

そこから少しずつ慣らしていったり、
声かけしてからスキンシップをとるなど

工夫していきましょう。

トイレ嫌い、お風呂嫌い

芳香剤の匂いや、水が流れる音、便座の感覚、明るさなどが苦手で、
トイレが嫌い、もしくは家のトイレしか使えないということもあるようです。

家のトイレの場合は、嫌がる要素を改善しましょう。

ですが、無理矢理連れていったり、
トイレで用を足すように強制すると

トラウマにつながってしまうことがあるので
注意が必要です。

同様の理由でお風呂が嫌いな子も多く、
顔に水がかかるのが嫌、頭からお湯をかけられる感覚が嫌い、

こもった空間に響く音が苦手
洗われる時の感覚が嫌いなどの理由があります。

そういった場合は、急にお湯をかけたり、洗おうとせず
少しずつ水遊びで慣らしていったり、

洗い方を教えて自分でできるようにしていくのが
オススメです。

好き嫌いが多い

子供の好き嫌いは気になる人が多いのですが、
ただのわがままで好き嫌いしているのではなく、

食感、見た目、匂いなどが苦手で嫌いという場合も
多くあります。

また、極端な好き嫌いは成長とともに収まっていく
傾向があります。

無理に偏食を矯正しようと叱ったりすると、
それこそ好きなものしか食べない、お菓子ばかり食べる

というようなことにもなるので、

まずは、食感、見た目などを変えるために
切り方、調理方法、味付け、盛り付けなどを変えるなどの

工夫をしてみましょう。

また、本人は食べなくても周りの人がとても美味しそうに
食べていると「自分も食べてみようかな」という気になることもあります。

危険を予測できない

高いところから飛び降りたらどうなるか?というようなことを
想像することが苦手なため、

高い木に登って飛び降りるというような
危ないことも予測することなくしてしまうことがあります。

その結果、怪我をしたり、他人を傷つけたりすることに
つながってしまうこともあるので、

してはいけないこと、
危ないことなどは

何をしてはいけないのか、
どうしてしてはいけないのか、

どうするのが良いのかなど
はっきりと伝えて教える必要があります。

その際、「危ないでしょ!」や「なんでそんなことするの!」と
曖昧で抽象的に言っても、

なぜそう言われているのかがわかりません。

なので注意する場合も
「やめなさい」と短く、はっきり伝えます。

同じ間違いを繰り返す

アスペルガー症候群の人が同じ間違いを繰り返すのは
何が間違っているのか、どうして間違っているのか

どうすればいいのか?などがわかっていないからです。

ついついイライラしてしまって
「何回言ったらわかるの」などを

言ってしまいそうになりますが、
感情的に伝えても効果がないため、

冷静に根気強く教えることが必要です。

また、教えようとしていることが
その子の発達に見合っていなかったり、

教えたとしても間違えやすい環境にいたりすると
改善することは難しいです。

また、何度か言っていますが、
教えるときは絵や写真など視覚的に見れるコミュニケーションが
わかりやすくてオススメです。

まとめ

アスペルガー症候群最後の記事は
対応の仕方、ポイントについてまとめました。

アスペルガー症候群の特性は
知っていれば理解できることが多いので

きちんとした知識を得ていれば
わかる場面がたくさんあります。

また表面的に見るとテクニック的ですが、

アスペルガー症候群でも、
定型発達であっても

大事なことは、
きちんと目の前の子供を1人の人として

理解すること、知ろうとする姿勢です。

ぜひ今回のアスペルガー症候群シリーズも
参考にしてくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

SmileHouseスタッフの妙加(たえか)です。 仕事に追われつつドタバタと記事を書いていますが、がんばって子育てに役立つ情報を更新していきたいと思っています。 最近はランニングとあんこと半身浴にハマっています♪