5.しつけのタイミングと発達メカニズムの関係

こんにちは!

「すべては子どもの笑顔のために」
SmileHouseの小名由美子です。

前回は、
『「2つの力」を使って子どもの能力を開花させる』ということで、

・子どもの発達の方向性と順番には個人差がある
・それぞれの子どもにとって適切な環境を整えていく
・そのためにはお母さんの観察力と洞察力が欠かせない

といったことをお話しました。

子どもにとって、適切な環境は、
自分の興味を持ったことに自分から働きかけられて、
自分で選べる、という状況です。

興味のあるものを選べるし、好きなだけできるとなると、
繰り返し繰り返し、自分が満足するまでやれますし、

その結果、それができるようになる。

とてもシンプルなのですが、そのためには、
その子に今何が必要なのかを見極めていく必要があります。

それができるのが、
いつも一番近くで子どもをみているお母さん。

表面的な言動だけをとらえるのではなく、
子どもの状況に思いを馳(は)せてみるというのは
本当にとても大切な行為だと感じます☆

さて、子育て7つのエッセンス、5つめは、

「しつけのタイミングと発達メカニズムの関係」です。

子どもの発達メカニズムを知ることで、
しつけの適切なタイミングを知ることも可能になってきます。

今回は、特に、
これを知っているだけで子育てがラクに、楽しくなるものを
厳選してピックアップしたいと思います♪

それでは、いきましょう!

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5.しつけのタイミングと発達メカニズムの関係
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私はこれまで教員生活も含め20年余り、
教育学や心理学など様々なことを学び、体験してきましたが、

今、子育てをするうえで、
一番タイムリーに役に立っている知識と言えば、

なんといっても、

「モンテッソーリ教育」の「敏感期」の理論と、
「脳科学」の「脳の発達」の知識です!

もう、このことは、
私自身も、しっかり知れてよかったな〜と
しみじみ感じています。

それでは、早速、その
「敏感期」と「脳の発達」についてお話していきますね☆

まず、少しだけ前回の振り返りになるのですが、

「洞察する」の中で、こんなお話をしました。

————–
例えば、

食事をしようとした子どもが大声で泣き始め、
「もう食べない~」とぐずり始めたとします。

その言動だけを大人の側から捉えると、

「きちんと食事をするべき時にぐずるというのは困った言動」となるかもしれませんが、

困っているのはむしろ子どもの方で、ぐずるのにはぐずるだけの、
子どもには子どもの理由がきちんとあるのです。

少し洞察してみることで

子どもは、もしかしたら・・・・

・眠いのかもしれない。
・どこか痛いのかもしれない。
・何か怖い思いをしているのかもしれない。
・いつもと違う雰囲気で戸惑っているのかもしれない。
・スプーンやフォークがいつもの場所にないのが嫌なのかもしれない。

————–

このシチュエーションは、
実は、うちの長男にもよくあったのですが、

長男の場合は「もう食べない~」という理由は、
だいたいが「スプーンやフォークがいつもの場所にないのが嫌」というものでした。

これは、
「モンテッソーリ教育」では、

「秩序の敏感期」

という理論で説明できます。

「敏感期」というのは、

子どもがある能力を身につけるために、
外界のあるものに特に敏感になり、
子ども自ら主体的に働きかける、ある一定の時期。

のことなのですが、

例えば、

「秩序の敏感期」で獲得する能力は「秩序や道徳心」
といったように、

この敏感期で、
子どもは様々な能力を獲得していく、と言われています。

少し例をあげてみていきましょう。

子育てをしている中ではよく見る光景なのですが、

・メリーやガラガラをつかもう、握ろうとする。
・路肩のブロックの上や道路に書いてある白い線の上を歩こうとする。

子どもは何度も何度もこういったことを繰り返すことで、
物を握ったりつかんだりできるようになりますし、
まっすぐ歩けるようになっていきます。

これらは、どちらも、
ある動きを身につけるために、
子どもが自分の周りにある環境に主体的に働きかけている

「運動の敏感期」の様子なのです。

「スプーンやフォークがいつもの場所にないのが嫌」という
先ほどの例でいうと、

これは、「秩序の敏感期」の中でも
「場所」についての敏感期の様子で、

いつも同じところに同じものがないと嫌というものです。

「秩序の敏感期」には、
他にも「順序」や「所有」に対する敏感期がありますが、

こういったことに敏感になりながら、
子どもは、秩序や道徳心を手に入れていくのです。

ある一定の期間、子どもが「秩序」に対して敏感になるのは、
発達の観点からみても、とても大切な期間なのです。

大人が、子どもに何かを無理やりさせようとしたり、
途中で遮ったりしたのでは、
子どもの能力を十分に開花させることはできません。

子どもが、ある能力を獲得するためには、
子どもが主体的に環境に働きかけ、
集中して何度も何度も繰り返すことが必要なのです。

敏感期について少し理解を深めるだけで、

「きちんとさせないと!」と
無駄な意識や労力を使わず、見守れるようになりますし、

むしろ、

「おぉ今は、この発達課題にチャレンジしてるのね~」なんて、
子どもの成長や日々の様子を見るのが更に面白くなってきたりします♪

また、子どもが、
「今どういう発達段階で、何ができるようになろうとしているのか」
という視点で子どもを見れるようになることで、
「どうしたらよいかわからない」と困ることも少なくなっていきます。

お母さんの正しい子どもの理解と心の余裕が、
子どもの能力を最大限に伸ばすことにつながっていくのです。

それでは、次に、「しつけ」についても
敏感期や、脳の発達という視点から考えてみましょう。

この「しつけ」については、
よく実際に、お母さんたちから
どのようにしたらよいかというご相談を受けます。

「いつごろからしつけをすればよいのだろう?」
「どのように叱ればよいのだろう?」
と、悩んでいたり、

・立派な大人になってほしい。
・人に迷惑を掛けない人になってほしい。
・きちんとしつけをしてあげないと子どもがかわいそう。
・小さいころからしつけないと後になったら難しい。

お母さんたちは、そんなふうに思っていて、

子どもたちを何とかきちんとさせようと、
叱ったり、言い聞かせたり、
時には手をあげるという光景も目にすることがあります。

「敏感期」の子どもの言動は、

大人には一見理解しにくいものだったり、
この時の子どもは熱中していて他のことが耳に入らなかったり、
ある意味強い自己主張だったりします。

そのため、「もうおしまい」と言ってもやめなかったり、
こちらの望む行動をスムーズにしてくれなかったり、
泣き叫んだり、ということがあるかもしれませんが、

それがその時期の子どもにとって必要なこだわりなんだということや、
子どもがその時興味のあることを
集中してやり続けることが大切であることを知っていると、

お母さんは
「きちんとしなさい」
「さっさとしなさい」という意識から離れ、

待ってあげたり、
集中して取り組める環境を用意して
見守ってあげることができるかもしれません。

また、脳の発達の点からいうと、

人が自分を律することができるようになるのは、
前頭連合野が発達する4歳くらいからであり、

それまでの子どもに、
我慢するということを要求しても、
子どもがそれを実践することは難しいとされています。

そのことを知っていれば、
「ダメなことはダメ」とはきちんと伝えるけれど、
「できなくて当たり前」ですから、

「言っても言っても聞かない。」
「きちんとできない。」

というのも今は仕方ないということで、
お母さんのストレスも減るのではないかと思います。

確かに、子どもに、
「ダメなことはダメ」と教えていくことはとても大切です。

ただ、その時に、
先ほどの「敏感期」のことや「脳の発達」について知っているかどうかで、
お母さんの子どもへの関わり方はずいぶんと変わると思いますし、

「全く言うことを聞いてくれない。」
「きちんとさせないと。」という
お母さんのストレスもずいぶんと変わってくるのかもしれません。

今回は、

「5.しつけのタイミングと発達メカニズムの関係」ということで、

特に、「敏感期」と「脳の発達」について、
お話させていただきましたが、

そのほかにも、子育てに必要な知識を正しく知るだけで、
子育ては、ずいぶんと楽になったり
楽しくなったりしていく可能性を持っています。

情報があふれ、何が正しいかを判断したり、
何を信じるかを選択したりということが必要な時代です。

是非、お母さん自身が、
自分の心を柔らかくして、
自分でしっかりと確かめながら、
子どもさんと関わっていけたらよいなと思います。

今後もSmileHouseでは、
お子さんとお母さんにとって役立つ知識を
いろんなカタチでお伝えできればと思って

『天才を生み出す子育てレシピ』

と題して、
子どもの教育だけに留まらず
お母さんお父さんの心を見つめたり整えたりするためのヒントも
動画見放題の「通信講座」でお伝えしています♪

もっと子育てや自分自身に役立つ知識や情報を
増やしていきたいと思っている方には

とてもお勧めできるものですので
興味のある方は以下の画像ボタンから詳しい内容を確認してみてくださいね。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

それではまた次回お会いしましょう!

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